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2012.08.31

フィリピン沖でM7.6…もう一度足もとを!

20120901_95230 日は防災の日ですし、ちょうど日本でも「南海トラフ巨大地震」の(最悪の)被害想定が出されたところでしたから、他人事とは思えない地震でしたね。
 南海トラフは言うまでもなく、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込んでいるところです。そういう意味では、まさに対岸の地震ではありません。地球規模で言えば、すぐ隣で大地震が起きたようなものです。
 気象庁の解説では「震源はフィリピンサマール島の東約200キロ付近。震源の深さは45~50キロでフィリピン海プレートで起こった逆断層型の地震」だとのこと。
 もちろん、これによって、南海トラフ巨大地震が発生する可能性が高まったということではありません。しかし、いつも言うように毎日毎日、1秒1秒、次の巨大地震(場所はどこか分からない)が確実に近づいているのは間違いのない事実であり、そのことを忘れないためにも、私たちはこうした「隣の地震」を一つの教訓にしなくてはなりません。
 南海トラフについては、たとえば今回のフィリピンのようにM7クラスで分散発震してくれれば、一番いいのですが。なかなかそううまくは行かないでしょう。東北地方太平洋沖地震でよく分かったように、日本列島近辺のプレートたちはけっこう粘り強く我慢する傾向があって、そのせいで一度破壊が起きると、その破壊が連続的連鎖的に広範囲にわたる傾向があるようです。
 これは地球のある一部の傾向として理解するしかないでしょうね。自分たち人間の体にもそういう部分があるじゃないですか。あるいは日本人の精神性にもそういう点がありますよね。ストレスに強いが、それが蓄積すると一気に爆発する…やはり、人間も自然の一部であり、大地の見えない力の影響を受けているのでしょうか。
 ところで、東日本大震災から1年半近くが経ち、最近ではその復興よりも、首都圏直下型の大地震や南海トラフの大地震、さらには富士山噴火に対する関心の方が強くなっているような気がします。
 しかし、実際には震災としての3.11は終わったわけではありませんし、地震としての3.11もその巨大な
動きを収束させたわけではありません。
 私は、東北地方太平洋沖地震の最大余震はまだ発生してないと考えています。首都圏よりも南海トラフよりもずっと直近の発生確率が高いのに、いつの間にか忘れ去られている…。
 ぜひ半年前に書いた最大余震はいつ来るのか。という記事をご覧いただきたい。「東北地方太平洋沖地震はまだ死んでいない」…私の考え方は今でも全く変わっていません。
 隣の地震をきっかけに、もう一度足もとを確かめた方がいいようです。

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2012.08.30

トイレバイク ネオ

 くつかあるCMの中ではこれが一番好きかな。富士吉田が誇る天才武藤敬司出演だしね。
 最近、ウチの2階のトイレもようやくウォシュレットになりました。いやいや、実は「ウォシュレット」ではない。ウォシュレットはTOTOの登録商標ですからね。ウチのはコチラ。東芝です。
 数年前に1階用に買ったところ、非常に良い製品だったので今回も同じ製品にしました。なにしろ1万5千円切ってますからね。本家TOTOさんの半分くらいの出費ですみます。
 ま、こうして各社がマネするくらいウォシュレットというのは画期的だったわけですね。プロジェクトX。さすTOTO。バンド名にまでなって、今や日本の「トイレの神様」。
 そのTOTOが、昨年からなかなかユニークな紙…いや神バイクを走らせています。トイレバイク。皆さんもテレビCMでご覧になったことがあるでしょう。
20120831_62002 昨日のニュースにもこんな画像が出ていました。なんかこの女性のポーズ微妙じゃないですか?ww
 人間はこうして便器から腰を浮かせて、自らの廃棄物に視線を送りますよね。ま、普通は前に立ち上がると思いますが(笑)。
 それはどうでもいいとして、自慢の便座をそのままバイクのシートにしてしまうという発想は、たしかにネオですね。
 そして、このバイクがバイオ燃料で走っているとなると、やはり自然、この女性のウンコ(もしくはウンチ)で走っているかのような感動…いや勘違いを起こしてしまいます。走行中に燃料補給できるのか?とか。
 もちろん、TOTOさんもあえて強調しているように、これは家畜の糞尿から取り出されたバイオガスを燃料として走っているのであって、決してこの美しい女性自らが走行中に燃料を垂れ流しているわけではありません。
 しかし、重要なのは、家畜の糞尿も人間の糞尿も基本同じ、いや、人間の糞尿の方がおそらくはエネルギー量が大きいということです。
 つまり、TOTOとしては、おそらくですね、真剣にトイレから先のことを考えているということだと思いますよ。
 ウォシュレットによって、たしかに我々排泄者は非常に快適になりました。しかし、その排泄物に関しては、ただきれいに水に流してしまうばかりで、以前よりも無責任になったというか、有効利用していない状況になっていると思うんですね。
 そう、昔ならしっかりリサイクルしたじゃないですか。肥やしとしてね。そういう意味では、我々は原始時代より退化しているんです。
 TOTOはいよいよそこに気づいたのだと思います。こういう一見ギャグのようなバイクに、けっこう重要なメッセージがこめられているなと私は感じました。
 ある意味企業としても無責任であったと。排出側の便宜便利を図ることに専念してきたけれども、その先はどうなんだと。
 浄化槽を作ってきたわけでもないし、バイオマス燃料装置を研究していたわけでもない。もちろん陶器の会社だったわけですから、それはそれで当然なのですが、さすがにここまで世界のトイレに影響を与える存在になったのだし、東洋陶器というよりはもうTOTOなのだから、その先を見据えてもいいのではないかと。
 と、まあ他人の会社のことをいろいろ言ってしまいましたけれども、これからの世界のエネルギー事情のことを考えると、あながちそこにビジネスチャンスがないとも言えないと思いますよ。
 実は最も身近な所にあって、日々垂れ流しているのが、我々の糞尿ではないか…TOTOさんの本気に期待したいと思います。

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 と言いつつ、こちらをおススメ(笑)。

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2012.08.29

流刑地「甲斐」

 日の記事にいただいたコメントの中に、「甲州に島流し」という言葉がありました。これは正しい表現です。
 流刑というと「島流し」というイメージですよね。佐渡ヶ島とか大島とか。実際そういう島への流刑が有名ですけれども、実は「陸の孤島」への「島流し」というのもあったんです。
 その「陸の孤島」の代表が甲斐の国、すなわち今の山梨県です。
 この事実は山梨県民にとってはあまり名誉なことではないかもしれませんが、しかし、実際にはそのおかげでいろいろな文化が根付いたり、国を裏側から動かすようなことがあったり、面白いことが起きているんですよね。
 「海の孤島」への島流しには、完全に隔離という目的がありますが、「陸の孤島」への島流しには、隔離と監視という二つの目的がありました。
 その点、甲斐の国の地理的条件は配流に適していた。険峻な山々に囲まれている上に、適度に京都や鎌倉や駿府や江戸に近く、監視の目も行き届きやすかった。そういうことでしょう。
 重要人物を流すということは、あるレベルの処遇をするという意味でもありました。甲斐国と言えば、古くから上国としてそれなりに高い評価を得ていた国ですからね。そういう一面もあるのだと思います。
 で、今日は私が知っている(思いつく)「甲斐に島流しになった重要人物」を挙げたいと思います。本当に思いつきですから、もっと重要な人物が抜けているかもしれませんし、いわゆる国守として派遣された例の中にも、もしかすると島流し的な要素、左遷的な要素があるかもしれませんが、そのへんはあんまり詳しくないので割愛します。
I00800086101 時代順に挙げましょうか。まずは甲斐源氏の実質的な始祖、源義清とその子清光です。
 一般には、甲斐源氏の始祖は新羅三郎義光、すなわち義清の父とされることが多いのですが、最近では義光は甲斐とはほとんど関係がなかったとの異説も出されています。
 たしかなのは平安後期に、義光の子義清と孫の清光が常陸の国で暴れまくり、結果として甲斐の国に配流となったということです。甲斐源氏はその荒くれ者の系統だということです(ウチもその系統らしい…笑)。
20120509163516_129612 続いて鎌倉時代、かの建長寺の開山、臨済宗の僧侶蘭渓道隆です。道隆は元寇の時に蒙古のスパイと疑われたりして、何度か甲斐に流されています。
 道隆の足跡は山梨各所に残っていますね。甲斐の臨済宗布教に大きな役割を果たしました。
 先日お世話になった塩山向嶽寺の国宝「達磨図」には道隆の賛文が付されています。
662 次は南北朝時代の坊主。これは案外知られていませんが、かなり危険な人物が甲斐に配流されています。その名は文観(写真は大河ドラマで文観役をやった麿赤兒さん)。
 そう、あの邪宗真言立川流を広めた怪僧です。文観については語り尽くせないほどの功績と謎がありますが、とにかくあの後醍醐天皇に気に入られ、鎌倉幕府滅亡を裏で招いた法力の持ち主であったようです。
 文観が甲斐に流されたのは、たしか…ちょっと今資料が見当たらないのですが、鎌倉幕府滅亡後だったと思います。南北朝期。どういう事情だったかも忘れましたが、とにかく甲斐に来て、真言立川流を密かに広めていたと考えられます。その痕跡が郡内地方には残っていると、私は感じています。詳しくはまたいつか。
 文観、鎌倉幕府に目をつけられた時には、なんと硫黄島に流されています。究極の島流し経験者ですね(笑)。
Images1 続きましては、キリシタン大名として有名な有馬晴信です(写真は…笑)。
 そう、あの天正遣欧少年使節を送った人物の一人ですね。晴信はいろいろな事件に巻き込まれ、結果として1612年甲斐の国に流刑となり、そこで自刃を迫られますが、キリシタンであったことを理由に自害を拒否し、斬首されて亡くなりました。
 九州の有名なキリシタン大名の没地が山梨県だというのは意外な感じがしますね。実は今年は晴信の没後400年ということで、謫居地であった大和村で記念祭が開かれました。晴信は今、どんな気持ちで故郷から遠いこの地に眠っているのでしょうか。
Images2 晴信の没後20年くらいして、甲斐に蟄居を命ぜられたのが、駿府藩主徳川忠長です。二代将軍秀忠の三男。
 彼は父親となんとなくうまく行かず、いろいろと可哀想な目にあっています。1631年には、不行跡を理由に実質的な甲斐国島流しになりました。
 結局親の死に目にも会えず、また、死後父親のためにしたことが、また誤解されたりして、最後には「改易」となります。すなわち武士としての資格や所領まで奪われてしまいました。まあ、実態は徳川家の権力争いに巻き込まれ負けたということでしょうかね。
Exp1346380796 もう一人、忠長の少しあとに、ある重要人物が甲斐に配流となっています。後陽成天皇の第8皇子良純入道親王です(写真は自筆短冊)。
 1643年天目山に配流となったんですよね。理由には謎も多い。酒乱とか狼藉とか言われていますが、これもまた江戸幕府によるなんらかの圧力が働いたようです。江戸時代、皇室と幕府の関係は微妙なものがあったのです。
 というわけで、思いつくまま挙げてみました。これだけでもなかなか興味深いですよね。いろいろ調べてみようと思います。
 このほかにも伝説としては南北朝期にいろいろな人が落ちてきています。そういうのも含めて裏の歴史に興味がわきます。個人的には文観が気になるなあ。都留の石舩神社の密教呪術的復顔首級との関係とか…。
 いや、ちょっと待てよ…もしかしてワタクシも甲斐の国に島流しになってるとか?ww
 

