『めぐみと私の35年』 横田早紀江 (新潮社)
今日15日は、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて35年目の日となります。
35年…途方もない長い時間が奪われてしまいました。その間のご本人やご家族のお気持ちは、ある意味では分かりようのない次元です。共感などという言葉さえ軽々しく使うべきでないと思います。
「今年しかない」とおっしゃる母親の横田早紀江さんの手記。哀しみや怒りを通り越して、なんとも言えない苦しい気持ちになりながら読ませていただきました。
今年9月、私は幼年期にご縁のあっためぐみさんのご両親と45年ぶりに再会いたしました。その日のことはこちらに書かせていただきました。これもまた不思議なタイミングのご縁でした。
私ができることなどたかが知れていますが、しかし、ここにも記したように、「ぜったいに帰ってくる」というイメージを持ち続けることは大切なことだと思います。
これもまた不思議と言えば不思議ですが、横田さん夫妻と45年ぶりの再会をする1ヶ月前に、ひょんなことから安倍晋三さん昭恵さん夫妻とご縁ができました。その時も横田めぐみさんのお話をしました。
そして、その後安倍さんが自民党総裁になり、そして解散総選挙。横田さん夫妻にお話したことが現実化しました。
8月、昭恵さんにお話した時、あるいは9月に横田さんにお話した時は、単なる妄想、イメージだと思われたかもしれないことが、今こうして現実になっていることを考えても、やはり前向きなイメージというのは大切だなと感じます。
中国の体制も変わります。北朝鮮との協議も活発化しそうです。そして安倍総理誕生もすぐ目の前に迫りました。
私はますます「めぐみさんは帰ってくる」ということを強くイメージする時が来たと感じます。
改めてこの本を読んで、その思いを強くしました。私にできること、私がすべきことはそれしかありません。
もう一度言います。「横田めぐみさんは近いうちに生きて元気に帰ってくる」。
(「近いうち」という言葉が使えるようになってよかった)
Amazon めぐみと私の35年
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