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2013.03.29

『歌がつむぐ♪日本の地図 歌謡曲▼童謡▼唱歌▼民謡▼JーPOP』 (帝国書院)

20130330_82615 日の続きです。銀巴里の街灯が灯る「蟻ん子」から神保町の日教組教育会館「御燗」での楽しいひととき。ある意味、両方とも「昭和」の風情があるんですよね(笑)。
 教育会館のすぐ近くに、地図で有名な帝国書院さんがあって、昨日も社員の方が飲みに来ていました。「御燗」での楽しみの一つは、普段お会いするはずもない方々と話ができることですね。なにかしら「教育」や「出版」に関わる方々が多いですし。
 飲みながら勢いで帝国書院の方からこの本を紹介することを約束いたしました。ちょうど「歌」について、それも「日本の歌」について考えていたところでしたから、まさに見事なシンクロニシティ。運命ってすごいですね。
 さて、この本ですが、なかなかいいですよ。歌と旅情、そして地図という、日本人の心を揺さぶる三要素を上手にミックスしていると思います。
 北海道から沖縄まで各都道府県ごとに数曲の代表曲を、関係者やエピソード、歌詞などをまじえて紹介しています。
 もちろん地図や写真、イラストも満載。音楽を耳でなく目で味わうというのはたしかに新しいアイデアであると思います。
 ウチのカミさんなんかは人間ジュークボックスですから、ほとんど全ての曲を歌うことができますから、音源はいらないわけですね。たしかに日本人の心にしみついた名曲ばかりですから、眺めているだけで歌が流れてくる。
 とはいえ、ちゃんと音源も付録しています。それこそ銀巴里で歌っていた田代美代子さん(「愛して愛して愛しちゃったのよ」の人)の見事な歌のCDです。日本語を大切にした旅情を誘う歌です。収録されているのは、厳選された以下の11曲。
 知床旅情、津軽海峡・冬景色、青葉城恋唄、雪の降るまちを、琵琶湖周航の歌、赤とんぼ、瀬戸の花嫁、荒城の月、さとうきび畑、復興応援曲「みどりのふくしま」
 地図の方に話を戻しますが、よく見ますと本当によく作りこまれていることが分かります。というか、これは文化遺産の記録としても貴重ですね。
 たとえば我が山梨県を見ると、正直まったく知らない曲もたくさんあります。だいいち我が村にちなんだ「鳴沢慕情(新沼謙治)」なんか知りませんでした(苦笑)。
 本当に戦前から最近(平成24年発表の曲)まで、よく調べてよく収集してありますよ。細かいもの全部を含めると、1000曲以上掲載されています。
 そして、巻末の資料や索引などのデータ集が秀逸。そう、あの帝国書院の地図の巻末のあのモノクロページのところですよ。お分かりになりますよね。ちゃんとそういう作りになっている。
 近現代日本音楽史年表、日本レコード大賞年表、さらには日本全国ご当地DJ名鑑まである。
 というわけで、これはですね、究極的に言えば、「帝国書院の地図」という郷愁をもちゃんと表現しているということですな。
 光村図書の国語教材とともに、おそらくほとんどの日本人が通ってきた「文化」でしょうから。
 帝国書院さんでは、こうした「地図文化」を継承、発展させるべくいろいろな地図を作っているようです。いいことだと思います。地図もデジタルの時代になったとはいえ、やはり、全体像を眺めたり、ペラペラと繰ったりする、調べ物目的ではない地図の楽しみは、紙(アナログ)でないと味わえませんからね。
 応援したいと思います。頑張ってください!
 最後に。昨日も社員の方と話しましたが、「帝国」という響き自体が時代やイデオロギーを超えた「郷愁」ですね。素晴らしい。

帝国書院ホームページ
 
Amazon 歌がつむぐ♪日本の地図歌謡曲

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