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2012.08.28

山梨は見事最下位!…情報公開ランキング

13199 元山梨の悪口を書きます。
 先日のニュース…「情報公開ランキング、神奈川1位 11年度、最下位は山梨」。
 全国市民オンブズマン連絡会議の公式発表はこちらです。なんだか間違いがあったようで、今日更新されていました。
 見事山梨は最下位なのに、地元では全然話題に上がりません。なんかもうあきらめムードというか、これが日常化しすぎてしまっていて、問題意識、改革意識にまで昇華しませんね。
 こういう感覚っていかにも山梨です。外から来た人間だからこそよく分かるのですが、たとえば教育界で言えば「山教組問題」なんか、その最たるものです。「問題」にすらならない。
 つまり、山梨の人たちにとっては、情報非公開にせよ、山教組問題にせよ、「問題」ではないんですよ。そこに法令違反、職務怠慢、県民への裏切りの温床があっても、それら自体があまりに日常化してしまっていて、誰も改革、いやそれ以前に改善に乗り出そうとしない。せいぜい、羨望から来ると思われる、愚痴か悪口かあきらめで終わっちゃう(苦笑)。
 いや、山梨県の公務員や先生、そして県民がバカでどうしようもないとか、そういうことではありませんよ。
 外から来て、どっぷり中に浸かるとよく分かるんですが、山梨の人たちは外と同様にほとんどはいい人だし、賢い人もたくさんいるし、行動力がある人、志が高い人もたくさんいます。歴史的に見ても、県外で活躍する甲州人は多い(最近は小林一三に興味があります)。
 私の周囲にも、素晴らしい尊敬すべき方がたくさんいます。公立の先生方もそうですよ。個人はいいんです。
 しかし、本当に面白い、興味深いことなのですが、これが組織、集団となると、見事なほどに「保守・保身」の様相を呈してきます。保守と言っても、政治的な保守じゃないですよ。ただ古い体制を維持するという意味での保守です。そういう意味ではたしかに「保守(秘守)王国山梨」です。
 私の周囲にもいますが、高い志を持って公的な仕事に就いても、何年もしないうちに見事なダメ人間になってしまうんです。ダメ人間なんて言っちゃ失礼か。じゃあ、ダヌ人間(笑)。
 なんていいますかね、スケールが小さくなっちゃうんですよ。先生だったら、「まあ目の前の子どものためだけに頑張ればいいか」的な。
 で、いったい誰がそんなふうにダヌ人間を作ってしまうのか、誰の力で山梨がダヌ県になってしまうのかというと、これが見えないんですね。そういう力は明らかにあるし、明白に強力に働いてるんですが、誰とかどことか特定できない。
 つまり、匿名の(情報非公開)の蓄積が作り上げた山梨の歴史こそがその主体となっているのです。これは実に興味深い。
 だから今、私は「山教組」に大変興味を持っていますが、それはそれを攻撃するとかそういうレベルでの話ではなくて、日本文化論としての一事象としての研究対象なのですね。知れば知るほど不思議な、目に見えない見事なモノなんですよ。産経新聞が批判するようなレベルではとても解釈できません。
 そう、山梨という「生黄泉の国」を覆っている「霊的」な何か、幽霊とかじゃなくて、もっと根源的な、もしかすると、人間の所業ではなくて、土とか水とか山とか森とかの仕業かもしれませんね、そういうモノに興味がありありなのです。
 最初に「悪口」と書いてしまいましたが、実は私はこの山梨の特殊性に日本の未来を見ている部分もあります。日本的なる何か、そしてその破壊と再創造に、大きな意味の存在を予感しているからです。
 実は山梨の人たちと、こういう話をなかなか共有できないので、毎日残念に思っています。誰か一緒に「山梨学」やりませんか?
 できれば外の人と中の人のバランスをとってやりたい。そして、外の人の誤解を解き、中の人の無意識を意識化するところから始めたいと思います。

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2012.08.27

『テンカちゃんの豊かな食卓』 (日本食品添加物協会)

20120828_133127 いぶん前なのですが、日本食品添加物協会から学校に送られてきた小冊子です。
 私、一日一食生活が9年目に突入して、まあその間いろいろと体や精神の変化があったのですが、その一つとして、化学調味料や食品添加物にアレルギー症状が出るようになったというのがあります。
 アレルギー症状というのは少し言い過ぎかな。それほど大変なことにはなりませんから。ただ、顔が熱くなって汗が吹き出します。いわゆる過敏症というやつでしょうかね。
 ジャンクフードはまずダメです。マックが一番ダメ。ラーメンもだいたいダメ。中華料理は店による。コンビニ弁当やおにぎりもダメ。お菓子もダメなものはダメ。
 でも、どの物質に反応しているのか検証していないので、犯人は特定できていませんし、ま、それほど気にしていないというのが実情です。
 いずれにせよ、昔は散々保存料とか山盛りのコンビニ弁当ばかり食べていても平気だったのに(死んでも腐らないと言われた)、ある意味ずいぶん繊細な体になってしまいました。
 まあ、体によくない物を取り入れないようにするという意味では進化したのかもしれませんがね。
 というわけで、私にとっては「食品添加物」というのは敵みたいなものです。そんなに恨んでいないとは言え、やはり苦手であることは確かです。そんな苦手やヤツのキャラがこの「テンカちゃん」。
20120828_134751 キャラと言えば、(いちおう)無添加を標榜する「無添くら寿司」のキャラ、むてん丸はテンカちゃんの敵ってことでしょうかね(笑)。
 まあ考えようによっては、このむてん丸ってのもすごいキャラですよねえ。以下某所から引用。

「びっくら村」で暮らす、「まごころの味」を守るために戦う小さなお侍。
お調子者でマイペースだが正義感が強く、曲がった事は嫌い。
不思議な力を持つ父の形見の刀を片手に、
ツブカンテを倒すための修業の旅として様々な人との出会いを繰り返し、
「努力の心」「勇気の心」「謙虚の心」などの大切な事を学びながら日本中を旅をする。
ツブカンテを倒したことで長い旅は終わり、平和が訪れたかに思われたが・・・

ある日、むてん丸の元を訪れた旅人から遠く離れた国の「アメリカ合舟国」にて
謎の物質「ディシウム」によって人や動物が怪物になるという異変が起きている事を聞き、
ディシウムを取り除く為に自分の力が必要とされている事を知るむてん丸。
船に乗って大海原への新たな旅が始まるのだった・・・

(引用終わり)
 日本食品添加物協会のテンカちゃんは、けっこうかわいいキャラですし、決して悪者ではありませんが、くら寿司においては添加物のキャラは悪者になってますよね。
20120828_134720 「ツブカンテ」を親玉として、「かんみちゃん」「ウソコック」「ホ・ゾーン」「カーラちゃん」…なんだかすごいキャラが揃ってますね。ネーミングのみならずイラストもなかなかすごい。
 まあ、日本のマンガやアニメやゲームの特徴として、悪役が最も愛されるというのがありますとおりですね、くら寿司キャラの中でも、案外この「ツブカンテとその仲間たち」は人気があるようです。ホント日本文化は面白い。そういうところが善悪二元論に陥らないという良さでもありますし、白黒はっきりしないという弱点でもあります。
 話をテンカちゃんに戻しましょう。というか、食品添加物自体も、我々の生活、生命を支える重要な役割をしていますよね。彼女に全くお世話にならないで文明的な生活、健康的な生活をしようとしても、それは無理というものです。
 送られてきた「テンカちゃんの豊かな食卓」という、学校用の(すなわち子どもにも分かりやすい)パンフレットを全部読みましたが、たしかに彼女の功績は評価すべきだと感じました。
 こちらで読めますので、ぜひ皆さんもご覧ください。
 以前紹介した「食品の裏側 みんな大好きな食品添加物」を合わせて読むとよいでしょう。なにごとも原理主義はいけません。正しい知識とバランスが重要だと思います。
 そういう意味では、私ももう少しテンカちゃんと仲良くしたいような気もするのです。なにしろ、大好きなあれとかあれとか、最近食べるとそのあと具合が悪くなるんですよ。ちょっと人生の楽しみが減ったような気がするんで。

日本食品添加物協会公式

Amazon 食品の裏側 みんな大好きな食品添加物


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2012.08.26

吉田の火祭り2012〜御動座祭・発輿祭

 局、神様が「来い!」ということなので(笑)、火祭りというか宵祭の最初の部分だけ見に行きました。
 娘たちは「東方」の世界が好きなので、「十六夜咲夜」「蓬莱山輝夜」「洩矢諏訪子」「八坂神奈子」の勢揃いを見たいとのこと。たしかにそういうことですな。
 「御動座祭(遷御)」は、そういう観点から説明しますと、富士山の神様である「咲夜」「輝夜」が、諏訪の神様である「諏訪子」「神奈子」のおウチに遊びに行くということですね。
Img_5377 咲夜・輝夜は姿が見えないように白い布(絹垣)で隠されて浅間神社から諏訪神社に移動します。
 白い絹で隠すというのは、下浅間の御更衣祭と一緒ですね。あの中に女神さまがいらっしゃると思うとなんともエロティックな感じさえします。見えそうで見えない。
 今でこそ、浅間神社が本体で、諏訪神社が脇に控えるように建っていますが、昨日書いたように、先にあったのは諏訪神社で、浅間神社はのちに造られました。今日のツイートの一つを転載しておきます。

『諏訪神社と浅間神社のせめぎ合いは、縄文と弥生、龍神信仰と天皇制、北条と武田、水と火(神道と仏教もか?)のそれを象徴している。今富士山では浅間が勝っているように見えるが、火祭りで分かるように実は諏訪が実権を握っているのだ。鎮火のための火という矛盾の理由はそこにある』

 ちょっと二元論的に説明しすぎですが、本質的なところはとらえていると思いますよ。
Gedc2323 さて、富士山の神様が諏訪神社に到着すると(一度おウチに入るのだと思います)、今度は諏訪神社の本殿から出て、富士山の神、諏訪の神みんなで「明神神輿」に乗ります。
 東方的に言えば四人(四柱)が車に乗って出かける準備をしているということでしょうか。
 その時もまた絹垣が築かれます。面白いですね。別にその中に「神像」があるわけではありません。見えないモノをしっかり隠すことで存在させる、ある意味では見えるようにするというパラドックスです。
 このあと、1年ぶりに再会した神様たちは車に乗って街にドライブに出かけるというわけです。その後には、朱色の富士山型の「御山神輿」がついていきます。
 どんな場合も明神が前を行き、御山は後につきます。追い越してはいけません。このあたりに、諏訪の潜在的優位性が現れていますね。ちなみに御山神輿には御札が乗っています。警護の神様でしょうかね。
 明神神輿は丁重に扱われますが、御山神輿はわざとドスンと地面に落としたりして、勇ましさを表現します。きっとマッチョなSPとか乗ってるんでしょう。周囲をビビらせる役があるようです。
Gedc2334 まず家の前の広場に駐車して、いよいよドライブ(旅)に出るぞ!という出発式を行います。その場所を「高天原」と言います。神官が祝詞を上げ、人々も祈ります。
 このあたりを少し動画で撮影してきたので、御覧ください。
 まずは、諏訪神社から明神神輿がお出ましになるところです。

明神神輿高天原へ

 続いて出発式が終わり、神様の乗った明神神輿がいよいよ街に繰り出していくシーンです。

明神神輿出発!

 続いて警護の御山神輿が明神神輿を追いかけるように出発するシーンです。

御山神輿出発!

 というわけで、我々は「火祭り」になる前、すなわち点火式の前に現地をあとにして家に帰って来てしまいました。
 その後の様子は他の皆様の報告におまかせします。たくさんあるでしょうから。

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2012.08.25

吉田の火祭りイヴ(宵祭り前夜)

 日は吉田の火祭りです。今年春、国の重要無形民俗文化財に指定されて初めての祭。
 あの祭自体には特別な魅力があるのですが、一方でいろいろ問題もあるのも事実です。歴史的にも民俗的にも、もちろん宗教的にも。そして、今年もまた半神半人による屋台出店が自粛、いや制限されるのでしょうね。それでは祭の魅力、そして効果、価値が半減です。
 そういう意味で、明日の本番には行かないかもしれません。今年はあえてイヴに行ってみよう(正式には27日が本祭なので、26日の火祭り自体がイヴの宵祭りということなんですけどね。まあ、いいや。イヴということにしておこう)。
20120825_184302 そう思ったきっかけは、「クレイマー、クレイマー」でした。今日たまたま冨士浅間神社の近くで野外映画上映会があったのです。私も立ち上げに少し関わらせていただいた University of Mt.Fuji 主催による「クレイマー、クレイマー」上映会です。
 いやあ、良かったなあ。私この映画観るの数十年ぶりです。結婚し親になってみて観るこの映画はまた格別な意味を突きつけてきましたね。この機会にこの映画を再び観ることができ、本当に良かったと思います。
 「クレイマー、クレイマー」と言えばヴィヴァルディのマンドリン協奏曲というイメージですが、実はパーセルの楽曲が重要な意味を持つということが分かりました。ふむ、年をとるということ、経験を積むということはいいことだな。
20120825_193020 それにしても、いいものですねえ。野外で映画を観るというのは。月と富士山。そこに挟まれてさそり座が見える。上映中にはスクリーンの向こうに明るいオレンジの流星が。少し寒かったけれども、それもまた「体感」としての映画にはプラスに働いたかも。体験、特に芸術的な体験にとって「場」というのは重要ですね。
 企画運営された方々に感謝します。
 さて、映画が終了して、私は会場のすぐ隣にある冨士浅間神社(上浅間)に向かいました。ふと思いついたというか、呼び寄せられるように、ですね。
 皆さん、イヴはいいですよ!本当に素晴らしい体験ができました。
 あの広い境内には誰もいませんでした。途中カップルらしき二人連れの影が見えましたが、私を見て暗闇に消えて行きました(笑)。
20120825_211119 正直、神様を独占状態でしたよ。まず、鳥居の手前から本殿を仰いだら、ちょうどど真ん中にお月様が!
 そう、コノハナサクヤヒメというのは実は「赫夜姫(かぐやひめ)」です。これはまさしくかぐや姫のご降臨だと感じました(というか、そう感じない人はいない状況です)。
 火祭りは「浅間神社」のお祭りだと思っていらっしゃる方がほとんどでしょうけれども、実はちょっと違うというか、事情が複雑なんですよね。
20120825_211326 詳細については専門家の方に譲りますが、とにかくこの火祭りはもともとは「諏訪神社」のお祭りだったのです。
 冨士浅間神社の境内に諏訪神社があることからも、あるいはあのあたりを「諏訪ノ森」と呼ぶことなどからも分かりますが、浅間神社はある時代の流行を受けて勧請されたものです。本体は諏訪神社なのです(もちろん諏訪神社自体も勧請ですが。上の写真は浅間神社の拝殿です。ちなみに私たち夫婦はここで結婚式を挙げました)。
20120825_211422 富士山に諏訪の神様(建御名方命)をお迎えする際、人々が松明を持って歓迎したのが火祭りの起源ともされています。
 その証拠というべきか、祭の最初に、浅間神社の神様(木花咲耶姫=かぐや姫)が諏訪神社に遷されます。そこから諏訪の神様と一緒に高天原に出かけるという手順を踏みます。そして必ず明神神輿が先を行く。御山は諏訪の神様を追い越してはいけません。
20120825_211523 その諏訪神社には、すでに御山神輿と明神神輿が定位置に据えられていました(ここでは御山が前です)。
 そして、そこにはすでに諏訪の神様がいらっしゃる!変な話ですが、私は二人きり(?)で対面したのでよく分かるんですよ(笑)。もうすでに明神神輿のすぐ前におられて祭を今か今かと待っている。かぐや姫との再会を楽しみにしている。そんな感じでした。
 お月様と富士山と諏訪神社…何かよく分かりませんが、私は「なるほど!」と一人合点してしまいました。言語化できないけれども、「あっ分かった!」という感覚でした。
 本当に神様と交流できた瞬間でした。なんのことやら…と思われてもしかたありません。私はそういう人間なので。
 楽しいんですよ。そういう瞬間は。日常生活の楽しさとは明らかに違う「楽しさ」なんです。こればっかりは譲れません(笑)。
 さて、明日の本番に行くかどうか。これは分かりません。神様に聞いてみます。

