「かんなぎ」第10話より…
今日は軽いネタで。
いやあ、笑った笑った。こういうの好きなんですよ。日本人っていいなあと思う瞬間です。
今日、娘たちが録画してあった「かんなぎ」の第10話を観ていたんですよね。カミさんも一緒になってゲラゲラ笑っているんで、つられて観てみたら、まあ面白いこと。
私、「かんなぎ」というアニメのこと、全く知らないのですが、それでもこれだけ面白いというのは不思議ですね。
なんでも、この第10話はいわゆる「神回」だったようです。たまにあるじゃないですか、そういうのって。
スタッフのこだわり、自己満足、暴走、パロディー…そうしたものを公的な番組の中でやらかしてくれる、そしてそれを許してくれる土壌が、この日本にはありますね。
この回はカラオケをテーマにした回だったのですが、その「あるある感」だけでなく、ネタとキャラをふまえたオリジナル曲たちのレベルの高さ(すなわちパロディーのクオリティーの高さなのですが)には、よく分からないワタクシも思わず吹いてしまいました。
もちろん、声優さんたちの「歌のうまさ」…ではなく「演技のうまさ」ですね。わざと「上手に」歌ったり、「ヘタ」に歌ったたり、「キモく」歌ったり…すごいですねえ、プロの世界は。
他にも露骨な『らき☆すた』ネタやキョーダインという実に微妙な選択など、マニアには「ちょっとやりすぎだろっ!」と言われそうなくらいの力の入れようでした。
カラオケネタということで言えばあのサラリーマンNEO会社の王国〜新人歓迎会2次会カラオケボックス編なみのクオリティーでしたね(笑)。
シロウトももうそれだけでも充分ごちそうさまだったのに、なんですか!?あのEDは(笑)。あの映像にこの曲っすか。わざわざこの回のためだけに作詞作曲して録音したんですか(笑)。
しかし、よくできてるわ、この「しりげやのテーマ」。趣味から職人になった作曲家の神前暁さん。これぞ日本の技ですよね。西洋的アカデミックな世界観とは一線を画す、まさに「文化」の継承者ですよ。素晴らしい。
ニコ動にあったので、ぜひダイジェストでご覧(お聴き)くださいませ。あ〜、笑った。そして、感心した。
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