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2013.06.17

『諏訪大社と武田信玄』 武光誠 (青春新書INTELLIGENCE)

20130618_70042 、東欧におられるのでしょうか、安倍総理夫人昭恵さん。
 東欧に旅立つ前日、諏訪大社をお参りした昭恵さんとメールで諏訪の神様についてやりとりさせていただきました。昭恵さん、勘の鋭い方ですから、大いに興味をお持ちになったようです。
 実は私も諏訪の神様が自分にとって、あるいは日本にとって非常に重要な意味を持つということを、本当に最近意識するようになったのでした。
 こちらの記事に書きましたように、そのきっかけは娘の趣味でした。
 今になって思えば、我が山口家のDNAがこのタイミングで発動したのだと確信します。まったく不思議なことはあるものです。
 先ほど紹介した昨年の記事の最後の方にも出てきますが、我が山口家はどうも教来石の山口諏訪神社と関係があるらしい。
 そして、そんなところから諏訪大社、諏訪氏などの歴史を調べていたら、やっぱり出てきました、極私的驚愕の事実。
 ま、皆さんには関係ないので簡単に書きますけれども、武田信玄に滅ぼされた上社大祝諏訪氏本家の末裔が、武田氏滅亡後いくつかの転変を経て、武蔵の国奈良梨に移住して武士になっているんですね。
 武州奈良梨は現在の埼玉県比企郡小川町です。今でもそこに八和田神社(かつては諏訪神社)という社があり、諏訪氏の陣屋跡が残っています。
 実は私は、我が山口家の比較的近いルーツはこの小川町にあり、親戚筋が今でも住んでいると父から聞かされてきました。
 しかし、私はそれほど興味を持つことなく、一度小川町に行ってみたいなとは思いつつも、なんとなくはっきりしたテーマが見つからず今まで放置していたのです。
 それがいきなり諏訪氏(諏訪大明神)を通じてリンクしたと。これは個人的には震撼すべきことでした。
 一番喜んでいるのは娘です(笑)。なにしろ大好きな「諏訪子」に関わる神様の依り代だった諏訪家と自分が濃密につながるのですからね。たしかに中二病としては興奮しないわけにはいかない。
 ま、諏訪子は洩矢姓だから、どちらかというと下社、すなわち大祝金刺家側でありますが。
 と、まあ、個人的なことはいいとして、非常に複雑に錯綜した「諏訪の神様」の系譜や「諏訪大社」の祭祀の独自性に関しては、日本人なら一度は興味を持ちたいところですよね。実際謎が多いだけにロマンも広がる。
 そうした古代のロマンに関しては、それこそ東方Projectも含めて、いろいろな方が妄想し、物語化してくれています。
 しかし、その後の、すなわち中世以降の諏訪を巡る歴史の流れというのは、なかなか知る機会がありません。
 この本は、そのあたりを実にうまくまとめてくれています。タイトルこそ「諏訪大社と武田信玄…戦国武将の謎に迫る!」ですが、実際には古代から現代までの壮大な俯瞰図になっています。
 ある意味では、武田信玄が主人公ではないとも言える。たしかに、武田信玄が諏訪信仰や諏訪氏の歴史に与えた影響は非常に大です。しかし、その根本的な部分として、武田信玄自身が諏訪信仰をどのように捉えていたかを知るためには、こうして全体を俯瞰しなければならないのでしょうね。
 武光さん独自の説も出てきますけれど、基本は今までの基礎研究の総まとめという感じで、私にとってはとてもいいガイドブックになりました。
 さて、いよいよ家族で小川町を訪れる機会がやってきたという感じがします。いったいどのような出会いがあるのか。楽しみです。
 日本を、自分を、取り戻す!

Amazon 諏訪大社と武田信玄

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