青木ヶ原樹海という巨大な磐座
今日はいい天気。
空にはかわいらしい雲も浮いています。この雲、見方によっては龍神さんですね。
あんまりいい天気なので、久しぶりに青木ヶ原樹海に行って来ました。行って来ましたと言っても、ウチから5分も車を走らせれば立派な樹海に到着ですから、近所を散歩したようなものですね。
今日は朝から「どこかに行かねば」と感じていたのですが、それがどこか分からずモヤモヤしていました。それがいつものように神社仏閣や遺跡などのような気もするし、そうでない気もする。すっきりしないけれども、なんとなく神仏とつながりたがっている私がいたわけです。
夕方ちょっとした用事で出かけた際、カミさんが「樹海に行こう」と言い出したので、とりあえず行ってみようかと思い、普段あまり行かない西湖周辺の樹海に向かいました。
結論から言いますと、まさにその樹海こそが私の行くべき場所だったようです。神様…ではなくカミさんに感謝(笑)。
近くに竜宮洞穴があり豊玉姫が祀られていることもあって、このあたりには龍神の気配が満ちています(西湖と龍神の話はこちらからいろいろ飛んでみてください)。
写真をご覧いただきながら私の感じたことをお読みください。
↓まずは池のおたまじゃくし。生まれたばかりですね。おそらく何万匹もいるでしょう。池が真っ黒だと思ったら全部おたまじゃくでした。カミさんは「カワイイ〜」とか言いながら平気ですくっています。
↓命のたくましさを感じますね。おそらく鳥の餌食になってしまうのもたくさんあるでしょう。しかし、それもまた自然の命の連関。美しく感じられます。
↓西湖野鳥の森公園に保存されている、西湖の湖底から引き上げられた謎の丸木舟。鎌倉末期の木材というのが本当なら800年近く湖底に眠っていたことになります。けっこう大きいのでびっくり。
↓同じく野鳥の森公園内の茅葺屋根の建物。こうした人工物もすっかり自然と一体化していますね(屋根から木々が生えています…笑)。
↓青木ケ原溶岩流の中でも比較的先端部ですので亀裂が多いのがこのあたりの特徴。
↓よく見ると樹海というのは磐座(いわくら)だらけですね。神様の腰掛け。苔の座布団つきです。
↓磐座に苔がむし、種が落ちて草木が生える。これぞ「産霊」の原点。
↓ヤマツツジも潔く磐座に散って土になっていく。自然は過去にこだわらない。忘れる、捨てるが普通。未来志向だなあ。
↓天の岩戸だらけ。手力男命の正体は水だったり氷だったり雪だったりガスだったりする。
↓これは間違いなく磐境(いわさか)だな。思わず祭祀をしたくなる。
↓こういう造形が鳥居の原型ではないか。
↓ついに龍神参上。宙を舞う龍体。
いやあ、本当に活力をいただきました。なんといっても初夏の緑の「匂い」が素晴らしい。生命の匂い。元気になります。
パワースポット巡りがはやっているようですが、究極の力場はここかもしれませんね。自然の式年造替、常若。神道の原点を見るような気がします。
皆さんもぜひ遊びにいらして下さい。ご案内します。
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