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2012.09.22

新しいiPad(第3世代)

20120923_184804 日、新しいiPadを買いました。新しい…というのは、古いのを持っていて買い換えたという意味ではなく、「新しいiPad」という製品を買ったということです。
 ただし、これは私のモノではありません。敬老の日に合わせて両親に買ってあげたということです。いや、買ってあげたというのもまた、お金を出して買ってあげたという意味ではなく、代わりに買いに行ってくれと言われたので、買ってきてあげたということです。
 80過ぎた親父は、顔やキャラに似合わずずっとMac使いでして、ここ数年は白いMacBookを使っていたんですよね。
 あっそうそう、これこれ。iBookをジョキジョキ切り刻んだあのオヤジですよ(笑)。
 その時、つまり4年前に買ったMacBook白が、なんだか調子が悪いという。電話でその症状を聞くかぎり、けっこう重症のようだったので、じゃあ、もういっそのことiPadにしたら?老人にはぴったりだよ…ということで、実家に帰る道すがら、「新しいiPad」を買っていったというわけです。
 で、MacBookがどんな具合か見てみたら、なんだ、ただ、トラックパッドが調子悪いだけじゃん!てか、親父、何をするにも力入れすぎでして、トラックパッドも陥没させちゃったらしい(笑)。
 ちょっといじったら直ったので、MacBookは私がもらうこととしました。最近、我が家のMacBookの取り合いが激しいので、ちょうどいいや。ラッキー!w
Img_5621 というわけで、私も初めてiPadをゆっくりいじってみました。両親もさすがにすぐにマスターしたようです。たしかにシンプルだし、使っていて楽しい。MacBookより何かと便利で使いやすいらしく、老人たちも喜んでいました。
 前、こちらに書いたように、私にとってはこのサイズは大きすぎますが、しかし、お年寄りがウチで使うには、ちょうどいいようですね。
 親としては、息子のこの駄ブログを読んだり、ちょっとした調べ物をしたり、写真を眺めたり、そんな使い方しかしないようですから、この大きさはちょうど良いのかもしれません。
Img_5623 ただ、本のように手に持って使っていると、けっこう重くて疲れるとのこと。そうかもなあ。母親がさっそく写真立てを持ってきて、そこに立てかけて使っていました。これはなかなかいいかも。和風というか、アナログ的だし(笑)。
 結局、パソコンの専門的な操作性に抵抗のあった、子どもやお年寄り、そして障害者の方には、従来のハードルを下げるデバイスとなるでしょうね。バリアフリーな製品、つまり一時期言われたデジタルデバイドの解決に有効な製品と言えるかもしれません。
 そんなこんなで、みんなでワイワイやってたんですが、気がついたら、テーブルの上に、Mac、iPad、iPhone、iPod、そしてkobo、向こうにはテレビと、家族がそれぞれ別々のディスプレイを見ていた…変な時代になりましたね。
 しかしですね、平安時代にはですね、いわゆる「書=本」が新しい「デバイス」「ディスプレイ」として登場したんですよね。
 更級日記の主人公なんか、女子中学生(?)の時、源氏物語という「マザコン・ロリコン・ナンパ・誘拐・監禁・飼育・近親相姦・ロイヤルファミリースキャンダル・(ちょっと)ゲイ…」という現代のネット世界やゲーム世界、コミック世界、アニメ世界もたじたじの妄想空間にはまっちゃって、本というディスプレイばかり眺めているんで、親はじめ周りの大人たちに心配されまくってましたからね(笑)。
 今も昔も変わらないと言えば変わらない。「ゲームばっかりやってないで本を読みなさい!」というのもまた、よく考えてみると変な説教なのかもしれませんね。昔の人からすると、映像世界の方がずっと自然に見えるのかも?
 活字世界が高尚で健全だとは言い切れないよなあ。誰もそんなこと証明してないし。極度に抽象度の高い記号世界を黙読している方がずっと怪しかったりして…と、読書の苦手な私は、iPadを操る両親を眺めながら思うのでした。

Amazon Apple 第3世代 iPad Wi-Fiモデル 16GB MC705J/A ブラック

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