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2013.08.27

『富士山の謎と不思議』 学研ムー別冊

20130828_154115 士山がブームです。世界文化遺産登録のおかげですね。はたしていつまでこの勢いが続くことやら。
 このブームに乗った「富士山本」がたくさん出ています。地元の書店には必ず富士山コーナーがありますね。
 で、だいたいの本は、同じような「ガイド」です。富士山の自然科学的な成り立ちや富士山信仰の歴史などを通観するものがほとんど。どれも似たり寄ったりですし、目新しい記述はほとんどありません。
 あえて言えば「近未来の噴火」が新しいネタでしょうか。ある意味それがないと売れないようです。世界遺産でありながら、遺産自ら爆発する可能性があるわけですから、まあそれは興味を引きますよね。
 また、東日本大震災以降、東京を襲う次の災害は何か、人々は気にしています。もちろん恐怖がその根源にあるでしょう。しかし、一方で「不謹慎な期待」というのがあるのも事実ではないでしょうか。
 日本人に限らず、人類はある種の破滅願望を持っており、いけないと思っていてもどこかで大災害や戦争や革命などを期待してしまうものです。
 また、「集団気分」としてそういうモノをみんなで恐れ合うというか、心配し合うという不思議な心情もあります。日本人は昔からそれが好きですよね。
 私も昔は教室でそういう不安を煽る雑談をよくしました。だって生徒が喜ぶんですもの(笑)。怖い話って盛り上がる先生の話の定番ですよね。
 で、この本ですが、ある意味生徒が喜ぶ話題が満載でして、私自身もなんかとても懐かしく読ませていただきました。なるほど、生徒って「ムー」的な世界が好きなんだな。今どきの生徒もね。
 そういう意味で他の富士山本とは一線を画すムックです。面白い。買って損はない。

「パワースポットから超古代文明、樹海ミステリー、最新噴火予測まで」
「世界遺産・富士山の知られざるもうひとつの顔に迫る」
 霊山・富士の歴史と秘密
 富士山と神話・伝説
 富士古文献と超古代王朝の謎
 富士魔界伝説
 山体崩壊と噴火は本当に起こるのか?

 なるほど、私が若かりし頃から興味を持って研究してきたモノばかりだ。
 特に私のライフワークの一つである「富士古文献=宮下文書」のコーナーは、なかなか充実しています。最新の画像がたくさん見られますし、本文の内容もなかなか良くまとまっている。入門書としても最適だと思います。
 私のブログに、鍵を握る存在として時々登場してくる明見の「宮下文書」について知りたい方は、まずこのムックから入ってみるのもいいでしょう。
 そう、私の最近のテーマやイベントや人脈、すなわち出口王仁三郎、仲小路彰などにも関わってきますし、さらには安倍総理夫人昭恵さんとの話題の中にも登場するんですよ。
 さらに今日初めて知ったのですが、井伏鱒二も一部読んでいたんですね。ある作品の中に登場していてびっくりしました。それはまた後日紹介します。
 まさに日本の地下水脈がここにあるのです。
 私の中の「富士山のもうひとつの顔」、大東亜戦争における富士山も取り上げてもらえると嬉しかったかも。いや、それは、学研さんに先を越される前に、このプログの中で少しずつ紹介していくつもりです(笑)。

Amazon 富士山の謎と不思議

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