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2013.04.11

『世にも奇妙な「偶然の一致」の秘密』 斉藤啓一  (学研 ムー・スーパーミステリー・ブックス)

4054055737 れは面白い。非常に示唆に富む本でした。
 えっ?ムーだし(笑)なんか怪しいなあ…と思う方こそ、ぜひご一読を。
 私の短歌の師匠が「人類必読の書」と言うだけのことはありました。そう、短歌の師匠は本当に「偶然の一致」「シンクロニシティー」に恵まれた方です。
 私も正直、人よりはかなりいろいろなご縁に恵まれている方ですが、その原因はですね、もしかすると、「歌」にあるかもしれません。私も師匠も短歌と音楽に深く関わっていますから。
 まあ、そういう話はこの本には直接的には出てきませんが、やはり「波」の世界、目に見えない「波動」の世界が今ここにもあるような予感はしますね。
 「歌」はそれがこの現界に滲み出てきたモノのような気もします。
 この本、一見、そうしたオカルト的になりがちな「偶然の一致」や「シンクロ」について、最新の量子力学や深層心理学の知見を駆使し、そしてそれを独創的に、しかし検証的に敷衍して証明しようとしています。
 そう、この前、若手天才物理学者との対話の中でも、やはりそういう話が出てきましたね。特に戦後意識的に排除されてきた「霊」の世界が、ある意味最先端の科学において証明されようとしている…というか、たとえば高次元宇宙の様態が「霊界」との間に強い相似関係を生じているんですね。
 それこそ、「偶然の一致」ではすまされないほどに似てきてしまう。これはもう科学者のみならず、唯物的になった我々現代人全てが認めなければならない事実です。
 もちろん、その物理学者の方がおっしゃっていたとおり、だからこそあえて峻別する姿勢を持っていないと危険とも言えますけれども、しかし、我々非科学者は、時にその「偶然の一致」を自らの想像力によって物語化してもいいと思いますね。
 この本の著者斉藤さんは見事にそれを達成していると思います。そう、科学者の技法そのものではないかもしれないが、科学者のスピリットも忘れずこの難問に挑戦しているのです。
 そこに非常に好感を持ちました。ムーらしくない(笑)。
 そして、その結論に、私の感性もかなりの部分で一致した。なんとなくぼんやりと想像していたモノをしっかりコト化してくれたという感じです。
 引力の法則、再現の法則、進化の法則、そしてホロガニズム…非常に説得力のある、そして腑に落ちる言葉と解説が続きます。腑に落ちるということは、無意識レベルでの相似体験があるということですね。おそらく私や師匠だけでなく、皆さんも納得されることと思われます。
 最近、私の唱えている「時間は未来から流れてくる」という日本古来の哲学の基礎部分にも、この本の内容は援用できます。
 ゼロ・ポイント・フィールドがはたしていわゆる霊界なのか、そして、私たちが住むこの現界とはどういう意味で特殊なステージなのか、人類の宇宙的な価値とはなんなのか、知的興奮以上に霊的な興奮が得られる本だと思います。

Amazon 世にも奇妙な「偶然の一致」の秘密

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