国会図書館 デジタルライブラリー
中高の卒業式などが間近に迫り、ドタバタしております。
そんな中、今日は私の「書庫」を紹介します。
私にはいろいろと書庫がありまして、リアルな書庫はリビングや和室や地下室にもありますが、最近ではそれらよりもヴァーチャルな書庫の方をよく閲覧しております。
たとえばkobo Touchなんかも、なんだかんだ言って重宝していますよ。
Kindleは本体は持っていませんが、アプリを使ってiPhoneで読んだりしています。紀伊國屋書店のキノッピーもけっこう使ってます。
ネット上の書庫ということで言えば、以前、Google play ブックスを紹介しました。しかし、それ以上に充実しているというのが、今日紹介する「国会図書館 近代デジタルライブラリー」です。
なにしろ国立国会図書館ですからね。それはいろいろありますよ。古典籍資料や歴史的音源もよく参照させてもっています。まさに宝庫。マニア垂涎の資料ばかり。
とは言っても、私はそんなにマニアな人間ではありませんので、思いつきで検索して面白そうなのがあればチラッと見るという感じですがね。
今印刷して読んでいるのは、最近マイブームの二人、出口王仁三郎と仲小路彰の絶版本です。
出口王仁三郎の各種歌集も実に興味深いですし、エスペラント語の面白ダジャレ式学習本である、「エス和作歌辞典 : 記憶便法」なんか最高ですよ(出口瑞月名義)。ちゃんと短歌形式になっているからスゴイ。おやじギャグを超越したセンスですね。どう評価していいものやら(笑)。今の語呂合わせ系受験参考書のはしりみたいなものですね。
仲小路彰ですと、GHQによる焚書の憂き目にあった「米英の罪悪史」はすごい。たしかにこの時代(昭和17年)鬼畜米英の悪行をプロパガンダするのは常道であったとはいえ、ここまでリアルにかつ全世界史的に語るというのは…。この時代にすでにユダヤ金融資本の陰謀について実証的に論じているし。これは焚書になるわ。
仲小路彰は戦後山中湖で自ら多くの書籍を燃やしたそうです。それは一つには戦前戦中の自分と決別するためでもあったし、一方ではGHQの追手から逃れるためであったと思います。
その中には永遠に日の目を見ないものもあるでしょうし、こうやってデジタル化によって復活するものもあります。
とりあえず、仲小路に関しては、山中湖の邸宅の整理をして、書籍や原稿や楽譜をデジタル化するところから始めなければ。
それにしても、この「近代」のライブラリーは、本当に不思議な本ばかりです。ちょこっと資料あれこれやランキングを見るだけでも、ものすごく刺激ですよねえ。現代と近代の断絶、戦争を境に日本は断絶したというか全く違うものになってしまったという感じがします。
ウチの親父もそうですけど、そこを挟んで生きた人ってすごいなあ。ちょっとうらやましいような。
皆さんもヒマな時に覗いてみて下さい。目的を持って検索するのもいいけれども、ブラっと散歩するまたいいものですよ。
国立国会図書館
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