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2013.04.05

「いじめ、体罰、自殺 曽野綾子の教育再生論」 (BSフジ プライムニュース)

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 じめをなくすことはできない。人(自分も含む)を殺さなければ人生は大成功。他人を変えることができる限度を教師は知るべき。学校を先生を信用するな。教科書を鵜呑みにするな。
 教育再生実行会議のメンバーである曽野綾子さんの教育論。4月1日の放送でしたが、今日ハイライトムービーで観ました。
 なかなか説得力のある教育論です。私もほとんどの点で共感いたしました。皆さんもぜひご覧ください(ハイライトムービーは視聴の期限がありますが、のちにテキスト化され読むことができます)。
 なぜ説得力があるのか。それはある意味単純です。曽野さんが宗教的な視点を持っておられるからです。
 私は今までも教育には宗教的な心が必要であると主張してきました。(特定の宗教の信者である必要はありません)。
 あるいは折口信夫羽仁もと子の言葉を借りて、そういうことをアピールしてきました。
 そして、戦後の公教育から「霊性」が排除されてきたことに、現代の教育の諸問題の根源であると思っています。いや、教育のみならず、社会全体から排除されてしまったとも言えますね。
 私の学校は禅宗のお寺を母体としている私立中高なので、まだそういう要素を取り扱いやすいと言えます。
 私の性格や特質からしても、本当に公立の先生にならなくてよかったと思います。絶対に行き詰っていましたよ。教員採用試験落ちて良かった(笑)。
 今回の安倍政権における教育改革の方向性については、それは当然いろいろな意見があるでしょう。大いに議論されるべきでしょうね。
 私は基本的に期待しています。教育再生実行会議も曽野さんのような方がいらっしゃれば、極端に間違った方向には行かないでしょう。
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 ところで、曽野さんの提示した「責任の所在」は分かりやすいし、非常にまっとうな考え方ですね。中高における教師の責任なんか、たしかに8分の1程度ですよ。
 影響力がすなわち責任なのでしょう。つまり、影響力もその程度だということです。
 私の現場での実感としてもちょうどそんな感じですよ。
 明日は始業式。いよいよ新年度が始まります。まあ、せめてその8分の1を、愛情と誠意をもってしっかりやりますよ。
 
 

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