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2013.09.01

白鳥神社(南部町)が存在した!?

 日、谷川健一の「白鳥伝説」をおススメした際、奥州十和田湖十和田神社の「甲州南部氏が甲斐の国白鳥の宮の御祭神日本武尊の神霊を遷す」という縁起を紹介し、山梨には明見にしか白鳥神社がないというようなことを書きました。
 それでもやっぱり変だと思っていろいろ調べていたのですが、どうしても南部氏につながる「白鳥神社」は見つからずにいました。
 ところが今日、ちょっと必要があって我が家の耀わん「十和田」を取り出して触っていたところ、「南部町の白鳥神社へ行け」とのご神託がありました(笑…いや、まじで)。
 え〜?どこへ行けばいいの?ないんですよ〜。
 と思いつつも、だいたい何か降りてきた時は、ちゃんと意味があるので、さっそくネットでいつもと違うところを調べていたら、やっぱりありました!
20130902_82200 奥州南部氏のふるさと南部町の観光パンフレットです。
 たしかにこの地図は盲点でした。というのは、他の地図、たとえばGoogleマップなどでは、この神社、「日鳥神社」と表記されているのです。だから「白鳥神社」で検索すると出てこない。
 これはなにかあるなと思い、急遽家族とお茶碗を同伴して現地に行って参りました。まずは神社名と祭神を確認せねば。
 実はこの神社のすぐ脇の道、数カ月前に偶然通りかかったところだったのです。その日は静岡の実家から富士山に戻る途中で道を間違え、正規のルートに戻るためにその道をたまたま通った。今にして思えば偶然ではなかったのかなあ…とも。
Img_7161 さあ実際行ってみますと、ありました、ありました。決して大きな社ではありませんが、山の中腹に平坦な祭祀空間が作ってあるところを見ると、以前からある程度は人の手によって管理されているようです。
 残念ながら神社名を確認できるものがありません。また祭神も不明。
 社の中を照らしてみましたが、やはりその素性は不明です。「神如直」と読める扁額のみ。
Img_7167 周囲は美しい竹林。清流や巨岩もあって、なんとも神々しい雰囲気ではあります。
 ただ、なんと言いましょうか、これも直観ではありますが、ここは本体ではないなと。
 本体はやはり遠くに移ってしまったような気がしました。やはり南部氏の北上とともに十和田湖に遷されてしまったのでしょうか。
 ところで、「日鳥」は単純に間違いなのでしょうか。全国に「日鳥神社」という神社はありませんし、なにしろ「白」と「日」は似ている。
 問題はその間違いがいつの時代に生じたのかということです。地図データのデジタル化の段階でこういう間違いが起きることは多々ありますが、場合によってはもっと古い時代に間違いが起きている、あるいは意図的に間違えた可能性もあるのです。
 意図的にというのは「白」から「丶」をあえて取って「日」にするということです。こういうこともいちおう可能性として考えておく必要があります。
 あるいは「倭文(しとり)」が「ひとり」になったとも考えられる。日本語学的には充分ありえます。静岡から山梨にかけては「倭文(機織り)」文化の痕跡が色濃く残っていますからね。
 また、南部にも火祭りがありますから、「火取り」を「日鳥」と書き換えたという妄想も成り立ちます。
 なんとかそれを確かめたいと思い、すぐ横にある謎の建物の住人に話を聞こうと思ったのですが、あまりにそこが怪しすぎて(笑)、我らはちょっと尻込みしてしまいました。
 あまりに謎な建物が並んでいるのです。どちらかというとそちらの方が気になる(笑)。
 次は白鳥山登頂(恋人の聖地ってなんだ?)とその謎の施設の住人との接触を果たしたいと思います。
Img_7165 ところで、社殿の脇道に小さな洞窟を見つけました。どうもそこにもご神体がいらっしゃった形跡(余韻)がある。
 富士山の洞穴に潜り尽くした私の勘はそうそう外れません。ただの穴と、信仰の対象になった穴とでは、全く「気」が違うのです。
 その他気になるモノがいろいろありましたが、家族もいたし「十和田」もそれほど積極的ではなかったので、今日のところは退散することとしました。
 白鳥山の登山道には「白鳥山七面宮」の跡があるそうです。七面山信仰は日蓮宗関連。考えてみれば、南部氏が奥州に移住(土着)したのちに、日蓮が周辺を日蓮宗の本拠地としました。
 もしかすると、その時当地の「白鳥信仰」は駆逐されてしまったのかもしれませんね。調べてみます。


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