明見湖(はす池)
今年も蓮の花が咲き始めています↓
いつものことながら(笑)急遽、中学で自然観察会を行いました。
富士吉田市の明見湖(はす池)でコウモリやホタルの観察です。
今回は、めだかの学校の校長先生で、明見湖の保護整備に尽力されており、また現在我が校の3年生の「米作り」を指導してくださっている勝俣源一さんと、動物写真家として有名な中川雄三さんにおいでいただき、解説、案内をしていただきました。
突然のことにも関わらず、たくさんの生徒や保護者の方々に来ていただき、盛況のうちに実施することができましたので一安心。セキレイの飛ぶ姿や、コウモリの鳴き声や活動の様子、そして田んぼに群れるヘイケボタルを観察することができ、私としても大変充実した勉強になるひと時を過ごさせていただきました。
ボランティアで子どもたちの教育に協力してくださる地域の大人の方々がいらっしゃることにまずは感謝感激ですね。こうして地域の子どもたちは育っていくのです。
子どもも地域の自然の一部なんですよね。そう、子どもは自然そのものです。そういう意味で、最近特に教育は農業や里山の手入れと似ていると感じるのです。
さて、この明見湖(はす池)ですが、私にとっては「聖地」なんですよね。今はまさに「蓮池」となっている(なってしまっている)のですが、以前は美しい湧水をたたえる湖だったと言います。
近くは江戸時代、富士講行者の「水垢離」場として重要な役割を果たしていました。また、富士八湖の一つとして数えられたこともありましたし、伝説では富士高天原の中心に位置するシンボルであったとも言われています。徐福伝説の舞台でもあり、それにまつわる祠などもあり、また近くの山々には南朝伝説の遺跡等も散在しています。
まさに虚実混交した「なまよみ」の場所なんですよね。
「黄泉」と言えば…蓮の花も咲き始めていましたね。来週から再来週くらいがピークだと思いますので、ぜひ皆さん、湖一面のピンクの蓮の花をご覧になりにいらしていただきたいと思います。それはそれは幻想的です。極楽浄土ですよ。
ちなみに午後になると蓮の花は閉じてしまうので、早朝から午前中にかけてがいいと思います。日の出の頃に行くと、花が開く音が聞こえるとか…。私も今年は早起きして行ってみようかと思います。
今日も美しい夕焼けが湖面に映り、なんとも幻想的な光景が目の前に広がっていました。やはりどこかこの世でないような、霊的な空気が漂っています。
源一さんもいろいろな方面からこの明見湖を研究されています。私は源一さんと今年初めてお会いするご縁をいただいたのですが、ある意味非常に似た仮説を立てていたことを知り、大いに驚き共感することになりました。
たとえばその一つが「葛飾北斎」に関すること。まさか自分と同じことを考えている人がいるとは夢にも思いませんでした(自分だけが知っている事実だと思っていた)。それについては、最近こちらに紹介されたので、ぜひお読みください。
今私も、この明見湖(はす池)を舞台として全国的な、いや世界的なムーブメントを起こしたいと真剣に考えています。いろいろな方々の協力を得て実現したい。近いうちにチームを結成しようと思っています。その時はまた報告します。
Amazon 中川雄三「まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)」
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