« 富士山に本格的な冬が到来 | トップページ | 『メディア症候群』 西村幸祐 (総和社) »

2012.11.28

英語党名で笑おう

20121128567oyt1t00685

 日は新党を中心に(日本語の)党名についてちょこっと書きました。そうしましたら、今日の夕方になって、こんなニュースが配信されていて、大いに笑ってしまったのであります。
 もうとにかくご覧になって…いや声に出して読んでいただきたい。非常にfunnyですよね(笑)。
 上から見ていくと、「民主党」と「自民党」に関してはまあいいでしょう。でも、たしかにデーブ・スペクターさんが言うように「Liberal」は国際的には左派という感じがあります。特定アジアを中心に「右翼」呼ばわりされている自民党ですからね。
 続きまして「公明党」は…へえ「New」なんですね。たしかに1998年あたりで新進党の残党と合流して再結成されたわけですし、創価学会色を弱めたという意味では、昔の公明党とは違うと言えば違う。
 「共産党」は、これは実は最も古い非常に保守的な(!)名前です。英語名も一番分かりやすい。ま、今となっては名と実がだいぶ違ってますが。
 「社民党」もまあそのまんまでしょう。ちなみに日本社会党の英語名も「Social Democratic Party of Japan」だったんですよ。
 さてさて、出ました!「みんなの党」。「Everybody's Party」かと思いきや!「Your Party」かよ!(笑)。これは思い切った翻訳ですね。意訳を超えている。まさに超訳(笑)。「あなたの党」かぁ…。
 続いて、「日本維新の会」。たしかに「Restoration」は「復古」ですよね。つい本音が出たということか。明治維新を「the Meiji Restoration」と言ったのは、当然「王政復古」だったからです。「昔に戻す」という「復古」と「全てを一新する」という「維新」が同じというのは、これいかに(笑)。
 「日本新党」はまあそのまんま。何を主張しているかは不明ですが。
 「新党大地・真民主」と「新党日本」は日本語をそのまま利用しています。大地とかぜひ英語にしてほしかったのですが。「the earth」とか。かっこいいじゃないですか。
 「新党改革」は…へえ〜「New Renaissance Party」ですか。ルネッサンスって、これもどちらかというと「復興」「復活」「再生」という感じですよね。「改革」とは違うような気もしますが、まあ、どちらかというと保守だからいいか。
 ある意味一番ウケたのが「みどりの風」です。日本名もすごいと言えばすごいけれども、英語名もまんま。いきなり「Green Wind」と言われても…(苦笑)。
 「日本未来の党」はどうなるんでしょうか。たぶん…でしょうかね。できれば超訳してもらいたい。
 いやいや、やっぱり一番はこれかな。超訳どころか直訳すぎ(笑)。「国民の生活が第一」…「People's Life First」!まあそうですけど、なんか中学2年生っぽいぞ(笑)。
 「太陽の党」は結果として「Sunset Party」になってしまいました。ご愁傷様。
 で、それ以前に「Sunset」になっちゃったのが「たちあがれ日本」ですね。なんとも皮肉なことです。
 中二病(?)ということで言えば、「減税日本」の英訳も直訳すぎませんか?英語圏の人が読むとどんな感じなんでしょう。
 「新党きづな」…「絆」は今や国際語なんでしょうか。「KIZUNA PARTY」って、なんか合コンみたいですよね(笑)。
 最後の「減税…」、日本語で全部打つのも面倒くさい。英語にしたら、これは長いですよ。どうするんでしょうか…と思っていたら、それも杞憂に終わりましたね。
 と、それぞれなんとも言えない味わいというか悲哀を感じさせる英語名であります。こうして外国語を経由すると、案外その党の本質が分かるのかもしれませんね。
 さて、それぞれの正当の運命やいかに。
 

|

« 富士山に本格的な冬が到来 | トップページ | 『メディア症候群』 西村幸祐 (総和社) »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

文学・言語」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。有難う御座います。知覚の差は可也ありますね!勉強?になるし、参考になるし、新材料になる。
西洋文明とはを見ます。

投稿: RALLY NEW WAVE | 2012.11.29 11:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 英語党名で笑おう:

« 富士山に本格的な冬が到来 | トップページ | 『メディア症候群』 西村幸祐 (総和社) »