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2012.06.05

『これでいいのだ14歳。』 福田淳ほか (講談社)

天才バカボン公認副読本
バカボンパパに学ぶ14歳からの生き方哲学100
20120606_110038 リラジの中田さんと福田萌さんが今日入籍したとのこと。おめでとうございます。
 このお二人の縁をとりもったのは、実はワタクシの家族です…なんて言うと大げさですが、二人が出会った番組の収録に私たちが参加しており、そして、まあいわゆる「ほのぼのした(バカボンな)家族」の姿をお二人に見てもらったのは事実です。
 お二人の名前も出でくる収録の時の記事はこちら、放送の時の記事はこちらです。
001 実際、現場でですね、ウチの夫婦は「あの二人お似合いなんじゃない?高学歴どうしだし。顔の大きさは違いすぎるけど(笑)」とか話してたんですよ。まさか、本当にこんなツーショット写真を見ることになろうとは…正直かなりうれしく思ってます!
 まあ私たちが愛のキューピッドだったかどうかは眉唾ですけど、赤塚先生が二人の中をとりもったのは確かですね。そういう神がかったところがあるのが赤塚不二夫であります。
 で、お二人の幸せそうなご様子を拝見してふと思い出し、久々に赤塚本を読みました。買ったのに読んでなかった。
 中学1年生には「13歳からのシンプルな生き方哲学」を写経…いや書き写させていますが、2年生には何かないかなということで、何冊かの「14歳本」を買ってあったのです。そのうちの一冊がこれだったと。
 ふむ、これ採用かな。なにしろ面白い。破格でよい。学校や学校の先生にたくさんダメ出ししてあってよい。先生らしからぬ先生からすると痛快極まりない。
 この本は対談集です。学校ではおそらく「不良」や「劣等生」だった七人の大人(子どものまま大人になった大人だから子どもとも言える)と福田淳さんの対談です。メンバーとテーマは次のとおり。

01 赤塚りえ子の巻 天才の娘は天才なのだ
02 横山雅子の巻 何もかも話したぞ、思春期の性
03 北村雄一の巻 深海に生まれてもよかった
04 橘川幸夫の巻 ひまつぶしが仕事なのだ
05 如月音流の巻 男と女の両方やってみるのだ
06 松本圭介の巻 バカボンパパは菩薩なのだ
07 安藤哲也の巻 パパになるには資格がいるのだ

 ぶっとび、はっちゃけ、ハチャメチャ、規格外…いいですねえ。学校でいい子でいるなんて一番ダメですよ。こういう大人になってほしい!どうもウチの学校はいい子が多すぎます(笑)。
 いずれも面白かったけれども、ワタクシ的には私淑するメディア王橘川さん、東大出の僧侶松本さんが特にためになったかな。
 全員に読ませたり、写経させたりするのは難しいか。他の14歳本と一緒に教室に置いといてみよう。
 「これでいいのだ」は妥協ではなくて覚悟なんだよなあ。「これがいいのだ」ではなくて「これでいいのだ」は究極の他者受け入れ、他力なのでした。ああ爽快。

Amazon これでいいのだ14歳。

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コメント

この本、今度読んでみたいです。
何しろ僕はクラスのいい子ちゃん代表みたいなもんですからw
14歳といえば中学二年生、色々な事に目覚める年であって、人生で一番輝ける年であります。
いいなぁ~、僕ももう一回やり直したいですw

投稿: 中二病いい子ちゃん | 2012.06.06 17:29

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