富士山世界文化遺産登録の日に…
↓こちらの「富士山」に行って来ました。
苦節20余年…なのでしょうか。とうとう富士山が世界文化遺産に登録されました。
鳴沢村字富士山という住所に住むワタクシにとっても、今日は特別な日となりました。今までは「国立公園」に住んでいると言って来ましたが、これからは「世界遺産」に住んでいると言えるようになるわけですから(笑)。
こちらでも半ば嘆いたように、私は基本登録には反対でした。それこそ20余年にわたりずっと山積していた問題が全く解決していないこどころか、これからも解決する見込みがないままの登録だからです。
しかし、もう決まったことですからプラスに転じていくしかありませんね。私も含めて「地元」の「文化」的な意識改革に期待しましょう。
さて、今日私は父親と埼玉県の小川町に行って来ました。我が山口家のルーツを探る旅です。その成果についてはまた後日まとめるとしまして、ちょうど小川町の図書館で調べ物をしていた時、地図の中に「富士山」見つけました。
「富士山」という山が小川町にあるんです。びっくりしました。
では、さっそく行ってみようということになり、図書館から駅をはさんで反対側にあるその「富士山」の麓をぐるっと回ってみました(登り口が見つからなかった)。
富士山世界文化遺産登録の日に富士山ナンバーの車で「富士山」に行った人はさすがにいないでしょう(笑)。
こちらの「富士山」、「ふじやま」と読むそうです。頂上に「冨士仙元大菩薩」の石碑があるということですから、これはやはり富士信仰、富士講の山だったのでしょう。ちなみに「富士山」の南側には「仙元山」という山があります。
三保の松原もどういうわけか構成資産として認められました。それならば各地の富士塚やこの小川町の「富士山」も構成資産にすべきだったかもしれませんね。
それにしても今日偶然こうして「富士山」に出会えたのは不思議と言えば不思議。セレンディピティ、シンクロニシティにこそ人生の本質があるんですよね。
さて、父と私は「富士山」からぐるっと秩父を回り雁坂峠を越えて山梨に帰って来ました。そして、御坂峠を下って、ふと立ち寄った河口浅間神社を参拝している時に、富士河口湖町の町内放送で世界遺産登録の報を聞きました。これもまた見事なタイミングでした。河口浅間神社は非常に重要な構成資産です。
それも私が摂社である出雲社に参拝している時に放送を聞いたというのは象徴的でした。
というのは、今日の山口家のルーツを探る旅はこちらで触れたとおり、「諏訪氏」の歴史を辿る旅でもあったのです。
言うまでもなく、諏訪の祭神タケミナカタは出雲系の神様です。そして、あの北口本宮冨士浅間神社ももとは諏訪神社だったという事実があります。諏訪と浅間…このミッシングリンクを再発見することが私の最近のテーマ。
富士山世界文化遺産登録の日、私は富士山と縄文に関わる神様に導かれて動かされたようですね。
いよいよ富士山と縄文の神様たちが世界にお出ましになるのかもしれません。
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