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2012.09.12

『約束の日 安倍晋三試論』 小川榮太郎 (幻冬舎)

Book120903 倍晋三さんが自民党総裁選出馬を表明しました。よくぞ今日9月12日を選んで宣言したと思います。そこに安倍さんの志を見た気がしました。
 そう、ちょうど5年前の今日、安倍さんは政権を「投げ出し」ました。あの状況での突然の辞任は、「投げ出し」と見られてもしかたがなかったと思います。実際私もこのブログで相当ひどいことを書いてます(苦笑)。
 あの頃の私の感想や発言は、それはそれで「事実」として残していくつもりです。誰かさんのように(笑)記事を削除したり改変したりはしませんよ。
 日本の状況、自民党の状況、安倍さんの、そして私のあり方は、当時と今とは全く違いますからね。そのそれぞれがこの5年間でどう変化したのか、そしてこれからどう変化していくのかを考える時、たとえばあの記事の私の感覚というものを、ちゃんと復習して、そこから出発していかねばならないと思います。
 だからこそ、安倍さんが今日のこの日に出馬表明をしたことに、大変大きな価値を感じるわけですね。ああ、安倍さんもちゃんと「あの頃」「あの時」と向かい合っているなと。
 正直、今の私は安倍さんにもう一度首相をやってもらいたいと思っています。それは、安倍さんご夫妻と不思議なご縁があり、ちょうど1ヶ月前にウチのスペシャル・ウォーター(?)を飲んでいただいたからとか、そういうレベルでの贔屓ではありませんよ(笑…いや、実際ずいぶん元気になられましたな)。
 あの頃をちゃんと復習してわかった安倍さんの「志」「行動力」「闘魂」というものが、今こそこの日本に必要だと感じるからです。
 もちろん、政治思想的に、あるいは政策的に私は安倍さんの全てに賛成しているわけではありません。しかし、今はそうした各論よりも、もっと本質的な「魂」の部分で、彼に大いに期待したいと思っているわけです。
 その「魂」や「志」の次元がいかに高いものなのか、そして、それほどのものがなぜああいう形で突然消えさってしまったのか、さらにはなぜあの頃の私がああいう「ふざけた」記事を書くことになったのか、それらを知るために、この本は非常に有用でした。
 私たちが知らないところで繰り広げられていた攻防のすさまじさ。朝日新聞を中心とした相手側にもある種の「魂」や「志」がありますからね。これは想像以上に壮絶です。その中で奮闘し、普通の政権の5年分に相当するであろう質と量の重要法案を通した安倍さん。結果として志半ばで戦線離脱を余儀なくされてしまいました。
 実際お会いしてお話をうかがいましたが、本当にあの頃の体調は「闘魂」ではカバーしきれないほど良くなかったということです。そこをはっきり言わなかったところが、それこそ当時の私のような批判者を生んだ原因であったし、逆に今となっては、保身の言い訳を是としなかった「サムライ」として高く評価される根拠であるとも言えます。
Photonews_nsinc_fgntp0201209131016 もう体調は大丈夫ですよ。なにしろ…ですから(笑)。いや冗談抜きで心身ともによい気が漲っています。
 相変わらず「抵抗勢力」による逆風が吹いていますし、総裁選自体の予断を許さない乱戦模様です。しかし、ぜひ安倍さんには持ち前の「闘魂」を発揮していただき、そして結果として日本人の「闘魂」をも奮い立たせてほしいと切に願います。
 1ヶ月前、「機は熟しました」とお伝えしました。ようやく日本が動き出すと思います。この5年間で膿はかなり出ました。私もこの機を逃したくありません。まず自分が動くことから始めます。その動きが、安倍さんご夫妻にもいい影響を与えられればと願っています。
 この本、皆さんもぜひご一読を。

産経新聞(ならでは)の書評
 
Amazon 約束の日 安倍晋三試論

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コメント

理由はどうであれ、彼が国民の期待を裏切ってしまったことは間違いありません。当時、国民の誰もが「不甲斐なさ」を感じたはず。彼はこの五年間であの強烈な喪失感を払拭出来たでしょうか? 偉人は例外なく「タフ」です。

また、自民総裁選挙に五人も候補が挙がってしまうことに、私は危機感を感じます。誰が当選しても「自民党」を「党」として維持出来ないでしょう。
二大政党に対する不信感は深刻なもので、この機会に確固たる「自民党」をアッピールできなければ、国民票は新党へ流れるでしょう。そうなればこの泥沼状態は、少なくとも政界再編まで続いてしまうのでは無いでしょうか?

私も当初、次期総裁は安倍氏が濃厚と思っていましたが、五人立候補した時点で石破氏有利と見ています。

投稿: LUKE | 2012.09.15 00:37

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