『星ねこさんのおはなし ちいさなともだち』 にしなさちこ (のら書店)
中秋の名月。20時13分、煌々と輝く満月を初めてお会いする方と眺めました。
またまた不思議なご縁から、絵本作家の仁科幸子さんが我が家を訪問されました。
不思議なご縁というのは、全て「必然」。例外なく「初めて会った気がしない」ものです。
今日もいきなりのお月見。まだお顔を覚える前にいきなり暗闇で空を見上げるわけですから、面白いものです。
それもかなり高い次元でのお話をしながらのお月見。それでも自然なのですから、それこそ不思議ですよね。はたして前世でお会いしていたのか、それとも来世でお会いしていたのか(笑)。
その後、深夜までまあお互いお話が止まらない止まらない。数時間の間にものすごいスケールの物事に命が与えられ、未来が明確にイメージできるようになってくる。こういう出会いというのは、本当にエキサイティングなものです。
間を取り持ってくださった方(この方とも全く不思議としか言いようのないご縁です)にも心から感謝です。
とてもここには書けないようなことばかりなのが少し残念です…というか、書いても理解してもらえないような話ばかりですね。
しかし、それが必ずや現実として結ぶであろうことは予感できます。より現実的になってきたところで、皆さんには公表していこうと思います。
仁科さん、あの日本を代表するデザイナー永井一正さんと非常に懇意にされており、お互いに仕事上影響も与え合っているということで、そちら方面のお話も私にはまるで夢のようなことばかりでした。
永井一正さんは、このブログではやっぱり危ないよな…東京電力のロゴマークという記事に登場しています。そう、皮肉なことになってしまいましたが、あの東電(TEPCO)のマークは永井さんの代表作の一つなのです。
その記事にも書いてありますとおり、天才のデザインは見事に「イコン」として機能し、ある意味作者の意図を超えたところにまで成長してしまうものです。
私はそういう意味において永井さんに対する敬意といいますか、一種の畏怖の心をもってあの記事を書きました。
そうした天才の素顔、あるいは天才の天才たる所以を目の当たりにされている仁科さんのお話は、実に興味深く感動的なものでした。
そして、もちろんそんな天才たち(永井さんのほかにも錚々たる方々の名前が…)と対等以上のおつきあいをされている仁科さん自身の作品もまた、実に魅力的であり、普遍性を持つものであります。
今日は、この「星ねこさんのおはなし ちいさなともだち」をお土産に携えて我が家を訪問してくださいました。ありがとうございます。
猫好きということもあって、早速読ませていただきました。今日のお話の中にあったとおり、絵本というのは「未来の大人である今の子ども」のために「昔の子どもである今の大人」が物語るものです。最近増えつつある、子どもに媚を売ったような、その場受けを狙った「ヘタウマ」な作品とは大違いで、「今の大人」が読んでも実に心温まる、そして何か大切なものを気づかせてくれる美しい作品でありました。
さあ、これから仁科さんと一緒にどういう物語を紡いでいけるのか、私も非常に楽しみになりました。ありがとうございました。そして、今後もよろしくお願いします。
Amazon 星ねこさんのおはなし ちいさなともだち
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