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2012.12.30

これが日本の現状です…

 「れが日本の現状です」…レコード大賞においてAKB48の受賞前に、服部克久さんがこう言った!?
 ネットではずいぶんと話題になっています。「よく言った!」というのが大方の意見。
 昨日、我が家のテレビ事情について書きましたが、今日は娘たちが一足早く静岡の実家へ行ってしまったせいか、珍しく一日中TBSを観ていました。観ていたというか流れていたという感じでしょうか。
 なにしろウチのカミさんは、みのもんたの朝ズバッに抗議の電凸をするほど、TBSが嫌いですからねえ(笑)。私も安倍叩きの件では、さすがに呆れてしまいました。
 で、そんな中、冒頭の「これが日本の現状です」発言がありました。
 しかし、私が観ていたかぎり、ちょっとネットで語られているのとは違う文脈だったと記憶していたので、さっそく探してみたらありました。これが一次資料です(笑)。

 どうですか。微妙ですよね。

「幅広い音楽を聞いていただいたと思います。え〜、これが今の日本の歌謡界の現状で、今日3時間聞いていただいて、すっかり現状が把握できたと思います。お楽しみいただけたでしょうか」

 ちょっと聞き取りにくいところがありますが、だいたいこんなふうに言ってますね、服部さん。
 「現状」という言葉自体が、だいたいマイナスイメージで使われるものですし、服部さんの音楽観、歌謡観、そしてお人柄からしますと、たしかに「皮肉」ともとれる発言ではあります。
 それが「皮肉」だとして、AKB48に向けて発せられたものなのかも微妙です。生中継の中ですからね。服部さんも意識的に朧化したのでしょうか。
 ま、いずれにせよ、昭和の歌謡曲全盛時代を知る者としては、「これが日本の歌謡界の現状です」と言われれば、まさにその通りと首肯せざるをえませんよね。
 しかし考えようによっては、K-POPに席巻されることもなく、それなりに実力のある新人もいたりして、悪いことばかりではなかった今年のレコ大だったと思いますよ。
 AKBの楽曲は、ある意味では歌謡曲の王道を継いでいるとも言えますし。売れてなんぼの大衆性こそが「歌謡曲」「レコード」の存在価値であるとも言えますし。
 さてさて、今日のTBSで、これもネットを見て知ったのですが、レコ大なんかよりずっと「これが日本の現状です」と言えそうなシーンが放映されていたんですね。このインタビュー自体はちゃんと見たつもりだったんだけど、知らなかった。

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 インタビュアーやスタッフの態度悪すぎませんか?学校の職員室で生徒がこんな態度とったらぶっ飛ばしますよ!
 いくらなんでもひどくないですか。いや、総理大臣だからって偉いわけじゃないとか言う人もいそうな「日本の現状」ですけれども、やっぱりそれはダメです。理屈でなく許してはいけない一線というのがあります。
 昔の日本人だったら、ぜったいにこんなことはしません。自分にとって「恥」だからです。
 「日本を、取り戻す」…安倍さんにはぜひ本来の日本を取り戻すための教育改革をよろしくお願いします。

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