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2012.08.24

野田首相領土問題で会見

 20120825_71059 あ、かしましいですね。韓国も中国も、そして日本も。あっそうだ、竹島が自国の領土だと主張しているのは日韓両国だけでなく、北朝鮮もなんですよね。なんだか蚊帳の外で可哀想なような気さえします。いっそのこと…いやいや、これは言ってはいけないな。
 「かしましい」を漢字で書くと「姦しい」です。つまり…いやいや、これも言ってはいけないな。
 私には、イ・ミョンバクも野田もポピュリズムに訴えているようにしか見えません。お互いに支持率が低下した中、選挙の季節を迎えるにあたって、突然(しかし古典的な)敵国を想起させ、吠えたり、あるいは冷静さを装ったりして、結局自らの勇敢さをコレミヨガシに演出しているようにしか感じられないのです。
 もちろん中国も台湾もそうです。内憂をごまかすために外患に国民の目を向けるというのは、ポピュリズムの一技術にすぎません。
 勧善懲悪という幻想を現実に持ち込むこと、善悪の二元論によって、世の中を分かりやすく塗り分けることは、古来行われてきた低劣な政治的技法です。
 低劣と言うのは、そのような技法が結局その場しのぎに過ぎず、決して恒常的な平和や豊かさを招くことはないからです。
 本来の「マツリゴト」は、白黒をはっきりさせるものではなく、どちらかと言うと、玉虫色であったり、グレーのグラデーションであったり、つまりデジタル的な解決ではなく、アナログ的な調整をする機能であったはずです。
 我々一般市民は群れると愚民化します。もともと大したものではない上に、たとえばマスコミの恣意的な、いや意図的な情報に触れてそこに群がると冷静な判断力を失ってしまいます。まるで砂糖に群がる蟻のように。
 欧米や中東では宗教対立の方が一般的でしょうが、宗教の希薄なアジアでは領土問題は一番分かりやすい砂糖ですね。
 本当なら、政治家というのは、そういう砂糖を国民に見せないで、秘密裏に解決するべきです。あるいは、そういうことに振り回されないように指導する役を担うべきなんですね。
 しかし、残念ながら現代においては、なかなかそういう政治家は現れません。結局、集団心理以下の集団気分に訴えるような手法しか持たないレベルの低い政治家しかいない。
 人々の購買意欲をかきたて目先の利益を追求する(資本主義市場)経済の原理が政治の原理を凌駕してしまっているのです。そういう状態を現代日本では「ポピュリズム」と呼んでいます。
 政治学上の正式なポピュリズムの意味とは違います。本来のポピュリズムは一部の保守的利権者としての エリートに対抗する手段としての「大衆主義」であって、「衆愚政治」ではありません。
 しかし現状は、まさに「大衆の大衆による大衆のための政治」ですよね。民主党や維新の会なんか、まあ気持ちが悪いほどに砂糖をばらまいています。
 もちろん私自身もそういうものに振り回され、感情的になっている一人だと自覚していますけれども、まあ多少の自覚がある分だけ、まだましかなとも思っています。
 国際政治までがそういうレベルでの茶番になっていくのは恐ろしいことです。しかし、先ほど書いたように、そうした小手先の技術はすぐに化けの皮がはがれますし、それどころか、手痛いしっぺ返しを招くことになるのもまた歴史の証言するところです。
 実は、この流れさえも大きなシナリオの一部だと私は感じています。大きな変革のドラマの中の茶番というか、中入り狂言というか、そんな意味のあるものだと思います。本体はすぐそこに控えています。
 やっと本来の「政治」が復活する日が来るのでしょう。私はそう信じています。茶番狂言にばかり終始している国は自滅します。間違いありません。予言しておきます。

Amazon 反ポピュリズム論

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2012.08.23

前川清の「川の流れのように」(大爆笑)

 れはぜひ皆さんに聴いてほしい。
 先日の都留音楽祭で、結局はやらなかったのですが、若手のスタッフに「川の流れのように」を歌ってもらおうと思って音源を探していたところ、これにぶち当たりました。
 ご存知のように美空ひばりさんの「川の流れのように」は非常に難しい曲です。あまりにいい曲なので、歌いたいなと思ってカラオケで挑戦したりすると大変なことになります。
 音域は広いし、音の跳躍はあるし、半音進行はあるし、うたいこなすだけでも一苦労どころかシロウトにはほとんど不可能です。
 ましてや、ひばりさんのように、しみじみと、しかし適度に軽やかに歌って、人に感動を与えるなどということは、プロでも難しいらしい。プロの歌手もあまりカバーしたがらないのは、もちろんひばりさんへのリスペクトもありますが、やはり技術的な面の壁が高いということもあるのでしょう。
 特に男性がこの歌をしっとり歌うのは難しいでしょうね。今回歌ってもらおうと思ったのは男の子だったので、YouTubeで音源を探していたわけです。原曲の調ではとても歌えないので、とりあえず男性歌手がどんな調で歌ってるかと思って。
 そしたら、こんな音源が出て来まして、最初は二人でまじまじと聴いていたんですが、あとは大爆笑。やっぱり同じ悩みをかかえていたのか…(笑)。まあ、とにかく聴いてみてください。楽しすぎます。司会は梅沢富美男さんでしょうかね。

 もう…前川さん、さすがツボを抑えています。そして、普通にうまい…最後の高音はさすがに上がりきってませんがね(笑)。いやあ宴会芸の王道ですな。
 最後に本家ひばりさんの歌を聴いてみましょう。いかにとんでもない歌手であったか再確認できます。高音での脱力(?)は神としかいいようがありませんね。今の歌手は正反対ですから。楽器演奏の参考にもなりますね。

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2012.08.22

子どものケンカに親が出るな!…式亭三馬「浮世風呂」より

Specjoinimg06 日は甲府で研修。県内の私学の先生方が集まりました。今年は本校が当番校ということで、少し緊張気味。
 午前中の全体講演は、江戸東京博物館の竹内誠館長による「江戸の社会と文化に学ぶ教育の在り方」。本校の理事長がどうしても皆さんに聞いていただきたいということで招聘いたしました。
 これが実に面白くためになりました。私も前々から江戸の教育については興味があり、竹内先生の本も読んだことがありましたが、今日のお話はよくまとまっており、また新しい視点も多く含まれていて、心から楽しみつつ勉強することができました。
 いろいろなお話があり、様々な資料を提供していただいた中で、やはり最も心に残ったと言いますか、これこそ生徒の親御さんに読んでいただきたいなと思ったのが、この「浮世風呂」の一節です。
 子供どうしがケンカをしているところに、一方の親が出てきて我が子の味方をし、相手の子供を怒っている様子を、別のおばさんたちが見て評しているシーンです。

「こはいおかみさんだネエ。ほんにほんにおつかない」 「さようさねエ。一体また、子供の喧嘩をとり上るは悪うございます。すべて手まへの子に利を付ては済みません」 「ハイサ、さようさ。私どものあたりでも泣て来ると叱ります。云告口をとり上ては方図がございません。利も非も構はず我子をしかるのが一番能うございますよ」    現代語訳 「こわいお母さんだねえ。本当におっかない」 「そうだねえ。とにかく子供のケンカについて親がとやかく言うのは良くありません。どんな時も自分の子供の味方をしてはいけません」 「そうそう。私のウチでも子供が泣いて帰ってくると叱ります。子供の告げ口をいちいち聞いていてはキリがありません。良いも悪いも関係なく我が子を叱るのが一番いいんですよ」

 まったくそうですよね。江戸時代にも自分の子どもの言うことを鵜呑みにして、子どもと一緒になって相手を責めるの親がいたということでしょうか。まあ今どきのクレーマーのはしりっていうことでしょうな。
 先生に怒られてゲンコツをもらいウチに帰ると、今度は親に殴られる…なんてのは古き良き時代の話なのでしょうか。
 その他にもいろいろ考えさせられる江戸の事例が紹介されました。江戸の全てを正しいとしたり、あるいは過剰に美化するのももちろん危険ですが(悪い部分もたくさんあるので)、たしかに学ぶべき「知恵」というのもあるような気がしますね。
 これを機会に久しぶりに「浮世風呂」を読んでみようかと思いました。

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2012.08.21

追悼 山本美香さん

Exp1345808105 常にショッキングなニュースが入って来ました。
 「女性ジャーナリスト」という報道があった瞬間、正直いやな予感がしました。そして、その予感が的中してしまったのです…。
 山本美香さんは、大学の後輩です。私と同時期に都留文科大学に通っていました。本当に尊敬すべき後輩でありました。
 お会いできる日を楽しみにしていたのですが、結局それは叶わないことになってしまいました。あまりに悲しく、そして残念でなりません。
 美香さんとは直接面識はなかったのですが、お母様とは何度もご一緒する機会がありました。ボランティアで朗読や語りをされていて、私がそこに楽器演奏でお手伝いしていたのです。
 10年ほど前、バグダッドでの一件があったのち、お母様から「実はあの山本美香は私の娘です」ということを聞き、驚くとともに、勇敢で正義感の強い立派な娘さんを産み育てたお母様をも、心から尊敬申し上げたことを思い出します。
 その時、「心配ですね」と私が声をかけたところ、「しょうがないですね」と答えたお母様の、あの時の表情が忘れられません。今度はなんという言葉をかければよいのでしょうか…。
 平和を愛し、戦争を憎み、常に女性や子どもといった弱者の視点に立った報道を心がけた美香さん。そんな崇高な魂が、暴力によって踏みにじられたことに、強い怒りと落胆をおぼえます。
 美香さん、あなたの、崇高な魂と命をかけたその人生を無駄にすることなく、私たちは常に祈り、そして行動し、戦わなければなりません。決して暴力に訴えるのではなく…それが非常に難しいことであることは、よく分かります。しかし、あきらめるつもりはありません。
 子どもたちのために、私もあなたの遺志の一部だけでも確実に受け継ぎ、人間が本来の姿を取り戻すために天命を全うしたいと思います。
 ご冥福をお祈りします。

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2012.08.20

第26回 都留音楽祭 4日目

20120820_203056 あ、都留音楽祭もいよいよ佳境に入りました。そう、今日は皆さんお楽しみ、世界最高レベルの宴会芸が飛び出す「クロージング・パーティー」のある日です。
 まあ、今年はすごかったですねえ。あんまりすごすぎて、とても写真をアップできません(笑)。いやあ、しかし、これぞ都留の魅力ですね。いつも書いているように、日本を代表する、いや世界に名だたる先生方が(もちろんルーファス・ミュラー先生も!)、まあとにかくすんごいことをしでかしてくれるのです。
 こればっかりは実際に参加してみないと分からない。まったく恐ろしいほどのレベルの高さと濃さと妖しさです。
 私も毎年「山口組」としていくつかの芸を披露させていただいておりますが、まだまだ修行が足りませんね。もっともっと精進しなくては世界レベルにはなれません(?)。
 ま、私自身の芸は私自身に著作権がありますので(共演者のそれは無視します…笑)、今日はその録画をご覧(お聴き)いただきましょうか。
 まず最初は、最近恒例になっております、ワタクシめによります「マトリョミン」演奏であります。
 今年はごくまじめに(?)バッハを演奏いたしました。かの有名なオルガン前奏曲「主よ、我は汝の名を呼ぶ」です。指先と頭!を利用して、かなり真剣に演奏しております。前半部分の繰り返しなどは、ズラをはずして頭で演奏してるんですよ(映像が小さいので分かりにくいと思いますが)。
 伴奏はなんと、小倉貴久子さん。フォルテピアノ奏者として世界的に有名な小倉さんのオルガン演奏も珍しいですよ!ちなみにこのオルガンも電子オルガンでして、これは見事な「エレクトリック・バッハ」であります。

