フジファブリック 『陽炎』
今日は志村正彦くんの32回目の誕生日。たくさんのファンやミュージシャン仲間が、それぞれの形で彼の功績を偲ぶ一日となったようです。
私の職場のある富士吉田にもたくさんのファンの方々がいらしていたようですね。富士山も皆さんを歓迎していたようで、梅雨時にもかかわらずその美しい姿を惜しげもなく見せてくれていました。
今日は私もツイッターで彼のことを思い、何度かつぶやきました。最後にツイートした次の言葉が、私の正直な気持ちです。やっぱり悲しいし悔しい、けれども、私たちも前に進まなければならない。彼の遺してくれた作品はいつでも生き生きと前に進んでいるからです。
『今日は尊敬すべき青年志村正彦の誕生日。彼が永遠の青年になってしまったのは我々人類の損失だったかもしれない。しかし彼の残した作品は時代とともに成長し続ける。そんな財産を遺してくれた彼にあらためて感謝したい』
彼が遺してくれた財産の中でも、やはりこの曲は特別でしょう。以前陽炎が揺れてるという記事でも紹介しましたね。
この曲一つだけでも、世界を、そして世界の見方を、私たちの生き方を変えてしまうほどの力を持っています。
理屈抜きで、いや理屈を寄せつけず、素晴らしい楽曲です。切なく熱く美しい。不安定だけれども安心を与えてくれる。ローカルなのにグローバル。長調のようで短調。バラードのようでロック。あらゆる多様性を持った、まさに普遍性を持った名曲ですね。
あらためてこの曲を聴きながら、彼と出会えた幸せと、彼のいない虚しさを感じたいと思います。
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