見事な吊るし雲
酷暑の東京から帰ってくると、夕暮れの富士山の東側に見事な吊るし雲が出ていました。
この写真をツイッターでアップすると、大変な反響がありました。みな驚いています。すごい!こわい!芸術だ!竜の巣だ!などなど。
私たち富士山の住人にとっては、けっこう見慣れた光景ではありますが、今日は特に夕日に照らされて赤く輝いていたので、地元の人もみんな見上げていました。生徒からもいつくかメールで問い合わせが(笑)。たしかにいつもより大きかったし、異様な光景ではありました。
今日は南からの強風で非常に強い上昇気流が生じていたようです。東京もとんでもない暑さでしたし、日本海側ではフェーン現象も起きていたようですね。
富士山に南西から強風がぶつかり、斜面を昇って山頂を越えます。越えた風は波打ちながら北東に抜けていきます。そこに富士山の周囲を回ってきた風や、地表からの上昇気流などが複雑に絡まり合って、このような幻想的な雲を作り出します。
昨年の4月の記事にはもっと複雑で多様な雲を紹介しました。「風と富士が生み出す雲の芸術」という記事です。ぜひ御覧ください。
今日の吊るし雲の写真も、せっかくですからもう少し見てもらいましょうか。もう少し早い時間、つまり富士山が赤く輝いている時に撮りたかったんですが、高速道路を運転中でして。
では、どうぞ。
あの迫力というか存在感というか立体感は写真では伝わらないものです。ぜひ生で!と言ってもなかなか発生の予想は難しいんですよね。
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