サッカーに見たプロレス魂(闘魂)
いやあ、今日のサッカーW杯予選、日本対オーストラリア、面白かったですねえ。
タイプが違えど実力の拮抗した者どうしの対戦ですから、ああやって審判(レフェリー)が試合を作るということもありだと思いますし、結果としてドローだったのは、まあある意味では主審のおかげだったとも言えます。おそらく選手たちはお互いに納得する試合だったのではないでしょうか。
特に、私のようなプロレスファンからしますと、ああいうレフェリングというのは、逆に魅力的にさえ思えます。あれだけ試合を作り、選手を動かし、観客を興奮させることができれば、それこそレフェリー冥利に尽きるのではないでしょうか。
さて、プロレスと言えば、この試合で活躍した本田選手と栗原選手は、両者ともプロレスの魂、いわば「闘魂」を持った男です。私としてはそこを見られたのも収穫でした。
本田圭佑選手は言わずと知れた五輪一族本田家の一人ですね。大叔父である本田大三郎さんはカヌーで東京オリンピックに出場しています。圭佑選手も実行していたという本田ノートの発案者だそうです。そして、大三郎さんの長男が、あのプロレスラー本田多聞選手です。ノアで小橋建太選手とともにGHCのタッグチャンピオンにもなり、それ以前に五輪にも3大会連続で出場している猛者ですよね。レスリング界の重鎮的存在です。
圭佑選手のあの勝気な性格や、パフォーマンスを見ていると、いいプロレスラーになるだろうなあと思います(笑)。
プロレスラーになれそうと言う意味では、今回、本田選手の絶妙すぎるアシストを受けて先制ゴールをあげた栗原勇蔵選手。彼のプロレス好きは有名です。今日の試合でも、あのゴールもそうですが、その前のですね、あのキーパー不在のゴールを体を張って死守したシーンですね、あれこそプロレスラー魂を感じさせる素晴らしいプレーでしたよね。
栗原選手のプロレスオタクぶりは、こちらの蝶野正洋選手との対談でよ〜く分かります。いいですねえ。
最近、職場で、教育における「闘魂」論を戦わせることが多いのですが、やはり、どのジャンル、分野、仕事においても、「闘魂」すなわち「怒り」と「覚悟」が大切ですね。それがない人間、特に男が多くて困ります。
サッカーも教育も最後は「闘魂」がなければ。「闘魂」をもって体当たりで臨めば、結果はどうあれ、必ずその相手との間に信頼や尊敬が生まれます。日本人よ、「闘魂」を取り戻せ!…心からそう叫びたいと思います。
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