『谷の越 純米吟醸酒』 (白河銘醸)
飲んで応援。福島のお酒をまとめ買いしました。
私は低線量なら放射線は健康にいいと思っています。これはまさに「思っています」ということであって、なんら科学的根拠があるわけではありません。
あえて言うなら、遺伝子工学の権威村上和雄さんのおっしゃるように、人間の意思、心、感情、祈りというものが遺伝子レベルに働きかける、あるいは「言霊」というものがあって、考え(発言)が未来を変えうるという、そういう「思い」に立脚している生き方です。
生物の進化は、偶然の突然変異と必然の自然淘汰ではやはり説明しきれません。なんらかの意思、意志があって、方向性が決定していくものだと思います。
その突然変異に放射線が強く関わっているというのも象徴的ですね。歴史上これだけ超自然的な被爆や被曝の体験を積んでいる国は日本しかないでしょう。そこにプラスの意味も見出したいのです。
ある種の開き直りでもありますし、科学の世界からはトンデモ扱いされて当然ですが、私はもうこうなった以上、プラス思考するしかないと考えています。
もちろん、必要以上に放射線を浴びる必要はありませんから、いろいろな対策をおろそかにしていいというわけではありません。ただ、必要以上に恐怖したり忌避したりしなくていいという姿勢です。根本的には放射線も「自然」なのですから。
さてさて、実際のところ、このお酒を飲む時は、あんまり放射線のことなんか考えていません。なにしろ、安くておいしいので、もうそれだけで満足なのです。
日本酒の消費量の多い我が家では、今までも、各種紙パック日本酒を試してきました。だいたいが「米だけの酒」系統です。
ご存知のように「米だけの酒」という言葉は、イメージ的に使われているというよりも、精米歩合や原料の関係で「純米酒」という言葉が使えないからという理由が第一にあります。
それでも、「米だけの酒」の紙パックは1升1000円前後と格安であり、醸造用アルコールが苦手な私にとっては非常に助かる商品であったわけです。味もそれなりですし。
そんな中、この「純米吟醸紙パック酒」はまさに「神パック」(笑)。法的に「純米吟醸」と称するには、いろいろな条件をクリアしなければなりません。
「精米歩合60%以下の白米、米麹、水を原料として製造され、固有の香味(吟醸香)を帯び、色沢が良好なもの」
つまり、この「谷の越 純米吟醸酒」は、これらの条件をクリアしつつ、1.8lで1000円を切っているわけです!
日本酒好き、それも「純米吟醸」ファンの私としては、こんな嬉しいことはありません。
というわけでは、一気に12パック購入しました。たぶん、これで半年くらいは持つでしょう(1日1合弱しか飲まないので)。素晴らしい。
さっそく飲んでみました。味はどうでしょう。
非常にあっさりした淡麗辛口のお酒です。それなりのお値段の純米吟醸とは比べるまでもありませんけれども、しかし、それなりに「純米吟醸」の風情があります。明らかに「米だけの酒」とは一線を画しいる。
フルーティーさが足りない、すなわち、「固有の香味(吟醸香)」がイマイチと言えばイマイチですが、お値段のことを考えれば、そこは目を…いや鼻をつぶりましょう。舌の上の感触は充分に吟醸風ですから。
非常にあっさりしているので、飽きがこないというのもいいところ。個性の強いお酒もたまにはいいのですが、毎日の晩酌となるとちょっとね。
そんなわけで、これは私の定番酒となりそうです。それなりのビンに詰め替えれば、またそれ風になるでしょう。やってみよう。
ぜひ皆さんも飲んで福島を応援してください。
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