 エレクトリック・バッハ(フラッシュ動画です)

 これに対抗できるのはミクくらいしかいないでしょう。でも、正直今回はミクより私の方がうまい!ww
 特にトリルは私に軍配が上がるでしょう…って何張り合ってるの(笑)。

 続きまして、前回に続き、ずうずうしいウチのカミさんをフィーチャーした歌謡曲バンドです。
 曲目はつのだたかしさんのリクエストで今年もまた岩崎宏美です。
 つのださんがどうしてもやりたいというので、前回やった「思秋期」をもう一度。三木たかしさんの名曲ですね。メンバーみんなほとんど楽譜なしで即興演奏。これぞ古楽スピリット!?全然段取り通りじゃないのにしっかりまとまっているところがすごい(自画自賛)。
 いや、ホントにこれぞ演奏家の楽しみですよ。つのださん、異様なほど楽しそうでして、「もう古楽やめようかな…」とか言ってました(笑)。
 2曲目はなんとブラス・セクションまでフィーチャーした「ロマンス」。筒美京平さんの名曲です。モダン・トランペットには415はきつい!?そんな事情も無視していきなりのセッション。しかし、それがまたいい味を出してまして、大いに楽しんでいただきました。
 というわけで、今回もまたメンバーがすごいですぞ。

 リュート つのだたかし
 フラウト・トラヴェルソ&クラヴェス 中村忠
 ヴィオローネ 徳島大蔵
 こどもチェンバロ 渡辺敏晴
 フォルテピアノ(クリストフォリ) 吉野洋美
 トランペット 大矢裕子&蒲倉史伸
 バロック・ヴァイオリン 山口隆之
 唄 山口陽子

20120820_123401 ちなみに「こどもチェンバロ」とは渡辺敏晴さんが自ら設計・製作した実にかわいいチェンバロであります。
 お子さんのために作ったそうですが、実際は多くの大人がはまっていました。いや、ホント不思議なくらい手に馴染むんですよ。左手に持って歩きながら、歌いながら、踊りながら弾くこともできる。
 音域がないのですが、なぜか弾き始めるとどんどんファンタジーが湧いてきて何時間でも即興演奏できる。不思議です。
 そして音がいい。実に味わいのあるいい音なんです。これがまた歌謡曲にぴったり。 
 では2曲続けてフラッシュでどうぞ。

思秋期〜ロマンス

20120821_140536 あ〜あ、楽しかった。音楽やってて、楽器やってて、スタッフやってて良かった!と思える瞬間であります。皆様、ありがとうございました。
 ルーファスもマトリョミンに興味津々。というか、すぐに弾きこなしてました。来年はお互い練習して、オペラのデュエットでも「歌おう!」ということで盛り上がりました。これは実現するかもしれませんぞ。

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2012.08.19

第26回 都留音楽祭 3日目

20120820_70119 楽祭、今年も大変充実した内容と、そして楽しい雰囲気の中、順調にスケジュールをこなしています。
 今日の目玉は、やはりルーファス・ミュラーさんのリサイタルでしょう。
 世界を代表するテノール歌手であるルーファスさんが、ルネサンスから初期ロマン派まで、リュート、ガンバ、オルガン、チェンバロ、フォルテピアノという超ぜいたくな伴奏を使い分けて歌ってくださいました。
 これがとにかくすごかった。まさに「歌魂」の溢れ出る歌唱。これぞ世界最高レベルと溜息が出るばかり。う〜む、やっぱり音楽家はミーディアムですなあ。霊的な領域に間違いありません。
 今日の表現の幅の広い気合の入った歌もいいものでしたが、たとえばYouTubeにあったこのテレマンの室内カンタータなんか、実に軽妙かつ深みのある無駄のない表現と美声で、私たちを魅了します。


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2012.08.18

第26回 都留音楽祭 2日目

20120818_163349 年の音楽祭の全体合奏はシュメルツァーのレクイエムです。う〜むマニアックだ。
 これがなかなかいい曲です。不思議な転調や長七度の飛躍のある旋律など、まるでロマン派?
 ある意味では近代的な和声観やオーケストレーションが未完成なんですよね。それが不思議と新鮮に感じます。
 なんとYouTubeに冒頭のイントロ&キリエがありました。ちょっと聴いてみてください。

 なかなか面白い曲ですよね。シュメルツァーと言えば、私なんかは魅力的な数々の室内楽、特にあの美しいヴァイオリン・ソナタを思い浮かべます。

 さて、今回は3人の方が我が家に宿泊しております。夜ウチに帰ってからの小宴会もまた楽しいものです。
 チェンバロ&胡弓の渡辺敏晴さん、鍼灸の大矢裕子さんはいつものメンバー。そして、今年は初めて我らの仲間入りしたのが、ヴィオローネ(&コントラバス)奏者の徳島大蔵さん。
20120818_163434 徳島さんの弾いている8フィート・ヴィオローネはフィリップ・クイケンの作。ちょっと珍しいタイプの楽器です。ガンバともチェロとも16フィートのヴィオローネとも違う独特の音がいいですねえ。
 楽器のみならず、徳島さん自身も不思議な雰囲気を醸していまして(笑)、皆さんの注目を集めておりました。それもそのはず(?)、徳島さんはあの内村鑑三の玄孫だとのこと!なななんと!
 でも、そんなすごい血の流れる徳島さんも、カミさんも含めた私たち3人のぶっ飛んだ話に付いてこれない模様。いや、そのうちに慣れるでしょう(笑)。

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2012.08.17

第26回 都留音楽祭 1日目

20120818_72210 年震災のために中止になってしまった都留音楽祭。今年は無事開催に至ることができました。
 ルーファス・ミューラーさんをはじめとする錚々たる講師の先生方と、全国から集まった熱い…いやあったかい受講生の皆さん(&濃〜いスタッフの皆さん)との5日間が始まります。
 私はスタッフとして裏方に徹して(ムリムリ…笑)、頑張りたいと思います。
 夜は恒例のオープニング・コンサートが催されました。
 今回もまた非常にぜいたくなプログラムです。これだけのメンバーのコンサートはほかでは絶対に望めません。
 オープニング・コンサートだけでもこの音楽祭に来る甲斐があるというものです。
 ちなみに昔は、講師の先生方のコンサートは4日目の夜に行われていました。つまり、あの大宴会の前ということですね。
 日程も後半になり、先生方も疲れている上に、裏メインイベントたるあのパーティーの宴会芸のための練習時間が取れない!?ということで、初日に催されるようになりました(笑)。
 今日、オリエンテーションで「都留音楽祭も高齢化が進み…」などと失礼なことを申し上げましたが、実際30年近くやってるわけですから、私も含めその分しっかり年をとっているわけであります。音楽監督の有村先生も今年傘寿を迎えられるとか。いやあ、お変わりなくお元気ですが。
 ちなみに今日は私の誕生日でありまして、4回目の年男となりました。第1回の時はまだ20歳そこそこでしたからね。はたして成長したのかどうか(笑)。
 いつも誕生日は音楽祭のドタバタの中。有村先生の奥様と同じ誕生日なので、いつも「Happy birthday to us!」と言い合い、慰めあっております。
 というわけで、私の人生の半分以上を占めるこのお祭り。この音楽祭のおかげで今の自分があると言っても過言ではありません。そんな私と都留音楽祭の出会いについては2年前に書きましたっけ。まったく不思議です。

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2012.08.16

耀わん「十和田」の旅 その2

 きの終戦の日から一夜明け、我々家族は富士山への帰途に着くこととしました。
 帰りは日本海を回ります。途中いくつか出口王仁三郎(耀わん「十和田」)にゆかりのある神社に寄ろうと考えてのことです(それ以前に道が空いているので)。
 今日も写真を中心にご覧いただきましょう。

↓まずは鳥海山の大物忌神社里宮へ。裏側から入ります。
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↓鳥海山と王仁三郎の関係もかなり深いものがあります。彼の神話によると、艮(東北)に幽閉された国祖国常立尊に会うために、妻神である豊雲野尊がこの山まで来たということになっています。
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↓本殿も立派です。大物忌とはすごい名ですね。
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↓妙高、黒姫、戸隠などの霊山を見ながら長野県に入ります。
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↓我々が目指すは長野市松代のスーパー霊山「皆神山」。
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↓登山道の途中に「岩戸神社」が。これは古墳の石室のようですね。
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↓いよいよ皆神神社参拝です。私も久しぶり。
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↓本殿。すごい神気を感じます。普段は鈍感な家族もビシビシ感じるようです。
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↓のちに合祀された天地カゴメ之宮。諏訪神社もありました。
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↓王仁三郎の長女直日による歌碑。耀わんと一緒に記念撮影。光が降って来ましたね。
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↓王仁三郎による皆神山の解説も碑になっています。
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↓奥宮として「富士山浅間神社」が鎮座!
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↓皆神山の頂上に富士山があるわけです。三国第一。
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↓浅間神社裏にある風穴?井戸?霊気が出ていました。
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↓木花咲耶姫と耀わん。
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↓突如として現れた輝く入道。達磨か?
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↓偶然宮司さんが出ていらしたのでご挨拶。「オニさんの茶碗はめったに見られない…」と感激されたよう。
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↓宮司さんが提灯を灯してくれました。
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↓突如、見事な裏後光が現れました!
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↓強風が吹き、稲妻が走り、そして雲に神像が…家族みんな驚きました。
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 いやあ、すごい旅でした。富士山に帰ってきたのは夜遅く。富士山は落ち着きます。耀わん「十和田」も本来の場所に戻りました。おやすみなさい。

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2012.08.15

耀わん「十和田」の旅 その1

 回の旅のテーマと言いますか、私の大事なお仕事は、今縁あってお預かりしている出口王仁三郎手びねりの耀わん「十和田」を十和田湖にお連れすることでした。なぜか…それは理屈では全く分かりません。今年このタイミングで行かねばと直感したからです。
 先日安倍昭恵さん(安倍晋三元首相の奥様)がいらっしゃった折にも、そういうお話をしました。昭恵さんは「私も行きたい!」とおっしゃっていましたが、さすがに急なことだったので、またいつかということになりました。その代わり、しっかりご報告をさせていただきました。
 さて、いろいろと詳しいことは、ここにはまだ書くべきでないとも思いますので、写真と簡単な解説をご覧いただき、皆さんにもそれぞれ自由に何かを感じていただければと思います(もちろん、アヤシい…でも結構です…笑)

