グラッペリとメニューイン
ウチに帰ってきた途端頭が痛くなって、熱をはかったら8度越え。忙しすぎたのかなあ。昨日は「have to」は素晴らしい!みたいなこと書きましたが、やっぱり程度というのはありますな(笑)。
さて、そんなわけで、今日はこれだけ。寝ながら聴いた音楽です。
ご存知ジャズ・ヴァイオリニストの巨人ステファン・グラッペリと、クラシック・ヴァイオリニストの巨匠ユーディ・メニューインの共演です。
二人はとても仲が良かったそうですね。それにしても、同じヴァイオリンでもこうも違うかというくらい違いますね。
メニューインのはいわゆる近代奏法です。グラッペリはジプシー・ヴァイオリンのテクニックです。どちからが正統派なのか、考えるまでもないでしょう。
私はバロック・ヴァイオリンを弾きますので、当然のこと、グラッペリのようなボウイングや発音が理想です。
しかし、不思議なもので、ジャズをやろうとすると、メニューインみたいになっちゃうんですよね。楽譜を見ながらメニューインみたいには弾けるけど、グラッペリのような即興は絶対無理。
ま、メニューインも、グラッペリに「あなたはいったいどうやって弾いてるんだい?」といつも言っていたそうですからね。ヴァイオリンを弾ける人ほど、グラッペリの奏法は理解不能な領域なんです。孤高の天才ですね。
最後はメニューインさんには退場願いまして、この曲を。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- ロバート 『大型新人〜船の汽笛が男を祝う』(2022.06.23)
- 仕事に集中したいときはテレマン!(2022.06.22)
- 《大勉強 by PHAETON 》Issue 4 死生ってる?(2022.06.17)
- C.F.アーベル 『ヴィオラ・ダ・ガンバのための Arpeggiata, Adagio, Allegro』(2022.06.16)
- ピンク・レディー 『Pink Lady in USA』(2022.06.15)
コメント