『美坊主図鑑〜お寺に行こう、お坊さんを愛でよう』 日本美坊主愛好会 (廣済堂出版)
いよいよオレの時代が来たか!…来てねえって(笑)。
今日「僧職男子」女性に人気という記事がニュースになっておりました。
なるほど、これはいいことですし、ようやく時代が坊主に追いついたということでしょうか。
ワタクシはご存知のとおり、エセ僧職系です。頭は剃っていますが、僧職免許(?)は持っておりません。教職だけです。
たまたま勤めている学校が仏教系ということで、最初は半ば強制的に仏教に触れさせられることになりました。その後四半世紀を経て、ついに剃髪するまでに洗脳されてしまいました(笑)。
いやあ、かっこいいんですよ、ブッダって。お釈迦様ってクールすぎるんです。かっこいいし、冷静だし、超賢いし。たぶんイケメンだし(笑)。
そんなわけで、私も実は「萌え」てるのかもしれません。いや、絶対そうだな。ファン心理として髪型を真似てみたというか。
一日一食生活なんてのもその一環かもしれませんね。なんとなく痩せたい願望があるんですよ。あの「修行するブッダ像」みたいに。
というわけで、仕事上、ホンモノのお坊さんと接する機会もたくさんありましてね、それでまた、正直「萌え」てるわけです(アブナイ?)。
いや、実際ですね、あの袈裟着て叉手した僧侶の立ち姿の美しさ、座禅の達人のあの座相、黙々と塵をはく作務衣姿なんか、まあホントに美しいわけですよ。そして、読経の声…ドキドキ。
いずれ写真集とか出ないかな、いやさすがに不謹慎か、と思っていたら、思いっきり「まんま」なのが出て驚きました。
私も書店で中身を見ましたが、なかなかキレイに仕上がっています。純粋な信仰心や精進の心、崇高で神聖な寺の空気も感じることができますし、「萌え」の視点から見ても充分楽しめるのではないでしょうか(笑)。
私もたくさんの「美坊主」と出会って来ましたよ。この前お会いした東大出身の若いお坊さんも美しかったなあ。
あともちろん「萌え」的には、ボーイズラブならぬボーズラブの視点もありますな。これは歴史的にも正しい。江戸時代の浮世絵にもけっこう二重の意味でのBLがあったりしますからね(笑)。
不純は純粋さの、不倫は倫理の、不貞は貞淑の、不道徳は道徳の、不信心は信心の、不義は義理の、不潔は潔癖の中にあってこそ輝きます(なんてね)。一種のギャップ萌えということですな。
私なんかエセですから、純粋に見せかけての不純…等々(自分で書いてて恐ろしくなったので省略)により、きっと写真集にしたら発禁になるでしょう。いや、それ以前に全然「美」じゃないし(笑)。
しかし、たしかに時代は坊主に向かっていると感じます。ちょっと前までは、私のようなスキンヘッドは目立っていましたが、今では街でけっこう見かけますよね。ファッションになっているのでしょう。
あっそうそう、私の唯一この美坊主たちに負けないと思うのは、この富士山型の頭の形です。この前も某有名老師3名に揃ってほめられました。最近、また標高が高くなったようだし。もしかして、煩悩が噴火しそうで、山体が膨張してるとか(笑)。
Amazon 美坊主図鑑
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『失敗の科学』 マシュー・サイド (ディスカヴァー・トゥエンティワン)(2023.12.10)
- 『飄々と堂々と 田上明自伝』 田上明 (竹書房)(2023.12.07)
- ナイツ 『野球寿限無』(2023.11.15)
- 『松葉健康法』 高嶋雄三郎(2023.11.06)
- 廣松渉の「世界の共同主観的存在構造」(2023.10.25)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『失敗の科学』 マシュー・サイド (ディスカヴァー・トゥエンティワン)(2023.12.10)
- グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』(2023.12.06)
- 『首』 北野武 脚本・監督・編集作品(2023.12.05)
- バッハ『フーガの技法』を見る(2023.12.04)
コメント