↓まずは田沢湖へ。相変わらず美しい湖水の色です。
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↓この色こそウチの耀わんに近いとの話もあります。
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↓この色の水(玉川毒水)のためにクニマスは絶滅しました。
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↓今いるのは酸性に強いウグイ。
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↓こちらは先週撮影したクニマスの稚魚(山梨県立博物館にて)。田沢湖と西湖のクニマスには両地の「三浦氏」が関わっています。今そこも研究中。
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↓偏光フィルターがないとこういうふうには見えません(撮れません)。
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↓雲が不思議な模様になってきました。
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↓龍のうろこのようにも見えました。
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↓急に風が強くなって波が岩に打ち寄せはじめました。
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↓御座石神社の鳥居の赤と湖水の青のコントラスト。
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↓玉川温泉近く。赤い川。毒にも薬にもなる水。
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↓大湯の環状列石到着。野中堂ストーンサークルのすぐ横に浅間神社があります。
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↓野中堂になぜ浅間神社が…。
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↓野中堂の環状列石全景。縄文のパワースポット。
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↓野中堂の配石遺構のパワーポイントに耀わんを配置。雨がポツポツ降っていたのに、突然晴れて痛いほどの陽の光が降り注ぎました!向こうの森が浅間神社。
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↓発荷峠に着きました。いよいよ十和田湖へ。
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↓田沢湖よりも深みのある色です。
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↓湖畔に出ると、全天曇っていたのに正面に丸い穴(玉)が空いて光の階(きざはし)が降りてきました。ちなみに太陽はずっと上にあります。
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↓さっそく十和田(山)神社へ。
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↓正式な由緒に出てくる「甲斐の白鳥の宮(不詳)」についての新情報を伝えようかと思いましたが、宮司さんはおらず。
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↓南祖坊ゆかりの占場へ。富士山の青木ケ原樹海と同時期(貞観)に同じような条件でできた岩と森なので、全く同じ臭いがします。不思議な感じ。
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↓青龍大権現。いよいよ来ました。
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↓この色はまさに青龍。ここで全く驚きの出会いが…。
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↓ここには私以外にもう一人男の方がいらっしゃいました。直感的に声をかけてみると…なんと王仁三郎のことを(知識として)よくご存知の方!お名前を聞いた時には鳥肌が立ちました。というのは十和田湖に来るまでの道すがら気になって寄った神社が三つとも「◯◯神社」だったのですが、その方の苗字がまさにその「◯◯」だったのです!この名前はそんなにメジャーではない。私もこういう神社があるのを初めて知ったくらいですから。これは運命とばかりに、ご一緒に耀わんを奉祀いたしました。
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↓その方と耀わんで神水をいただく。体に沁みわたる神気。
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 まあすごい一日でした。そして家内の実家に帰って来てから、あるサイトを見ていて超驚きました!
 なんと、今日8月15日は、王仁三郎が十和田湖の南祖坊の生まれ変わりとしてた出口和明さんのお誕生日だったのです!私は本当に今日までそれを知りませんでした。
 出口和明(やすあき)さんは昭和5年8月15日生まれ。ご存命なら82歳ということになります。和明さんは「十和田龍」を名乗って作家活動などをされていました。あの現代文の神様、論理エンジンの開発者出口汪先生のお父様です…もう、何がなんだか分からなくなってきました。
 そして、夜、出口家の方からお礼のお言葉をいただきました。全くそんなつもりはなかったのですが…なんという偶然、いや必然でしょう。
 私のお預かりしている耀わん「十和田」は和明さん御本人なのかもしれません。王仁三郎が異様なほどに可愛がったという和明さん。国家に弾圧された王仁三郎は獄中で最愛の孫を思ってこの耀わんをイメージしていたのかもしれません。
 そして、昭和17年保釈され、19年の12月から終戦、戦後にかけて、狂ったように耀わんの製作に取りかかりました。世界の平和を祈りながら。そのメッセージを後世に残すために。獄中でイメージした全てを具現化していったのです。
 こうして今年の終戦の日は終わろうとしていました。

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2012.08.14

秋田こまちプロレス@由利本荘市 2012

 しかった!素晴らしい時間をありがとう!
 秋田こまちプロレス「格闘ファンタジー」一昨年の興行から2年ぶりの開催。今回は私とカミさん二人で行って来ました。名付けて「俺達ふるさと元気族」。
Img_5237_2 その前にですね、午前中は小学校1年生の甥っ子とずっと二人野球をやっていました。
 甥っ子のお父さんは秋田でも有名な、中学校野球部の監督の先生です。だから息子も1年生ながら野球はもちろんうまいし、超マニアックな知識も満載しています。
 そんな甥っ子と3時間以上にわたってリアルな野球対決をしたんです。結果は延長13回10対10、ボール紛失のためノーゲーム(笑)。
 いやあ、それがとっても楽しくて、また燃えて、ああこれがプロレスだ!って思ったんですよ。つまり、お互いある程度(かなり)野球に対する思い入れがあって、それなりの知識と技術がある者どうしがなりきって戦うわけじゃないですか。それで、お互いその「ごっこ」を楽しむために、微妙に調整しながら試合するのですよ。分かりますか。
 つまり、微妙な判定はその時々の流れでお互い無言のうちに試合を面白くする方向に決まるし、必要なところではわざと三振したりするわけです。
 それこそ真剣勝負です。一番盛り上がる方向に以心伝心の同意の上に試合を演出していく。まさに阿吽の呼吸ですよ。
Gedc3917
 そう、これぞプロレスの醍醐味じゃないですか。ある程度ケツ決めがあったとしても、とにかく自分自身もお客さんも一番盛り上がる方向に持っていく。ストーリー性とアドリブ性。予定調和とアクシデントの競演。
 というわけで、今日のこまちプロレスはそんなことを強く感じる楽しい時間になりました。
 スケールは違えど、この前のWWE両国大会と同じような興奮と感動がありましたね。おおげさでなく。
 ベビーとヒールの(古典的ストーリーの)戦いにおいて、会場の子どもたちが次第に感情移入してゆき、大声で正義の味方を応援する姿には思わず涙が出てしまいました。素晴らしい教育です。
 そして、前も書いたとおり、これは「なまはげ」体験そのものです。子どもたちにとって、こういう「物の怪」世界というのは非常に重要です。ゲームの世界とは違う「命の危険を感じる」体験とも言えます。
Gedc3910 体験的物語世界において、そういう勧善懲悪や、命の危険を感じさせておくことは、どんな教科書やどんな説教よりも大切なことですよね。いじめを始めとする現在の教育問題を解決するのは、そういう体験的物語世界しかないと、私は真剣に考えています。
 そして、大人になってもですね、こうして野球やプロレスに没頭し、ある意味純粋に騙され、自ら人生を演出していくこと、こういうことができる自分は幸せだと思いますよ。
 今回はアイスリボン提供試合として、藤本つかさvs星ハム子という贅沢なカードも実現しました。藤本選手は中学社会の教員免許を持っています。ぜひ、我が校で採用したいと思いました!w
Img_5255_2 今日も、芸人青木竜象さんの実況付きで、シロウトにも分かりやすく、また笑いにも満ちた楽しい大会となっていました。青木さんのプロレスLOVEぶりが伝わってくる実況、GJでした!
 試合終了後、地元のCATVの取材を受けました。山梨から来たと言ったらビックリしてましたね。そりゃそうだ。
 こういう地元の文化に根ざしたご当地プロレスというのは、ある意味今失われつつある非日常的な祭の一つであると言えます。私たちにはそういう「ハレ」や「ケ」が必要なんです。
 いろいろと大変だとは思いますが、ぜひ頑張ってもらいたい。山梨でもご当地プロレスが旗揚げされました。こういうムーブメントが日本中に広がってくれるとうれしいですね。
 そうそう、帰りに、前回も今回もすっかり私たち夫婦の心をつかんで離さなかった「エスカル御殿」選手と話をする機会を得ました。めっちゃ面白かった。やっぱり、古き良き時代の総合ファンなんだ。異種格闘技の延長としての「総合」。いい時代でしたね。山口昇さんと一緒に行ったという北朝鮮での「平和の祭典」観戦ツアーのエピソードには驚きました。今後も応援しますよ!


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2012.08.13

ディズニーランド or 靖国神社…

(17日朝執筆しています)

 あ、今年もようやく夏休みになりました。恒例の秋田行です。本日13日出発です。
 しかし、今年は今までと少し趣向が違います。まず、東京経由だということ。これには事情があります。
Img1 ウチの上の娘は我が中学・高校のジャズバンド部に所属しているのですが、そのジャズバンド部が見事厳しいオーディションを経て、東京ディズニーランドで演奏することになったんです。それが今日。
 実は、ウチの二人の娘はディズニーランドに行ったことがないという、非常に珍しい(おそらくクラスで一人?)子どもたちでありまして…というか、そういう家庭が珍しいのかな…、結果として上の娘は今日が初めてのディズニーランド体験となったわけです。
 今まで行きたがらなかったわけではありませんよ。小さい頃はそれなりに行きたがってました。しかし、「アメリカにだまされるな!」というウチの教育方針なのか(笑)、連れていかないでいた内に、いつのまにか「行きたくない」「興味ない」というようになっちゃいました。教育というのは恐ろしい。
 ま、私は仕事で何度も行ってるんですけどね。ひどいですね。でも、私も行くたびに乗り物とか乗らないで、たとえば「ディズニーランド完全制覇!?」のように、変な楽しみ方をしてたんですけどね(笑)。
 で、今回、上の娘は「仕事」で行けることになった。喜んでいるのかと思えば、やっぱりどこか冷めているんですね。さらにこれを機に家族でディズニーランド行こうかという話になったにも関わらず、下の娘も全然その気がないんです。どうなってるんだ、ウチは。
 結局、カミさんがディズニーランドに娘を迎えに行くことになり(なんだかディズニーランドでディズニーランドに行くにはどうすればいいですか?と係員に聞いたらしい…w)、私と下の娘は都内の適当な場所で待っていることになりました。
 その適当な場所が「市ヶ谷」でした。市ヶ谷から舞浜までは行きやすいし、市ヶ谷の駅の近くに3時間1000円の格安駐車場があることを知っていたからです。
Img_5227 車をそこに駐めた私と下の娘は、せっかくだからどこか行こうということになりまして、市ヶ谷ならちょっと歩いて靖国神社だろうということになりました。お盆ですしね。
 というわけで、カミさんと上の娘がディズニーランドに行っている間、私と下の娘は靖国神社を公式参拝し、さらに遊就館をじっくり拝観いたしました。ううむ、なかなかすごいコントラスト(笑)。
 零戦の前で記念撮影…ありゃ?しっかりミッキーマウスのTシャツ着てるし(笑)。
 いや、実際、終戦の日を前に様々なことを感じ、考えさせられる体験となりましたよ。今の私たちがあるのは無数の英霊のおかげであります。
 前も書いたように、思想的なこと、政治的なこと以前に、私たちは人間として、多くの御霊に対する感謝と尊敬と慰めの念を抱くのが当然だと思います。特に子どもには大人の事情抜きにそういうことを教えたいですね。
 さて、市ヶ谷で落ち合った私たちはそのまま一般道を栃木までスムーズに北上(東北道はそのあたりまで大渋滞しています)。そして、そこから東北道、山形道、国道13号を経由して秋田県の横手市十文字にある、カミさんの実家に到着しました。東京から休憩込みで約10時間。高速にはなるべく乗らないようにしたので、3500円弱の通行料ですみました。

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2012.08.12

樹海の造形

 日は生徒を連れて青木ヶ原樹海へ写真を撮りに行って来ました。夕方行ったために案外暗く、あまり良い写真が撮れませんでした。手ブレしまくってます。すみません。それでも豊かな造形をご覧いただけると思います。

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↓意味分かりますか?w
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2012.08.11

安倍昭恵さん来訪

Gedc2271 ったくビックリすることばかり。いったい何がどうなっているのでしょう。いや全て運命。仕組み(しぐみ)の一部なのでしょう。
 今日はなんとファーストレディがウチに遊びにいらっしゃいました。安倍晋三元首相の奥様安倍昭恵さんがお忙しい中、わざわざ我が家を訪れてくださったのです。素晴らしく貴重な時間を頂戴しました。
 昭恵さん、本当に素敵な方です。明るく気取らず純粋で行動的。まさに太陽のような方です。とっても良い刺激を受けましたし、見習わなきゃなと思いました。
 昭恵さんに初めてお会いしてご挨拶したのは、昨年の天皇誕生日に行われた王仁魂復活祭の時でした。少しお話させていただき、いずれまたと思っておりましたところ、先週メキキの会16周年祝賀会でご主人様とともにいらっしゃって講演やお話をされまして、遠くからではありますがお姿を拝見する機会がありました。
 私、あの日の安倍ご夫妻のお話をうかがって強いインスピレーションを受けたんです。あっこのお二人はこれからの日本の立て替え立て直しに非常に大切なお役目を担うことになるなと。
 そして、非常に不躾だと思われることでしょうけれども、これは我が家にお招きしなければと思ってしまったのです。そして、それが実現してしまった(実際あの日の記事に「おそらく実現するでしょうね」と書いてあって自分でもびっくり)。
 得意の突撃術で、昭恵さんに講演に対する感謝の気持ちと、それこそ不躾なお誘いの連絡をさせていただきましたところ、まったく不思議なことですね、昭恵さんも「今ここで行かねば」と感じて下さったようで、急遽お忙しい中スケジュール調整をしてくださり、今回の来訪実現となったわけです。ファーストレディが一芥の庶民の妄想におつきあいくださるなんて…ありがたいことです。
 そして、実際お会いしてお話をし始めたら、まあ止まらない止まらない。やっぱり運命でした。あまりにリンクすることが多く、お互いにちょっと鳥肌ものでした。目に見えない力が働いていますね。
 もともとはご主人様もご一緒にお考え下さったようですが、さすがにお忙しくニアミスに終わってしまいました。ただ、今回はある意味ではご主人様はいらっしゃらなくて良かったかも(笑)。あまりに核心的なお話でしたので。
 最近、昭恵さんは京都で出口王仁三郎の耀わん展をご覧になったとのことでした。そして、ガラスケース越しに観るだけでなく、一度触れてみたいと思っていらっしゃったのだとか。それがウチで実現してしまいました。
 そう、我が家の耀わん「十和田」をじっくり触られ、そして富士山の霊水(ウチの台所の蛇口から出てきた水ですが)を注いでお飲みになりました。すごいことですよ、これは。いよいよ日本が動き出すなと思いました。
 ご主人様にもということで、ビン詰めにした霊水をお持ち帰りいただきました。これを飲めば間違いなくますますお元気になられることでしょう。もう体調不良の心配はありません。
 私、思い切って申し上げましたが、昭恵さんは再びファーストレディとなる可能性が高いと予感します。そういう流れになっています。間違いありません。
 そして、この地富士山、そして富士山の艮(鬼門)明見の里が日本再生の中心になっていく。
 …なんて、この人たちは何を言ってるのかと失笑すら買いそうですが、実は世の中には目に見えないもう一つの、いや無数の世界があって、それが政治や経済を動かしているのです。
 いやあ、一番びっくりしたのは、昭恵さんが明見で畑をやっているということです。我が中学でも田んぼをやっています。やはり農業と教育が再生の中心になっていくのでしょうか。
 いずれ近いうちに明見探訪をしましょうということになりました。地元の方々はなぜか全くそんなことには気づいていませんが、今、富士山は艮の方向から大きく動き出し、そしてその大きなうねりが日本や世界に広がろうとしているのです。楽しみです。
 本当にありがとうございました。見えない力に感謝です。またよろしくお願い致します。私にできることはさせていただきます。

