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2012.10.13

追悼 丸谷才一

20121014k0000m040063000p_size5 に入ろうかという頃になって訃報が飛び込んできました。
 ご著書をそれほどたくさん読んだわけではありませんが、私は丸谷さんから大きな影響を受けています。
 高校から大学にかけて、私は「言語美学」という学問(?)に興味を持っており、その資料としていろいろな人の「文章読本」を読みました。その中でも繰り返し読み、最も共感をもって心動かされたのが、丸谷才一さんの「文章読本」でした。
 特に、和歌に対する丸谷さんの思い入れは、青年だったワタクシにそのまま受け継がれたとも言えます。それが最近になって「短歌」をという形で実を結んでいるとも言えましょうか。
 今日は実は作家江宮隆之さんの講演を聴いてきたんです。多岐にわたって勉強になりました。その中でも、「白磁の人」浅川巧の活動を通じて、「木を植える」「種を蒔く」ということの尊さを語った部分は心に残りました。100年後、つまり自分自身はその成果、結果を見ることができないが、それでもしっかり木を植える、種を蒔く、それこそが教育の本質であると。
 そういう意味では、丸谷さんは私にしっかり種を蒔いてくださったと言えますね。30年後に芽が出ましたから。
 それから丸谷さんと共有したことと言えば、横浜ベイスターズがありますね。38年ぶりの優勝の時には、どれほどお喜びになったことでしょう。きっと私以上に興奮されたことでしょう。
 しかし、今年DeNAになり、そしてあのような惨憺たる結果に終わったのを見て、どれほど落胆されたことか。
 昨日は鈴木孝夫さんの著書を紹介しました。丸谷さんと鈴木さんはまったくの同世代です。
 お二人に接点はあったのでしょうか。私の知る限り、お二人と交流のあったのは(私の片思い的論敵)故大野晋さんです。
 たとえばこちらの本でお三人の名前が並んでいるのを見ることができますね。
 大正生まれの筋金入りの日本人が一生懸命蒔き植えてくれた魂や志を、まずは私たち昭和生まれの日本人がしっかり育てなければなりません。
 まさに遅ればせながらではありますが、最近ようやく私もその気になってきました。江宮隆之さんのおっしゃるとおり、私たち教育に携わる者の自覚と行動が問われているのだと思います。
 丸谷才一さん、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント

丸屋才一さんの本は愛読しました。昔、ファンレターを送り返事を頂いたことがありました。

投稿: 山内規義 | 2012.10.18 18:33

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