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2012.08.03

ホケツ…

20120804_71531 さんもニュース等でご存知のとおり、ホケツさんが71歳でロンドン・オリンピックに出場しました。馬術です。残念ながら予選通過とはなりませんでしたが、上品で矍鑠としたお姿が印象的でしたね。もちろん日本選手最高齢記録更新です。
 馬術のルーツの一つであるイギリスでの五輪に参加できたことに、きっと特別な感慨をお持ちになったことだろうと思われます…と、いつのまにか敬語を使っている私(笑)。
 しかしまあ、東京オリンピックに出ていたとは。私が生まれた年じゃないですか。ちなみにその時は障害飛越での参加だったそうで、その後、目の衰えを感じてからは馬場馬術に転向したとのこと。
 いかにも上品で貴族的な乗馬競技ですが、実際ホケツさんは名家の筋で、ご自身も会社の社長さんを務めるなど、いわゆる実業家としても有名な方です。
 さて、ここまでホケツ、ホケツとカタカナで書いてきましたが、実際には「法華津」ですよね。これは本当に珍しい苗字です。全国に200軒くらいしかないらしい。
 「ホケツ」は、今では大分でなじみのある姓かもしれません。大分では「保毛津」の漢字が当てられていることが多いのですが、いずれにせよ、決して多くはない姓です。
 愛媛に法華津峠という急峻な峠があります。もともと法華津氏はそのあたりを中心とした氏族でした。鎌倉時代から戦国時代まで、強力な水軍として海上の覇権を握っていたようです。海賊だったと表現されることも多いのですが、たしかにその時代においては、海賊的な行為こそが政治的な力につながりましたから、あながち間違いではありませんね。
 法華津寛選手は東京の出身ですけれども、おじいさんは宇和島の出だそうで、先祖はたしかに海賊だったということになりましょう。昔海賊、今馬賊(失礼)。
 法華津氏は戦国時代西園寺氏に従っていましたが、西園寺氏が滅びるとともに戸田氏に「海賊」の地位を奪われ、海を渡って大分に逃れたと言われています。
 落人が姓の漢字を変えることはよくあります。旧姓が縁起が悪いと考えることもありますし、素性を隠すという意味で変えることもあります。ま、「ホケツ」という名前は目立っちゃいますから意味ないような気がしますが。
 今では「ホケツ」というと「補欠」を思い浮かべてしまいますよね。というか、1984年のロス五輪では法華津選手は補欠選手だったんですよね(笑)。名は体を表す?
 

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