渡辺玉枝さん講演会
ふむ、こういうのを本当の「超能力」と言うのではないか。昨日の話で言えば、ボルトやイチローやキース・ジャレットや羽生名人の次元での「超能力」です。
今日、本校で、エベレスト女性世界最高齢登頂記録の偉業を成し遂げた渡辺玉枝さんの講演が行われました。女性、それも73歳にして8000メートルを超える世界最高峰に登頂するなんて…。そんな最強の玉枝さんは河口湖の出身です。
あまりに当たり前に淡々と「偉業」について語る姿、そして、あまりに「普通のおばあちゃん」的なたたずまいに、ある意味では肩透かしを食らったような感さえあります。
我々シロウト感覚では、「山登り=人生」とか、「そこに山があるから登る」というような目的論とか、そういう話を期待してまっていたのですが、そういう意味ではまるっきり裏切られたと言えるかもしれません。
いや、それでガッカリしたのではなく、それ以上に大切なことを学んだような気がしたんです。
そう、「偉業」って「偉業」だと意識していては実現しないんですよね。まるで日常のように淡々とやるべきことをやる、それが「偉業」への唯一の王道なんですね。それを感じました。
裏山(黒岳)や三ツ峠に登った達成感とエベレスト登頂の達成感は、それほど違わないという。全くの驚きでした。
「超能力」を持った「天才」は、みんなきっとそうなんでしょうね。日常的な行為と感覚の積み重ねが結果として「偉業」となる。山登りはそんな真実のメタファーなのかも…なんていう、結局ありがちな結論に至ってしまった(笑)。
まあ、とにかく期待とは違った意味で感動してしまいました。
今日の講演の最初にもありましたとおり、玉枝さんと本校、今年は不思議な縁があったんですよね。
先日、紹介した高校野球選手宣誓のあと、開幕第1試合の始球式で投手を務めたのが、渡辺玉枝さんなんです。
我が校の野球部はとりあえず2回戦を突破しました。甲子園出場という「偉業」も、日常的な当たり前なことを積み重ねていくしかないのでしょうね。最初から「偉業」を成し遂げようとするのではなく、一戦一戦コツコツ練習の成果をあげていくしかないのでしょう。
自分の仕事や趣味もそう。結局、「超能力」って「超・日常的能力」ということでしょうかね。
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