安倍昭恵さん来訪(第二章)

「みろくの世」―出口王仁三郎の世界

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2012.08.10

明見湖(はす池)の蓮の華が見頃です。

 切な、そしてあまりにも濃いお客様が連続しているので、ちょっと時間がありません。これはすごいことになりそうです。富士山から日本が動くかもしれません(物理的、地学的な意味ではありませんよ)。
 そのムーブメントの中心となりそうな、富士山の艮にある明見地区にある霊泉「明見湖」。この前こちらの記事で紹介しましたね。そこに記したとおり、今、蓮の花、いや「華」が見頃になっています。
 今日は昨日の朝撮影した写真を掲載したいと思います。ぜひ皆さん足を運んでみてください。午後になると花は閉じてしまうので、午前中に行きましょう。
 明け方に耳を澄ましていますと、蓮の花が開く時の「ポン」という音が聞こえますよ。


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2012.08.09

格闘技三昧!(柔道→WWE→五輪レスリング)

 日は格闘技三昧でした!
 いやあ、いいなあジャンル関係なく感動、興奮するし、力をもらえますね。
 ちょっと時間がないので、それぞれ細かくは書きませんけど、まあ、こんな一日を送った人もあんまりいないだろうなあ。
20120809_102128 まずは、我が中学の女子柔道部の関東大会の応援に行きました。船橋アリーナ。
 昨日の記事で書いたルートで東京入りし、そして千葉へ。今日は個人戦です。3人の生徒が出場し、結果二人は残念ながら1回戦負け、一人は3位となりました。
 と言っても、二人は1年生(!)。この前まで小学生でした。3位の生徒も2年生です。これからが楽しみですね。
 彼女たちがこんなに活躍できるのも、我が校の監督とコーチのおかげです。彼女たちは矢嵜雄大・仙子夫妻に指導してもらってるんです。矢嵜夫妻はお二人とも日本代表として世界大会に出場した経歴の持ち主。柔道界(格闘技界)では知らない人はいません。
 ちなみに私にとってはプロレス観戦仲間(笑)。
Gedc3841 さて、続いてはWWEスマックダウン両国国技館「公演」です。WWE初生観戦(観劇?)。
 これが実に面白かった。WWE特有のストーリーはほとんど知らないでの観戦でしたが、それでも充分楽しめました。
 なにしろ、会場の熱気がすごい!ここのところあまりに静まり返ったプロレス会場ばかり体験していたので、なんだか昔を思い出して思わず私も大声を出してしまいました。
 やっぱりプロレスは会場の一体感がいいですね。観客もしっかり参加する。本来の「能」と同じです(実はそうなんですよ)。
 なにしろ、まずは白黒はっきりしているのがよい。ベビーフェイスとヒール、戦い自体のメリハリ、勝敗、全て分かりやすい。すぐに感情移入できました。
 もともとプロレスは多様なジャンルであり、どのスタイルが正しいということはありません。私はこういうアメリカン・スタイル(と言っていいのかな)も好きですね。
 ただし、これを今の日本の団体がマネしても茶番になるだけでしょう。なにしろ、レスラー(スーパースター)たちの佇まいがすごい。肉体の存在感からして完全にこの世のものではない「物語」です。
Gedc3848 鍛えぬかれた肉体、磨きぬかれた技術、そしてパフォーマンスとシナリオ。これはたしかに極上のエンターテインメントです。誰もマネのできない世界だなと思いました。
 見世物でけっこうなんですよね。あのスーパースターズをたった3000円で観ることができるなんて、ものすごく贅沢なことですよ。なんだか鳥肌が立ちました。
 基礎がしっかりしているから、演技的な技も説得力がある。多少の失敗は、それはありましたが、全体としてはレベルの高い動きを堪能することができましたね。
 そして、シンプルな構成でテンポが良い。試合ごとの色付けや緩急付けはもっとできるかと思いましたけれども、まあせっかくのスーパースターズですからね。こってりフルコースでもいいのかも。まあ、第1試合から盛り上がる盛り上がる。
 あえて言えばあのタカラヅカのコテコテ感かなあ。非日常としては極上ですね。
 一つ一つの試合、一人ひとりのレスラーについても語りたいところですが、今日は時間がないのでおしまい。個人的には20年ぶりにレスラー?ジョニー・エースを観られて感激。あとヨシ・タツのボマイエ(笑)。
Gedc3837 しっかし、不思議な空間だったなあ。アメリカの象徴たるWWEのリングとビジョンのはるか上空に、吊り屋根と日の丸。そして、スーパースターたちを見下ろす、優勝額の中の力士たち。
 八百長問題で揺れる土俵の上に創られた八百長を超えた揺らぎないリング。実際物理的には土俵は揺れず、WWEのリングは大げさすぎるほど揺れますが(笑)。
20120810_104232 さて、両国をあとにして富士山に帰る途中は、オリンピックの女子レスリングに釘付けです。浜口京子は残念でしたね。もしかして引退しないかも?あるいはプロレスラーになるとか?スターダムの川葛とかどうかな(笑)。
 吉田沙保里は本当にすごいですね。ついにカレリンに並びました。昨日の伊調馨も。以前天皇杯で生観戦したことありますけど、お二人とも「殺気」がすごい。まさに雄々しき闘魂です。益荒男いや益荒女ですな。
 ふぅ、自分が戦ったわけではないのに、この連戦の疲れは…。心のプロレスラーたるもの、もっと鍛えなきゃいけませんな。明日からまた頑張ります!


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2012.08.08

高尾山トンネル

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 年の3月25日にとうとう高尾山トンネルの利用が開始され、結果として圏央道八王子ジャンクションから高尾山インターチェンジまでの約2キロが開通いたしました。
 まず、これを朗報として解釈しましょう。ごく個人的な朗報です。これで、河口湖インター近くの我が家から高尾山インターまで約50キロの距離で結ばれ、1時間弱で霊峰富士から霊山高尾山に至ることができるようになりました。
 ま、実は高尾山に登ることはあんまりない、いやほとんどないんですがね、東京に出かける時に、このインターで下りて高尾駅前のコインパーキング(24時間800円)に駐めて、そこから中央線か京王線で都心へ向かうという技が快適に実現できるようになったのが、私のごく個人的な朗報なのですよ。
 今までもいろいろなパターンをためしてきました。いかにして早く確実に都心に着くか。
 というのは、たとえばですね、平日の夜7時から後楽園ホールでプロレスがあるとするじゃないですか(笑)。仕事が終わって5時に富士山を出て間に合うためには、これは工夫するしかないんですよ。
 全部電車で行くと富士急行線が遅いし本数がないのでまずダメ。大月まで高速で飛ばして、そこから中央線でいうのもいいのですが、特急に乗らない限りはやはり間に合いません(ちょうどいい時間の特急がない)。
 全部車で行って間に合った時もありました。運が良ければ都心まで1時間半ですから。しかし、だいたいどこかで渋滞してしまう。
 東京のどこかのインターで下りて電車という方法もありなんですが、ご存知のとおり、東京では中央道のインターと鉄道の駅があんまり近くない。結局渋滞に巻き込まれたりして間に合わないということがあるんです。
 その点、高尾山インター経由高尾駅ルートは、けっこう時間の計算が確実にできます。ほとんど混むところありませんからね。その上電車はほとんど始発のようなものですから座って行けます。
 あるいはその逆、帰りのことを考えても、とりあえず高尾までたどり着けばあとは車で帰れるわけですから、終電もあまり気にしなくて良い。いいでしょ(笑)。最悪、得意の車中泊をして朝帰りも可能?
 って、本当にローカルで一般性のない都合であります。しかし、私にとっては非常に重要なことなんです。
 しかし、一方で心配なこともあります。もう開いてしまったからしょうがないんですけど、やはり霊山高尾山に穴を開けることには大変な抵抗がありました。
 実際地元では30年近くにわたって大きな反対運動が行われていました。もちろん、そのほとんどの理由は「自然保護」でした。しかし実は、裏側で宗教的な意味、あるいは霊的な意味、風水的な意味において反対をする方も多くおられたんです。
 なんていうかなあ、推進派はそういう方々が亡くなるの待っていた…なんて言っちゃいけないかなあ、でも実際のところ、この30年近くの間にそういう方々がこの世におられなくなりました。そうしてほとんど強制的に土地が接収され、工事がどんどん進んだわけですね。
 私の知っている人も高尾山の小さな神社の神主にまでなって、その土地を守ろうとしたと聞いています。おそらくは自然保護と霊山保護の両方の意図を持ってのことでしょう。
 沢の渇水や生態系の変化など、すでに自然破壊の実例が報告されているようですね。もう一方の霊的破壊の報告はどうでしょうか。これは難しいだろうなあ。
 それにしても、八王子ジャンクションにしても、高尾山インターにしても、なんであんなに複雑な蛇の様相を呈しているんでしょう。なんだか邪悪な感じがします。もちろん山間の狭い空間ですから当然と言えば当然なんですけれども、霊山の鬼門方向に穴が空き、そこに蛇神が侵入してきているような…。
 そういう問題を抜きとして、圏央道自体の価値がどうなのか、高尾山インターが必要だったのか(私のために造ったわけじゃないでしょうし)、自然環境への影響はどうなのか、利権的公共事業ではないのか、100年後のモータリゼーションはどうなっているのか、真剣に考えなければならなかったはずです。
 状況としては原発問題に近い感じがします。基本後戻りできないという点についても。
 もちろん(上記のように)私も含めてですが、人間の煩悩の暴走は止まりませんね。大きなしっぺ返しがなければいいのですが。せめてそういうことのないように祈りながら利用したいと思います。

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2012.08.07

男子・女子

20120808_90559 日はやはりバレーボールでしょう。昨日のなでしこに続き、また女子が頑張ってくれました。「折れない心と絆」…まさに「大和魂」を見せてくれましたね。
 女子の「雄々しさ」については昨日書いたとおりです。卓球も中国相手によく頑張ったと思います。
 一方、男子は本来持っているべき「雄々しさ」が少し足りなかったかもしれません。男子サッカー準決勝、後半の動きの悪さ、ミスの連発は、精神的なものが原因していると感じました。メキシコの方がそういう意味で上回っていたと思います。
 オリンピックの決勝リーグレベルになれば、おそらくそういう戦いになってくるのでしょう(この前書いた裏側の霊的な戦いも含めて)。
 ところで、なんで「男子・女子」っていうんでしょうね。学生の大会なら分かりますが、71歳のおじいさんも「男子」に分類されてますからね(笑)。
 現代語の感覚で言えば、「男性・女性」の方がいいのではないか、と思いますよね。しかし、日本語の歴史的に見ると、「男子・女子」もあながち間違いではないということになるんです。
 古い日本語で言えば、「男子」は「をのこ」、「女子」は「めのこ」と訓みます。「ををし(雄々しい)」、「めめし(女々しい)」とつながりますでしょ。
 あるいは「なんし」「にょし」というふうに音読みしました。今でも「老若男女(ろうにゃくなんにょ)」って言うじゃないですか。「だんし」「じょし」という読み方の方が新しいのです。
 そして、そのいずれもが、基本「成人」を対象として使われてきました。特に「男子」の方は、成人男性を表すのはもちろん、殿上人などある種の素質と風格を備えた立派な男を指すことが多かったようです。
 その流れもあってか、「日本男子」とか「日本男児」とかいう言葉が近代にも多く使われましたね。勇ましい感じがする言葉です。
 「女子」の方は多少事情は違うのですが、それでもやはり「成人」を指す場合が多かった。その流れかな、「腐女子」なんていうのも、けっこう「成人」してますよね(笑)。ある意味成熟した上に腐ってしまう(失礼)。
 あっ、ちなみに「花より男子」という時の「だんご」という訓みは一般的ではないので気をつけましょう(笑)。
 さてさて、このように「男子・女子」が成人男性女性を指すのは、もちろん、中国語の「子」が一般的に「人」を表すからですね。
 そう、「子曰く」っていうのがありましたでしょう。論語とか。あれは「先生」と訳しましたね。中国語の「子」ももともとは貴族の身分称号だったわけです。
 しかし、「子(ね)」が「ねずみ」を表すように、小さなものを形象しているという感覚もあり、そこからいわゆる「子ども」という意味も生まれてきました。
 ま、マイメロのママや王妃さまが言うとおり「男はみんな女の子ども」ですからね(笑)。いや、実際そういう発想もあったと思いますよ。人類皆兄弟というくらいですから。神様の子どもというのもありますし。
 というわけで、オリンピックで「男子・女子」と言っても、それほど違和感も抱かないし、疑問にも思わないということです。
 

