10日以降中規模地震が増えそうです
更新が遅れております。よって、この記事は10日の夕方に書いております。なんだか今年は忙しいぞよ。
さてさて、遅れついでに、最新の情報を載せたいと思います。
今日ツイッターでも報告しましたが、10日から17日くらいまで、関東から東北の中規模地震(一般にはM5以上を指しますが、私は勝手にM4.5以上とさせていただいております)が増えると予想しています。
その根拠はウチで観測している富士山北麓のラドン濃度の変化です。富士山ラドン濃度と全国の地震の関係について(その2)という記事で紹介したように、どうも富士山のラドン濃度が上昇し始めた時から2、3週間後に関東東北の地震が増える傾向があります。
そして4月16日の富士山ラドン濃度と全国の地震の関係について(その3)記事以降のラドン濃度の変化は以下のグラフのとおりです。
ご覧のようにいくつかの小山がありまして、その対応地震も発生したのち、4月25日の17ベクレルから4月30日の33ベクレルまで、比較的大きな山が築かれました。17から33ですから、山の標高は16ベクレルとなります。それを6日ほどかけて登ったということになります。
過去似たような動きがあったのは、3月の上旬でした。3月4日の17ベクレルから3月11日の33ベクレルまで今回と同じ16ベクレルを8日ほどかけて登りました。この時は3月14日から中規模地震が多発しましたね。M6.1、M6.8が続けて発生したりしましたね。
今回もいちおうボトム(登山口)であった4月25日から10日後あたりから注意を喚起してきましたが、まだそこまでの大きな地震は発生していません。
しかし、M4を超える地震が増加しているのは事実ですので、今後さらにM6以上の地震が発生するおそれがあると考え、今日こうして記事にすることにしました。グラフに赤丸で示した明日から1週間くらいの期間が要注意だということです。
震源が浅くさらに内陸や陸に近い沿岸部でM6以上が発生すると、被害地震になるおそれがあります。そういう可能性があるということで、ぜひ関東東北の方々は注意していただきたいと思います。
M4レベルが多発して(つまり小出しにして)被害が出ないことを祈ります。
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