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2013.08.11

『秘密ノート~交渉、スキャンダル消し、橋下対策』 飯島勲 (プレジデント社)

20130812_150203 ょうど1年前の2012年8月11日は、私の人生にとって非常に大きなターニングポイントとなりました。
 そう、現ファーストレディ安倍昭恵さんとの不思議なご縁のはじまりです。あの日以来、私の生活も意識もすっかりその次元が変わってしまいました。
 こんなこと言うとそれこそ中二病と揶揄されそうですが(笑)、私に革命が起きたと同時に安倍晋三さんにも、また日本という国にも大きな変化が生じました。
 まったく不思議ですねと、時々昭恵さんと一緒にちょっと懐かしい気持ちで1年前を振り返っています。
 今、安倍総理はこちら鳴沢村にいらっしゃっています。明日あたりから少し当地を離れますが、またお盆明けにはこちらにいらっしゃるとのこと。
 ご縁があれば、お会いできるのではないかと楽しみにしています。いろいろお伝えしたいことがありますので。
 さて、安倍政権の誕生で同じく大きくまた人生が動き出したのが、内閣官房参与の一人飯島勲さんでしょう。
 ちょっと前に紹介した人生「裏ワザ」手帖が抜群に面白かったので、最新刊のこちらも読んでみました。
 結論から言いますと、それなりにエキサイティングでしたが、ちょっと話題があちこちに飛びすぎで(拉致問題から橋下、さらにはももクロから虫の食べ方まで)、ついていくのが大変だったかな(笑)。
 いや、そんなところが、いかにも「官邸のラスプーチン」という感じであるとも言えましょうか。ラスプーチンってそういうトンデモない人でしたからね。
 飯島さんほどではありませんが、私も「古今東西・硬軟聖俗なんでもござれ」な人間ですから、話の次元がいろいろ飛ぶと言われます。ただ、それは一般の方からすると…ということであって、私からしてみますと、同じ次元に感じられているんですよね。
 実はこここそが、未来の日本や世界を考えていく際に重要なポイントになると思うのです。昨日の妖怪の記事に関連させて言うなら、「モノ」世界から見ると、様々な「コト」は全部同じように見えるということなのです。
 モノ=霊、コト=体(人間)と言ってもいいかもしれません。霊界から眺めるこの世のドタバタは、それが政治の世界であれ、芸能界であれ、自分の生活の話であれ、所詮ドタバタにすぎないのです。
 そして、そういう次元包括的な直観を鍛えると、ドタバタの本質が簡単に把握できるようになります。なぜなら、全部同じように見えるからです。雛型、フラクタル理論ですよ。
 チャップリンは、「人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である」と言いました。至言ですね。
 悲劇とはすなわち「自分の思い通りにならないコト」に対するマイナス感情が生むものであり、喜劇とは「自分の思い通りにならないモノ」を認める感性が生むものです。
 そういう意味で、飯島さんはなんとも「喜劇的」な方です。あの風貌や言葉遣いもそうですが、なんかおっかない人だけれども、どこか可愛い。いや、カワイイ(失礼)。
 私もそんなスケールの大きな人間になりたいなといつも思っています。
 ちょっとそんな人や人生に憧れている方は、たとえばこの本を読んでみて、まずは自分のスケールの小ささを知ることから始めてみるといいでしょう。
 それにしてもなあ、内閣官房参与たる人が、生活保護の不正受給でウハウハの老後を過ごす方法を指南しちゃうとは(笑)。さすがです。

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