『君は木村政彦を知っているか』 (テレビ東京)
何という闘魂の持ち主であろう。腕が折れ骨が砕けても闘う。試合には勝ったが、勝負への執念は私の完敗であった…エリオ・グレイシー戦後の木村政彦の言葉。
毎晩オリンピックの柔道を興味深く観戦しています。私やカミさんの場合は、やはり格闘技として観てしまいます。
格闘技として観る時、勝敗もさることながら、やはり「闘魂」も重視したいと思います。
闘魂、闘争心、殺気のようなモノを感じるということで言えば、日本初の金メダルを獲得した松本薫選手は素晴らしかった。
また、中矢力を破ったロシアのマンスール・イサエフもサンボ流の「怖さ」を体現していましたね。
というわけで、今日は久しぶりにこれを観たくなったので、どうせですから皆さんと共有したいと思います。
柔道の本当の強さとは…大作『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読むのはちょっと大変ですけれども、こちらの番組は90分弱で鑑賞することができます。
木村政彦史としてもよくまとまっていますし、柔道の歴史を通観するのにもなかなか素晴らしい資料であると思います。なんと言っても様々な映像と最近の(10年前の)柔道家たちや、格闘家、そして関係者の貴重な証言が得られるのは貴重です。
増田俊也さんの「力道山・木村政彦戦」観とは、少しズレがありますが、これもまたこれで一つの物語としては興味深い解釈だと思います。
これを観てからロンドン五輪の柔道を観ると、また違った印象になると思います。では、どうぞ。
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