神々?「いじめ・体罰問題」を語る…
現場の教員としていろいろ言いたいことはあります。
また、格闘技ファンとしてもいろいろと言いたい。しかし、今は自重します。世の中を妙な空気が支配しているので。
実務上、いろいろとやることがあります。いや、やりすごすこと…かな(苦笑)。
私の意見はとりあえずこちらやこちらをご覧ください。これらが全てではありませんが…。
まあ何事も行き過ぎはいけません。そこに歯止めをかけることは必要です。しかし、歯止めの行き過ぎも危険です。難しいですね。
ちなみに私はもう10年以上、プラスの意味でもマイナスの意味でも積極的に生徒の身体にタッチしていません。私には自分が得意とする別のアタッチメントの方法があるので、体罰の必要もないし、触れて励ましたり褒めたりする必要もありません。
しかし、別の先生には別の方法が必要な場合もあるし、私の方法が使えない場合もある。だからそれこそ一概には言えませんし、法律でどうのこうのというのは、ナンセンスだと感じることも多々あります。まあ、とにかく難しい。人類の歴史、文化に関わることですから。
こんな時は、じっくり人の意見を聴くのが一番です。昨日の寺田寅彦&アインシュタインもその一環であります。
今日は「今の人」たちの意見を聴きましょう。いや、ある意味彼らは人ではなく神かもしれない(笑)。少なくとも私にとっては神レベルの方々が並んでいますよ。
まずは、神の歌から入りましょうか。あの美輪明宏さまの紅白での「ヨイトマケの唄」です。ここにも、いじめや体罰を超える人間関係のヒントが隠されていますよね。
ああ、本当に素晴らしい。そして、美輪さんが語る体罰論。叱り方論。そして姿勢論。叱るにも殴るにも資格がある…説得力があります。
続きましては、保守系放送日本文化チャンネル桜の「日本よ、今…闘論!倒論!討論!2013〜教育再生討論…体罰・いじめを考える」です。全部で3時間とかなりの長丁場ですが、ぜひご覧いただきたい。戸塚ヨットスクールの戸塚宏さんがぶっ飛んでいます。意外に説得力がある。討論…というか空気が止まります(笑)。
その他のメンバーも濃いなあ。呉越同舟という感じもありつつ、しかし地上波の討論のようにケンカになるわけでもなく、なかなかいい話し合いになっていると思います。
なんと言っても「死んではいけない!」で始まっているところがよろしい。
水島社長は私の高校の先輩にあたります。その母校の柔道部の話も出てくる。というか、あの高校のあの当時の体育の授業自体がいじめ、体罰…いやいや、しごきでしたな(笑)。運動部の連中でさえヘド吐いてたからなあ。私もずいぶん鍛えられました。
そして、今日のBSフジのプライムニュースがまた興味深かった。これまた私にとっては神、高校国語教師からプロレスラーになり、そして文部副大臣にまでなった馳浩大先生が実に明快に語ってくれています。
もちろん、現在の立場から遵法第一の論調になっていますが、その裏にはプロレス界における大変革を起こした張本人ならではの実践と思想があります。ま、プロレス界(特に道場)をダメにした犯人とされることもありますが…ことはそう単純なものではないでしょう。
しばらしくは下のリンクから動画が見られますので、ぜひどうぞ。肉食系馳さんと草食系尾木ママのコントラストも面白い(?)。いや、闘魂という意味では似ているかも。
尾木さんがプロレスごっこについて批判的に語っている時の馳さんの表情が微妙ですね。ちなみにウチのカミさんは現場(某学校)でいつも体を張ってストップをかけるレフェリー役です。尊敬する人は李日韓(大日本プロレスの女性レフェリー)だそうです(笑)。
そう言えば、去年の夏ごろ観た、永田と馳の対談面白かったな。若手時代の永田が自分ではいい試合をしたと思って控え室に帰ったら、馳にボッコボコにされたと。第一試合からスイングしやがって!とのこと。道場ではほめるが試合では許せない…プロの世界は深い。もちろんこれは体罰でも暴力でもありませんね。
ただ、その意味がわかるのに永田はずいぶんかかったようです。そして言葉では表現できないモノを学んだのでした。
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