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2012.08.06

「うるはしき人」とは…

20120807_112343 日付けの記事にすべきですが、どうにも我慢できないのでここに記しておきます。
 本来書こうとしていた「最後の花火」についても最後に触れますので。
 オリンピック、女子サッカー準決勝対フランス戦。いやあ、本当に素晴らしい戦いでした。あれこそ日本らしい戦いです。
 もう言い古されていますね…個人技に組織力で対抗する戦い。後半のあの怒涛の攻撃に耐え、そして、あのPK失敗の奇跡を誘う(時節柄、かの戦争を思い起こさずにはいられません)。
 昨年7月のワールドカップ優勝の時に、なでしこに見た「大和魂」という記事を書きました。大和魂とは「折れない心と絆」であると。
 今回もまったく同じように感じました。そして、昨日の記事の内容と結びつければ、「なでしこの雄々しさよ」ということになります。だから「なでしこは美しい」。
 日本という国は、もともと男女の差別どころか区別の希薄な国であったと考えています。欧米の父性原理に対して日本の母性原理などと単純化して比較されることもありますけれども、実はもっと複雑、いやシンプルなのです。
 もともと日本人には大陸的な価値観での「男らしさ」と「女らしさ」が、対抗せずに同居していました。だから、「ををし」と「めめし」は対義語というよりは、同列で語られるべきものだったのです。そこには優劣や良し悪しはありません。
 厳しさと優しさのように、両方を持ちあわせて、時と場合によってそれぞれを正しく発動させるのが、それこそ「正しさ」であったと思います。
 ちなみに「うつくし」は古語においては「美しい」という意味ではありませんね。皆さんも枕草子の「うつくしきもの」で勉強されたことでしょう。今の言葉でいうなら「カワイイ」ですよ。小さかったり、可憐だったりして、胸がキュンとする感じです。「いつくしみ」と同源ということです。母性がくすぐられるような感じ。
 一方、安倍さんの言う「美しい国」の「美しい」は、バランスのよい整った美しさのことでしょう、そういう美しさのことを古い日本語では、「うるはし」と言いました。今の「麗しい」の元になった言葉です。
 「うるはし」は「潤ふ」と関係があると思われます。ちょうどこの前、うるう秒…「閏」とはという記事を書きましたね。そこちらにも記したとおり、「うるふ」とは、水が溢れんばかりに満ちている状態を表します。豊穣、潤沢というイメージです。そして瑞々しい。まさに「瑞穂の国」にぴったりの言葉ですね。
 ですから、なでしこのメンバーたち、あの雄々しさがあって、初めて「うるはしき女」となるわけです。今風に言えば「美しい人」。
 体操の彼らなんかどうでしょう。あれほどのアスリート、マッチョにも関わらず、なんともフェミニンな感じがしませんか。
 面白い時代になりましたね。近代の価値観からすると、男が男らしくないとか、女が女らしくなくなったとか、ついつい言いがちですけど、実は正しい方向に進化しているのかもしれません。
 「雄々しさ」と「女々しさ」の両方のバランスを取るためには、まずは両者が存在していなければならないのです。男らしさと女らしさ、父性と母性、厳しさと優しさ、硬さと柔かさ…などなど、たとえば自然界がそうであるように、私たち人間もそれらを両具し、バランスを取って行かなければならないわけです。
 そういう姿に感動するんでしょうね。そうそう、感動ではないけれども、現代流行っている「ギャップ萌え」の起源もそんなところにあると考えられますよ。お分かりになりますよね。
20110203_222757 さて、「最後の花火」の主役である、フジファブリックの志村正彦くんですが、彼って、とってもフェミニンじゃないですか。私なんか、彼とコノハナサクヤヒメを重ねてしまうほどです。
 彼の美しさ、麗しさというのは、実はそういう両性具有というか、両性を自然に同居させていたというか、そういうところに感じられるのではないかと思います。
 失礼かもしれませんけれども、私が彼と会った時、ある意味ちっとも「男」を感じなかった。ロックをやる人間なのに「男」という感じがしなかった。けれども、今の意味での「女々しさ」はありませんでした。あえて言うなら、本来の意味の「雄々しさ」と「女々しさ」を感じたのです。うわっ、きれいだ…あの震える瞳に吸い込まれそうになったのを覚えています。
 私もなでしこや志村くんのように「美しい」人間になりたいですね。彼ら彼女らに共通しているのは、「感謝」の気持ちと「覚悟」だと思います。そういう人が増えて、日本全体が「美しい国」「うるはしき国」になることを望みます。
 日本人はたしかに進化している。苦難、国難を経て、きっと新しい世界が開けますよ。
 

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2012.08.05

正しい「雄々しさ」と「女々しさ」

20120805_103721 ろいろな方との出会いがあり、そして「日本」という国について考えさせられた一日でした。
 朝一番で明治神宮外苑へ。午後明治記念館でメキキの会の16周年記念祝賀会があるので、車を外苑駐車場(絵画館駐車場)に駐めることにしました。
 その時は特に深い考えもなく、ただ安いし日陰に駐められそうなので絵画館を選びました。
 明治神宮外苑は、明治天皇崩御の際、葬場殿の儀が行われた青山練兵場跡地に1926年に完成した洋風公園です。明治神宮本体が内苑でこちらが外苑。
 その中心的な建築物が絵画館ということになります。何年か前にこちら紹介しましたとおり、裏にあるご神木を中心にとんでもない霊的磁場が発生している場所です。
 警察官の方が駐車場も含めて監視してくださっているので、ある意味安心して駐められます。特に東側には詰所があるので、窓を開けっ放しに駐めても大丈夫?
Imgres さて、今日は最初東側に駐車していたのですが、太陽の位置が変わったので、西側の木陰に車を移動しました。ちょうどそこに「天第四号国境標石のレプリカ」がありました。日露戦争に勝利し、ポーツマス条約によって北緯50度以南を日本の領土とした際の標石ですね。
 それでふと思い出しました。あっそうか、今年は明治天皇崩御100年なんですよね。明治天皇は1912年7月30日に崩御されました。大喪の礼は9月13日に行われましたから、ちょうど1世紀前には、この外苑(当時は青山練兵場)では、大喪の礼の準備に追われていたことでしょう。
 そんなことを思いながら、午後には明治記念館へ。まず、エルミタージュ音楽財団のエグゼクティブ・ディレクターである藤野栄介さんの指揮による弦楽オーケストラのコンサートを鑑賞。
 アマチュアオケながらなかなかの腕前と音楽性を感じる演奏でした。祝賀会終了後、藤野さんをご紹介いただきました。実は音楽のみならず、出口王仁三郎関係でも深いご縁ができそうです。楽しみですね。
20120806_200556 さて、メキキの会の16周年の祝賀会、今年は安倍晋三元総理と奥様の昭恵さんを迎えて盛大に行われました。
 出口光会長の力のこもった挨拶と、メキキの会員でもある昭恵さんによるご主人様の紹介に続き、安倍さんの講演が行われました。演題は「美しい国・日本」。
 非常に興味深い内容のお話をユーモアを交えながら長時間にわたって講演された安倍さん。なんとも言えないプラスの気を発しているようにお見受けしました。
 昭恵さんとは以前にお話したこともあります。とても魅力的な方です。昭恵さんも今、出口王仁三郎の世界に興味をお持ちであり、最近は耀わん展もご覧になったとか。
 我が家は安倍さん夫妻の別荘の近所にあることですし、近いうちに我が家の耀わんもご覧頂きたいと思います。おそらく実現するでしょうね。
E38395e382a1e382a4e383abmeiji_tenn さて、安倍さんの講演の中で、思いがけず明治天皇とロシア戦争のお話をうかがうことになりました。驚きました。数時間前の標石との偶然の出会いの意味が分かったような気がしたのです。
 安倍さんがその話に触れたのは、「ををしい(雄々しい)」という言葉について語っていた時です。
 「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」
 これはロシアとの戦争が不可避になった際に詠まれた御製だそうです。
 今の世の中だと、「雄々しい」とか「女々しい」とか言うと、すぐに男女差別だとか言われちゃいますが、そんな次元のお話じゃないですよね。「ををし」も「めめし」も平安時代から使われている日本語であり、もともとは単純に「男らしい」「女らしい」という意味です。
 「めめしい」がマイナスイメージで捉えられるようになったのは、比較的最近のことです。世の中が男尊女卑の傾向を帯びてきたために、言葉自体の意味も変わってしまったのです。
 たしかに最近の世の中に足りないのは「雄々しさ」であるような気がします。私がいつも書く「闘魂」や「闘志」、実際に戦うとかいう意味ではなく、「いつなんどき誰の挑戦でも受ける」、「命を懸ける準備がある」、「腹を据える、筋を通す、骨を埋める」…そういう気概ですね。
 オリンピックを観ていても感じますね。今のところ28枚のメダルのうち金メダルはたった2枚。「ナンバーワンよりオンリーワン」とか言ってるとこういうことになるんですね。「2位じゃダメなんでしょうか?」じゃあねえ(笑)。あの方なんか、正しい「女々しさ」が足りませんね(笑)。
 その点、安倍夫妻は正しい「雄々しさ」と「女々しさ」をお持ちだったと思います。お二人のそれぞれに両者があると感じました。それが「美しい国」の基本なのかもしれませんね。
 安倍さん、本当にいろいろなお話をしてくださりました。いちいちここには書きませんし、書けないこともあります。しかし、私が安倍さん夫妻に「美しさ」を感じたのは間違いありません。お二人とも、これからの日本再生に向けて、間違いなく重要な鍵を握る人物となっていくことでしょう。
Imgres1 ちなみに明治天皇と出口王仁三郎の関係も実に不思議で微妙なモノですね。ここではそれについては触れませんが、我が家の耀わんもそこに関わっている…これは事実です。
 私も富士山という場所から、何かを発信していく準備をしています。いつかお二人にもご協力願う日が来ることでしょう。
 さて、祝賀会が終わって、私は急いで河口湖に向かいました。今日は、「最後の花火」を観る会の日だったのです。主催していながら、どうしても明治記念館に行かねばならなかったために、皆さんにはご迷惑をおかけしました。その件はまた明日書きましょう。今日はこのくらいで。

