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2012.05.11

地球寒冷化

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 曜日の記事を日曜日に書いております。金土と学校の母体となっているお寺に生徒たちと泊まって、禅宗の修行体験をいたしました。座禅や作務、読経や写経などを体験するものです。
 土曜日の朝、4時半に目覚めました。あまりに寒かったからです。まるで冬のような空気の冷たさでした。まったく温暖化とは名ばかりだなと思いました。
 私は常々温暖化懐疑論を展開してまいりました。このブログでも「温暖化」で検索していただければ分かると思います。
 いや、正確に言いますと、CO2による温暖化論には懐疑的ですが、温暖化に関しては歓迎論を展開していた、ということになりますでしょうか。
 ええと、たとえばこちら「温暖化万歳!」という記事。途中から話がだいぶそれていますけど、まあそういうことです。地球に降り注ぎ蓄えられるエネルギーがある程度増加することは我々生物にとっても悪いことではないのです。
 しかし、現実はどうも厳しいようですね。今日(金曜日)のプライムニュースは「太陽に不都合な真実!地球寒冷化?で人類は」というなかなか興味深い特集でした。
 しばらくはこちらから視聴できるので、ぜひ御覧ください。私もこの説にほとんど賛成です。
 (昨日の超巨大黒点群発生の記事とはある意味矛盾しますが)全体的には太陽の活動が活発でなくなっているのは事実であり、おそらくこれから数十年の間に寒冷化が進むのは間違いないでしょう。
 また、この番組で語られた内容は温暖化、寒冷化だけでなく、科学の問題点も指摘していると言えますね。最近で言えば、地震予知に関して、地震学者の方々が遅ればせながらの反省の弁を述べていますが、とにかくあまりに科学が細分化、専門化しすぎていて、総合的、包括的な視点が欠如しているわけですね。
 そういう意味で、常田佐久さんの謙虚な姿勢に好感を持つとともに、ある場合にはあまりに発言が慎重すぎてもどかしい気もしました。それがまさに現代科学の現実でしょうね。
 座禅をしながらふと思いました。お釈迦様は本当の科学者だなあと。究極の真理を極めた。つまり、すべてのモノは互いに関係していて相互依存的に存在している、だから一つのコトにこだわるのはやめようと。非常に示唆的ですね。木を見て森を見ずはいかん。せめて正しい分業をしようと。
 それから、長沼毅さんの発言も興味深かったなあ。二酸化炭素主犯説は間違っているけれども、各種ある温室効果ガスの内、人間が(唯一)コントロールできる二酸化酸素に注目したことには価値があった、しかしその手段が間違っていたと。なるほどね。
 で、思ったんですよ。もし今後寒冷化するなら、その制御可能な二酸化炭素を使って、寒冷化を食い止める…までは行かなくとも、寒冷化の幅を小さくすることができるのではないかと。単純な排出規制ではなくて、気候変動に応じた排出量調整をしたらどうかと。
 またトンデモ論を唱えていると言われそうですが(笑)、実は本気でそういう研究をしてもらいたと思いました。文明にとって寒冷化は非常に痛い事実になるからです。
 温暖化して困るのも人間、寒冷化して困るのも人間。国境や不動産のせいで移動ができない。だったら、他人の国境や不動産を侵すしかない。つまり戦争です。そういうことになる前に、なるべく文明が発達した近現代の気候を維持する努力をすべきではないでしょうか。
 もちろん、そんな馬鹿げたことをしても、大自然の力にはかなわないということをも、お釈迦様は教えてくれるわけですがね。
 まったく人間というのは困った存在です。

Amazon 今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機 眠りにつく太陽――地球は寒冷化する

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