『病気にならない生活のすすめ』 渡部昇一・石原結實 (PHP文庫)
東洋の智恵は健康の智恵
一日一食生活丸8年になりました。ほとんど病気もせず元気に生きております。
この8年間の体の変化ですが、7年前に書いたこの記事の状況をその後ずっとキープしております。
体重もほとんど変化なく62キロくらい(身長174センチ)です。高校時代のベスト体重ですね。8年前はぷっくり出ていた腹も10センチ以上縮み、今年の健康診断(メタボ診断)では、とうとう76センチに。高校卒業(大学入学)時に作った礼服が普通に履けるようになりました。
そして、経済的なメリットも大きかった。8年間で抜き続けた食事は、6000食近くになり、一食500円とちょっと高めに計算すると、ななななんと、300万円も浮いたことになります(笑)。
ちなみに私は朝昼を抜いて夕食は食べたいものを食べたいだけ食べる、飲みたいものを飲みたいだけ飲むというスタイルです。ですから、ストレスは全くたまりません。
腹は常時減っていますが、それが苦痛や不快感ではありません。逆に空腹時に食べる「食べたいもの」のおいしさときたら…いや、「食べたいもの」ではなくてもおいしく感じるので、逆に幸せいっぱいですよね。
つまり、私は毎日24時間の断食をしているということです。それを8年間続けたと。
先ほどリンクした7年前に書いた記事ですが、そこに登場したのが、石原結實先生のご本です。今日紹介する本はその頃文庫化されたものですが、最近コンビニに並んでいるのを見つけて、ふと買って読んでみました。
私はある意味石原先生のおっしゃる健康法をずっと続けている人間ですので、この本に書かれていることは体験的に信用しています。逆に言うと、西洋医学の「常識」については、知識としては知っているけれども、体験的には全く納得していません。
この本ではそういう意味での共感というか、ある種の痛快さを存分に感じることができますね。
いや、私もですね、石原さんや渡部さんと同じく、西洋医学やら科学やらを完全に敵視しているわけではありませんよ。ただ、そちらに偏りすぎるのを嫌うだけです。もちろん、同様に東洋医学や非科学的な世界に偏りすぎるのも危険だと考えています。ようはバランスですね。
皆さんもとりあえずAmazonの「なか見!検索」で、目次だけでも読んでください。これだけでも私たちの「常識」というものが、(真偽は別として)どれだけ実体験に基づいていないのか、よく分かると思います。
私はこれからも「発熱」と「食欲不振」を自らの中に宿る名医と信じて、この生活を続けていきます。壮大なる人体実験は9年目に入りました。結果は私自身を見て下さいね(笑)。
それから…渡部昇一さんの哲学やら生き方も好きですね。石原さんも含めて我々のような人間はですね、世間では変わり者と言われるでしょうし、敵もたくさんできるかもしれません。でも、一回きりの人生。生きたいように生きたいですね。
Amazon 病気にならない生活のすすめ
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コメント
私も、石原先生と山口先生のご意見に大変共感します。←目次しか読んでいなく、しかもつまらないコメントですいません。
一日一食、だれもができるわけではないと思いますが、それができれば素晴らしいなと思います。食べないと味覚がするどくなってくる様子その通りと思います。
僕は国家試験の時、堂々と煎じた漢方薬を机の上において、お役人の前で、2日間試験を受けました。大学卒業のころは自律神経の症状がひどくて、国家試験の会場で、自分で自分に鍼をうち自分に合った漢方を持ち込み、なんとか2日間持こたえました。
西洋医学は否定しませんが、体を温めること、適度な食事と運動、五感を感じる大切さなど、(一時はおいしい薬は体に合うとか、漢方を決めるときにはオーリングテストなどもしておりましたが)をお客様から教えて頂きます。
その人なりの運動と食生活の大切さ、癌の人や老人と若者が同じはずはないと思っております。
お客さんの笑顔が戻ったとき、その皆様たちに聞くと、生活習慣や考え方を変えて(人工的な生活から自然な生活への変化のような感じと捉えてもいいような)いらっしゃる姿に感動します。
投稿: 山 | 2012.06.04 18:53