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2013.09.17

『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』 惠谷治 (小学館101新書)

217043_01_1_2l 11年前の今日、北朝鮮が正式に日本人拉致を認め謝罪しました。
 あれからもう11年なのです。もちろん、その後一部の拉致被害者が帰国を果たしましたが、まだまだ全面解決にはほど遠い状況です。
 昨年9月の横田滋さん早紀江さん講演会という記事にも書きましたとおり、私は横田めぐみさんと同い年の幼なじみです。記憶はほとんどありませんが、同じ砂場やブランコで遊んだ仲だったようです。
 昨年ご両親と45年ぶりの再会を果たし、そこで安倍政権誕生への期待を語り合いました。その後、安倍さんが自民党総裁選出馬を表明し…その後の流れは言うまでもありません。
 また、政権交代後、秘密ノートにもありましたように飯島勲参与が電撃訪朝したり、最近では北朝鮮が東京五輪への投票をしたりなど、いろいろと動きがあるようです。
 私があるルートから聞いたところによると、北朝鮮は安倍政権にすり寄る気まんまんなようです。
 それはもちろん北朝鮮が国際的に孤立を深め、内政的にも財政的にも国民生活的にも完全に行き詰まっているからです。
 この本では、そのような現状での北朝鮮が、どのように崩壊していくのかを、いくつものパターンを想定してシミュレーションしています。
 そこに至る情報分析も非常に詳細で、正直私にはよく分からないほど専門的な内容もありました。逆に言えば、謎のベールに包まれた国も、ここまで分析できているのだということです。
 民間レベルでこうなのですから、国家レベルとしては、私たちがいろいろと論評するのもおこがましいほどに、いろいろ分かっているのでしょう。
 そういう中でのギリギリの交渉が水面下で行われているわけです。
 そんな中、北朝鮮が日本に近づいてくるのは、はたして我が国にとってプラスなのかマイナスなのか。
 私は…あくまで得意の「勘」ですけれども…良いことだと思っています。拉致問題の解決に向けてもそうですが、それ以上に北朝鮮の国民にとって長期的に見ても良いことになりそうです。
 まあ、安倍政権になって日本の国際的な立場も上がり、また経済的にも持ち直すことになれば、それは北朝鮮にとっても都合のよいことが増えるでしょうね。逆に、中国、韓国にはあまり期待していないということでしょうか。
 私も、拉致問題の解決に向けて、自分のできることは水面下、いや水面上でやっていきたいと思っています。
 ああ、そうだ。今日は金丸信の99歳の誕生日なんだよなあ…(この意味分かりますか?)。

Amazon 北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか

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