予言歌?…出口王仁三郎
昨日の続きとも言えましょう。先人の未来を臨むすぐれた能力に学びましょう(忙しいので)。
昨日の折口信夫の教育論は大正14年のもの。今日の出口王仁三郎の長歌は大正11年です。
まるで現代、平成のまさに今の世の中のことを書いているようですね。人心の乱れ、家族の崩壊、政治の混乱、国家の危機、そして天変地異…。
これは、決して王仁三郎が予言者だったということではなく、当時すでにこういう傾向が現れ始めていたということですね。言うなれば、日本の西洋化です(と言うと西洋人は怒りますが)。
そして賢人、偉人は、そういう未来につながる現象に敏感なんですよね。特に、一般人がいいものだ、新しいものだと思って飛びついて酔っている物事に対して、時間軸を俯瞰して本質的な指摘、論議ができるんですよね。だから時代を超える。
そういう意味では、やはり出口王仁三郎は宗教家、予言者というよりも、思想化、哲学者、そして芸術家だったと言えそうです。
この歌は王仁三郎の霊界物語の第39巻「舎身活躍」寅の巻の冒頭にある序歌です。最後は「本来の神」を思い出し祈ることによって世は救われると語っています。先日の「ブッダ真理のことば」のところに書いたように、神仏とは「比喩」であって、我々が求めなければならないのは、その向こう側にある「真理」なのでしょう。
だから、王仁三郎は「宗教がなくなる」ことを理想として活動したのでしょう。
なお、下記のテキストは、ワタクシの同志の運営する霊界物語ネット「レモン(ReMoN)」から拝借いたしました。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- Aladdin (アラジン) 『ポータブル カセットガスコンロ(2口)』(2023.05.21)
- 紙ストロー?(2023.05.20)
- バブル崩壊前夜…日興証券のCM(1990)「インベストメント・テクノロジー」(2023.05.05)
- 『ビューティフル・マインド』 ロン・ハワード監督作品(2023.05.02)
- テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信【傑作選】」(2023.04.29)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- ラバーガール大水「春風亭昇太氏への提言」?(2023.06.04)
- 結局アドリブって何なの!?即興演奏に逃げるミュージシャンの話(ミートたけし)(2023.06.03)
- 中田敦彦「松本人志氏への提言」(2023.06.02)
- バーバラ・ディナーリン 「トッカータとフーガによる即興曲」(2023.06.01)
- 『江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし』 太田記念美術館(2023.05.18)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達』 Dr.苫米地(2023.05.24)
- 木内鶴彦さんとナオキマンの対談(2023.05.22)
- 英語の語源が身につくラジオ(堀田隆一)(2023.05.17)
- Style2030 賢者が映す未来〜竹倉史人 (BS-TBS)(2023.05.14)
- 『オスカー・ピーターソン ジャズ界の革命児』 バリー・アヴリッチ監督作品(2023.05.07)
コメント
「この世はまさに
立て直しを
必要としています。」
投稿: 合唱おじさん | 2012.11.13 22:28