文体診断λόγων(ロゴーン)
ネットで評判になっていたので、さっそくやってみました。
まあ所詮コンピュータによる分析診断ですから、脳内メーカーなんかと同じレベルで楽しめばいいんじゃないでしょうか。
たしかに「文は人なり」というのはあります。つまり「文は体を表す」という意味で文体なんですよね。
私は毎日、数千字の文章を書いています。ですから自然文体というものが出来上がっていることでしょう。かと言って、このブログの文体が最も自分らしい文体かというと、そういうわけではありません。
前も書いたとおり、いちおうこのブログの文体は「講演書き起こし体」を目指しています。
では、最も私らしい文体はどんな感じかというと…実はよく分からんのですよ(笑)。
なにしろ私は他人様の文章をあまり読まないで生きてきましたので、たとえば作家の誰かから影響を受けたというようなこともほとんどないんです。
あえて真似しようと思った人を挙げるとすれば、串田孫一と太宰治くらいかなあ。もちろん真似しきれませんでしたが。
ある意味一番自分らしい文章を書いたのは、國文學に載せた論文(エッセイ)でしょうかね。こちらで紹介した「萌え=をかし論」です。
で、さっそくそれをロゴーンしてみましょうか。じゃ〜ん。
ワ〜オ、なんと阿刀田高ですか(笑)。つい10日ほど前にお話を聴いてきたばかり。なんとも軽いトークでしたよ。そっか、私の文体って軽いんだ(笑)。
なんとなく納得行かないので(笑)、ほかの文もやってみよう。昨日のブログの記事をそのままコピペして…っと。
うわぁ〜、今度は浅田次郎だ(笑)。やっぱり軽いぞ。いやいや、昨日の記事には出口王仁三郎の霊界物語を抜粋した部分があるから、それが影響したのか(笑)。
で、さっそくオニさんの部分をカットして再分析…。
ははは…今度は大宅壮一だ。多少重くなったかな(笑)。
ついでにおとといの記事はどうだろう。
ん?野間清治の文章なんか読んだことないや。ま、佐高信と中原中也は嫌いじゃないぞよ。
と、こんな感じで、やっぱりあんまり信憑性のない診断、分析ですね。
皆さんもいろいろな文章を入れてみましょう。有名作家の文章を入れると面白いことになりますよ。全然本人じゃない場合も多い(笑)。
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