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2012.08.04

教育は農業に似ている…

20120804_192202 京で古典派オケの練習があり、終了後卒業生のマンションにお邪魔して花火大会を見ながらの宴会に参加しました。
 宴会メンバーの教え子は、まあ簡単に言えば「昔不登校、今天才」という女子3名。中学高校時代はけっこう悩み苦しんだ連中ですが、今はそれぞれ、某巨大広告代理店でバリバリに働いていたり、医学部に進学したり、画家になろうと美大で勉強中だったり、なんかとっても充実しているように見えますし、正直私なんかからするとうらやましい人生を送っているとも言えます。
 かっこよく言えば、そういう彼女たちをプロデュースしたのはこの私かもしれませんが、そこには高尚なる教育理念があったわけではなく、本当のところは得意のハッタリ力を伝授しただけであります(笑)。
 まあそれでもこうしてそれぞれの個性を活かして生きており、また、こうしてある意味私の夢をも間接的に実現してくれることには感動もしますし、感謝の気持ちもわきます。
 優等生を普通に大学に入れて普通の社会人にするよりも、こういう「問題児」を扱う方が面白いですね。優等生は私なんかいてもいなくても関係なく成功者になっていくでしょうから。もちろん、その「成功」が本当に「成功」なのかということこそが、本人自身の問題なわけですけれども。
 最近よく思うんですよね。「教育は農業だ」って。農業だと言い切るわけではありませんが、似ているなと。とりあえず工業ではないんですよ。
 ウチの学校では「米作り」や「ブルーベリー栽培」をしていますが、たとえば稲作にしても、丹精込めて田を作り、田植えをし、水の管理をし、雑草を取り、そうして順調に成長したとしても、ある時台風が来て、根こそぎ倒れてしまうかもしれない。また、害虫や病気が隣からやってきて全滅するかもしれない。
 つまり、やるべきことをやっても最後は「運を天にまかせる」しかないんですよ。人事を尽くしたら、もうあとは「祈る」ことしかできない。
 教育もそういうものだなと。工業製品のように、あるプロセスをちゃんと踏めばどんどん完成品ができてくるのとは違います。最後は「天命を待つ」しかないのです。
 近代農法は実は工業的ですよね。農機具による自動化が進み、化学肥料や農薬を使う。これによって、たしかに完成する確率は上がった。
 しかし、言うまでもなくそこで失われいるモノもありますよね。味や安全性はもちろん、それ以前に「雑草」や「害虫」という定義さえもある種の近代性をはらんでいます。お分かりになりますよね。
 教育にもそういう危険性がたくさんあります。戦後の教育は工業的ですから。実際工業を発展させるための教育が施されましたしね。規格にはまらないモノは「不良」とか「問題児」とか「怠惰」とか「わがまま」とか評されることが多かった。
 いや、最近またその傾向がひどくなっています。いちいち挙げるのも面倒なくらい、様々な名付けがなされ、病気や障害に認定してしまったり、問題行動に分類してしまったりする。「いじめ」という名付けも実はそういう構造の産物です。構造の可視化のための名付けであり、可視化された部分だけが問題とされるようになる。
20120804_214605 もしかすると、今日の3人は名付けされてもしかたないような高校時代を送ったかもしれません。しかし、名付けは決めつけです。まあ私が彼女たちにしたことと言えば、先ほど書いたハッタリ力伝授と、あとは決めつけないことだけでしょう。
 ただウチの学校は無農薬有機栽培みたいな学校だからいいとして、一般的な公立学校のような(あえて言いますが)工場では、そうしたくてもなかなかできないでしょうね。
 実際、いくらウチのような学校でも、もちろん法律に則った学校という組織ですから、なんでもOKということではありません。他のタイプの生徒たちも大切にしなければならないし、そういう多様性を保つためには、とてつもなく面倒なコーディネートが必要なんですよね。そこが我々教師の仕事の大部分を占めると言ってもよい。
 機械化された農業やハウス栽培や、最近はやりの工場栽培ではなく、あくまで手作りの、経験と愛情と祈りのこもった農業、手入れの手間をいとわない職人的作業のような、そんな教育をしたいですね。
 どんな植物も動物も、みんな自らの命を一生懸命に生きています。生徒ももちろんそうです。その全ての姿を愛おしく思えるような心を持つこと、それが教師の基本なのではないでしょうか。
 私の恩師、大村はま先生はおっしゃりました。「先生ならいい人は当たり前」。それは大変厳しい言葉でもありますが、私の人生において最も大きな意味を持つ言葉でもあります。
 祈り、願い、博愛、いい人になる…そういう意味では、教育に一種の宗教性が必要なことも否定できませんね。

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2012.08.03

ホケツ…

20120804_71531 さんもニュース等でご存知のとおり、ホケツさんが71歳でロンドン・オリンピックに出場しました。馬術です。残念ながら予選通過とはなりませんでしたが、上品で矍鑠としたお姿が印象的でしたね。もちろん日本選手最高齢記録更新です。
 馬術のルーツの一つであるイギリスでの五輪に参加できたことに、きっと特別な感慨をお持ちになったことだろうと思われます…と、いつのまにか敬語を使っている私(笑)。
 しかしまあ、東京オリンピックに出ていたとは。私が生まれた年じゃないですか。ちなみにその時は障害飛越での参加だったそうで、その後、目の衰えを感じてからは馬場馬術に転向したとのこと。
 いかにも上品で貴族的な乗馬競技ですが、実際ホケツさんは名家の筋で、ご自身も会社の社長さんを務めるなど、いわゆる実業家としても有名な方です。
 さて、ここまでホケツ、ホケツとカタカナで書いてきましたが、実際には「法華津」ですよね。これは本当に珍しい苗字です。全国に200軒くらいしかないらしい。
 「ホケツ」は、今では大分でなじみのある姓かもしれません。大分では「保毛津」の漢字が当てられていることが多いのですが、いずれにせよ、決して多くはない姓です。
 愛媛に法華津峠という急峻な峠があります。もともと法華津氏はそのあたりを中心とした氏族でした。鎌倉時代から戦国時代まで、強力な水軍として海上の覇権を握っていたようです。海賊だったと表現されることも多いのですが、たしかにその時代においては、海賊的な行為こそが政治的な力につながりましたから、あながち間違いではありませんね。
 法華津寛選手は東京の出身ですけれども、おじいさんは宇和島の出だそうで、先祖はたしかに海賊だったということになりましょう。昔海賊、今馬賊(失礼)。
 法華津氏は戦国時代西園寺氏に従っていましたが、西園寺氏が滅びるとともに戸田氏に「海賊」の地位を奪われ、海を渡って大分に逃れたと言われています。
 落人が姓の漢字を変えることはよくあります。旧姓が縁起が悪いと考えることもありますし、素性を隠すという意味で変えることもあります。ま、「ホケツ」という名前は目立っちゃいますから意味ないような気がしますが。
 今では「ホケツ」というと「補欠」を思い浮かべてしまいますよね。というか、1984年のロス五輪では法華津選手は補欠選手だったんですよね(笑)。名は体を表す?
 

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2012.08.02

内村航平は宇宙人か!?

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 こそエスパーですね。宇宙人、いや未来人です。これから人類がどのように進化していくのか、彼は体現して見せてくれました。
 …と、一般とはちょっと違った角度から今回の偉業を物語ってみたいと思います。普通の感想や論評は他の人にまかせます。馬鹿にしないで読んでみてください。私はこういう視点も持って五輪を楽しんでいるということです。
 内村選手が団体戦でおかしたミスは、彼にとっては全く想定外のことでした。機械のごとく正確に演技し、なおかつ緊張やプレッシャーとは何なのかすら知らないと豪語する新人類にとって、あそこでのあのミスはあり得ないことでした。
 では、なぜ失敗したか。それは彼の責任ではありません。
496385 ちょうど彼が失敗した時、私はあるご縁をいただいて、日本を代表するエスパーの方と初めてお会いしお話をしていました。
 その方は今回のロンドン・オリンピックについて、「史上最大のサイキック戦争」だと断言しました。
 たとえば中国は国家を上げて能力者を動員し、自国の選手にメダルを取らせようとしていると言います。具体的には気功師数百人を使っているとか。
 同様に心霊科学先進国であるイギリスはミーディアムを、超科学大好きな国アメリカはエスパーを、アフリカのある国は呪術師を動員しているらしい(笑)。
 いや(笑)ではすませられないかもしれませんよ。国の威信と経済的利益を追求するという意味では、「戦争」と同じですからね。昨日の「サマーウォーズ」の話じゃないけれども、戦いにおいて、科学的ではない「思い」や「念」の集積が重要な武器になることは多々あります。実際、第二次世界大戦でも多くの超能力者や占い師が動員されましたからね。
 戦争に「宗教」が大きく関わってくるのも当たり前の事実です。日本も「天皇教」を急遽捏造しましたよね。そういう意味では、オリンピックも「宗教戦争」の様相を呈しているとも言えなくもない(一時期の甲子園と同様に)。
 で、日本は今回どうかというと、数名の陰陽師が動員されているだけとか(笑)。ま、それは半分冗談としても、戦後日本においてはそういう怪しい世界、すなわち宗教やオカルトは徹底的に排除されてきましたし、特に最近、たとえば大相撲やプロレスを見ても分かるとおり、ヤクザさんという一種の宗教的媒体さえも排除してしまいましたよね。
 これは近代以降、特にアメリカによって日本の精神性が恐怖の対象となっていた証拠ですね。そういう意味では戦後日本はずいぶんと弱くなってしまった。
 で、今回は団体の予選決勝の期間、おそらくは中国から強力な負のパワーが日本選手に送られたと。そのため予選でも決勝でも、内村選手のみならず、異常な落下が相次ぎました。山室光史選手に至っては骨折。これはたしかに異常事態でした。
Photonews_nsinc_fsptp0201208029936 結局団体は中国がぶっちぎりで優勝。一方、今回の個人決勝には中国の選手は一人も出ていないので気功師の出番がなく、結果として内村選手はいつもの力を発揮して、当然のごとく金メダルを取ったと。
 ま、あくまでも「物語」ですからね。なんの証拠もありません。でも、「五輪には魔物が棲む」とよく言われる通り、「何か」のエネルギーが充満していることはたしかであり、それは科学や心理学では解釈できない「モノ」世界であることは間違いありません。
 ま、そういう外界の魔力に対する抵抗力を抜きにしても、あの美しい演技を正確にできる内村選手は宇宙人レベルです。私がお会いして教えを受けたエスパーの方がおっしゃるには、「宇宙人」とは「未来人」であるそうです。人類の進化形。未来の人類は時空を自由に移動し、現在の私たちを観察しに来ているそうです。なるほど面白い。
 そうすると、最初に書いたように、内村選手はまさに「新人類」。運動能力のみならず精神力においても「旧人類」を凌駕しているわけですから、「宇宙人の原型」とも言えますよね。
 そんな「新人類(宇宙人の原型)」たる内村航平選手について、私が特別に注目する点は、「一日一食」だということです(それもかなりの偏食)。私と同じ、夕飯のみ食べるタイプ。それであの体、あの運動量、あの精神力。
 もしかすると、「一日一食」、「摂取カロリーの削減」、「エコな生活」こそが、進化への第一歩なのかもしれません。
 だとすると、私が「宇宙人」と言われる意味が分かってきますね。内村選手とは全然違う意味での宇宙人ですが(笑)。

参考…28年前具志堅幸司さん金メダルの秘密…『教育と魂の開発-東洋学的考察』 桑原昭吉

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2012.08.01

『サマーウォーズ』 細田守監督作品

K3933974391 ればせながら。
 いろいろな意味で遅れてますよね。2009年公開の作品ですが今日初めて観ました。先月20日に金曜ロードSHOWで放映されましたが、それも観ていませんでした。それを録画しておいて今日観たのかというと、そういうわけでもありません。
 実は小4の下の娘がですね、その20日の放映を一人で観ていて(あとの家族は寝ていた)、なんだか異常にはまってしまったんですね。それでレンタルで借りてきて、また何度も観ているらしいのです。そこで、私もちょっと興味を持って一緒に鑑賞したというわけです。
 いやあ、なかなか面白かったし、感動してしまいました。けっこういい作品じゃないですか。脚本も演出も作画もなかなか。世界に出しても恥ずかしくない。
 なんて、それこそ今頃遅いよ!と言われそうですけど、お酒呑みながら観てたら涙が止まらなくなってしまいましたよ。家族の中で一番感動していたかもしれない(笑)。
 ある意味で非常にリアルなストーリーだと感じました。ある種近未来を予言しているような感じですね。それこそ3年前に観るのではなく、今観たからこそその辺のリアリティーを感じたかもしれない(その後のはやぶさや原発のこともありますし)。
 リアルとヴァーチャルの境目がどうのこうのという議論がよくされますが、私はもともと両者には境目なんかないと考えています。
 そう、ワタクシの「モノ・コト論」で言うところの「コトを窮めてモノに至る」というやつです。この感覚というのはなかなか言葉では伝えにくいのですが、私にとっては圧倒的な実感として迫ってくるのです。
 この映画で言えば、OZという仮想空間やアバターが複雑化、あるいは精密化すればするほどに、結局「自然」に戻ってしまって、ある種アンコントローラブルな状況になるということですね。コトを作った側の意思を超えて動き出し、結局はモノノケになってしまうと。
 そういう意味では、実はモノとコトとは、常に表裏一体であり、互いに行き来しているのですね。この世界はそういう構造になっている。パラレルワールド(多次元平行宇宙、並行世界)というのは、そういうことであって、極論してしまえば、UFOや宇宙人や幽霊やタイムマシンや夢というものは、そうした「別」世界の象徴であると思うのです。だから私はそれは否定しません。
 この作品では、古き良き(&悪しき)リアル世界と、新しき良き(&悪しき)ヴァーチャル世界が実にコントラスト豊かに表現されているので、なんとなくアナログなリアル世界の方が重要で最終的には勝利するような感じですが、そんなに単純なものではありませんね。
 だいいち、家族の絆とか、思いの集積とか、それこそ全然科学的でないある意味ヴァーチャルなイメージ世界でしかない。私たちがリアルだと実感しているコトは案外よく分からないモノであることが多いんですね。
 このようにヴァーチャルな世界がリアルな世界に影響を与えるという現象は、最近始まったことではありません。宗教の世界を想像すれば分かりますよね。だから、私はインターネットやクラウドを宗教空間と結びつけて考えてきたのです。
 あっそうそう、ウチの母方の親戚って、このアニメ映画の陣内家に似た感じなんですよ。そういう意味でもすごくリアルだった。最強のおばあちゃんを頂点として個性的な男ども(大きな子どもたち)が団結したりケンカしたり(笑)。そして、女が結局強かったりしてね。で、全体として本当に世界の危機を救っちゃいそうなパワーがあるんですよ。
 とにかくいろいろなメッセージがこめられた作品なので、教材としても使えるかなと思いました。さっそく使ってみようかな。
 
Amazon サマーウォーズ
 
 

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