芥川龍之介 『好色』
↓これは直接関係ありませんが…
時間がないので他人のふんどしです。他人も他人、芥川龍之介。そして、ふんどしもふんどし、これは芥川の作品の中でもかなりの下ネタです。
いや、「好色」というからエロチックなのかというと、そうではなくて、シモもシモ、簡単に言うと、好きな女のクソを喰う色男の話です(笑)。
いやあ、面白いですね。過激ですね。一般にはこの作品は芥川ワールドにクソならぬミソをつけた作品と評価されていますが、私は好きですね。この壊れちゃった感と、しかし見事にリズミカルな文体と。いやあ、朗読したい作品の第一ですね。
これこそ私の考える「もののあはれ」の世界そのものです。雅ではなくて、不随意、不本意ということです。
ちなみに平中こと平貞文は1000年前の地震・噴火活発期に活躍した人物ですね。
縦書き文庫でお読みください。
最近、 田中弘毅さんの名朗読がYouTubeにアップされましたので、こちらでもぜひ(ちょっと音が悪いのが残念)。
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