蚊帳
富士山を3分の1登ったところにある我が家は暑さ知らず。甲府で40度を記録した時間帯はなぜかひんやりした風が吹いてきて24度。
朝晩は気温10度台まで下がって寒い。かなりぜいたくです。
皆さん、いいなあ、やっぱり都会よりも山に住みたいな、などとお思いでしょう。
そのとおりなんですが…実際には田舎ならでは悩みもあるのです。
そう、だいたい田舎暮らしに憧れて退職後山の中にログハウスなんか作っちゃうとですね、だいたい夏に大変なストレスに見舞われるんですよ。
というのは「虫」です。
自然が豊かということは、当然ですが「生き物」がたくさんいるということです。
やぶ蚊、ハエ、アブ、ブヨ、蛾、ムカデ、ハチ…などなど。
ウチのあたりはあんまり森ではなく住宅街という風情なので、実はそれほどでもないのですが、それでもやっぱり虫
の付き合いは覚悟がいります。
で、今年はですねえ、暑いせいでしょうか、私の大嫌いな虫さんが大発生しています。
それが、スズメバチとカマドウマ。
やでねえ〜。虫がたくさんいる山の中なのに、ウチは網戸がありません。というのは猫に全部破壊されているからです(笑)。
冷房なんてものも当然ないので、窓は開けることになります。すると、昼間はハチが入ってくる。どうもウチの近くに巣があるみたいなんです。私の寝室の近くに。
夜は寒いので窓を開けることはありません。またハチは夜は寝ているので問題ありません。しかし、夜の恐怖は…どこから入ってきたか知りませんが、巨大な(山仕様の)カマドウマが部屋の中を闊歩するんですよ!
そして、寝ている私の足や手や顔に登ってくる(笑…えねえ)。
東京に住んでいる時から、私はカマドウマが大嫌いでした。いや、見た目が気持ち悪いだけで「害虫」とされるカマドウマちゃんに同情もしますがね、どうもあのデザインは生理的にダメなんです。
さらに彼らいろいろ設計ミスがあって、思わぬ動きをしたり、突然足が外れたりする(笑)。
特にあの意味のない足やお尻のトゲトゲ…あれは反則でしょう。私の体に登ってきた時の、あの感触…もう忘れもしません。
というわけで、この夏はもう4回も深夜カマドウマに襲われました。
あの感触でハッと目が覚め、電気をつけると巨大なカマが目の前にいたりする。かと言ってそれをつかまえる勇気もなく結局またどこかに隠れてしまうんですよ。そうするともう眠れない。布団の端が私の足に触るだけで、「また来た!」となってしまう。
これは暑さよりも厳しい状況ですよ(笑)。
で、今年は原始的な蚊帳を導入しました。これで完璧?
もとはこういう発想はなかったのですが、実はウチの静岡のオヤジが蚊が大嫌いで、最近蚊帳を買ったんですよ。
しかし、大安売りで買ってきた蚊帳がこんな感じでデカすぎて大笑い。
私はそれを見て最小の一人用、それも上から吊るタイプを買いました。
これでカマドウマの夜襲からも、早朝のスズメバチの飛来にもゆっくり眠れます(笑)。
ところが…
朝目覚めて巨大なカマドウマが数匹蚊帳にはりついていたり、スズメバチが数匹ブンブン飛んでいたりすると、蚊帳という安全地帯から脱出できなくなってしまうのであります。
実に情けない光景になってしまうわけですね(笑)。
いやあ、田舎暮らしはそれなりに大変ですよ。人が都会に集まる理由もよく分かるというものです。
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