『教育の不易と流行 江部満 編集者の歩み』 TOSS編集委員会 (学芸みらい社)
ギネスで世界一に認定された編集長
全く不思議な縁ばかりでビックリしどおしです。今日もお互いに「ありえない」と思う出会いがありました。というか、私は直接お会いしていないんですがね。
いや、そんなことが日常になってしまっていて、あまり驚かなくなっているかもしれません。人は「引き寄せの法則」と言います(笑)。
で、その方、この本を置いてゆかれました。この本にも登場している方です。ちょうどこの前、「教育の不易と流行」について書いた矢先でした。こちらの記事です。そのタイミングの良さにもちょっとビックリ。
ええと、最初に確認しておきますが、私は向山洋一が大嫌いです(笑)。生理的にダメです。その理由はこちらに書きました。私自身がある意味向山洋一の被害者だったからですね。
もちろん、そういう生理的な(感情的な)好き嫌いを抜きにすれば、彼の理論と実践、というか教育技術法則化運動の端緒となった彼の問題意識については、普通に評価していますし、私の今抱いていてる問題意識と重なる部分があることも認めます。
しかし、やはり私の教育理念とは相容れない部分が多すぎます。いや、理念じゃないな、それこそ生理だ。教育生理ですね。
私は「宗教」について研究し、「超宗教」的な生き方をしているモノですから、教育界にこういう「カルト」があること自体に、非常な嫌悪感を抱きます。いくら内容に価値があっても、それを取り巻く、いや信奉する人間たちに問題があるのは許せません。
おそらく、そうした信者たちは、私に対して理論的な攻撃をしかけてくることでしょう。しかし、私はひるみません。なぜなら、先ほど書いた「生理」があるからです。コトよりモノが勝つのは当たり前ですから、私は折伏されない自信があるのです(困った人でしょう…笑)。
というわけで、この本の主人公たる江部さんについても、今までは向山氏に対するのと同じような感情を抱いていました。ある意味敵の参謀だと思っていた。この本を一読してまた、その感を強くしましたが、しかし一方で江部さんとは案外話ができるかなとも思いました。そこまで生理的な嫌悪を感じないからです(というか、実際に会ってないからか)。
まあ、最近は日教組関係の方とも仲良く話ができるようになりましたし、もうなんというか、もっと大きな視野でものごとをとらえ動かして行かないとどうにもならないということが分かりましたからね。向山教の教義についても、もっとちゃんと勉強しなければいけないかもしれません。単に嫌悪しているだけじゃダメなのでしょう、これからは。
そうなんですよねえ、最近は「敵」と思っていた人たちがウチに集まってくる(笑)。
そのうち、向山氏とも笑顔で話ができるかもしれませんね。事実、あの頃の同窓会をやろうという話もありますから。
今日いらした方は、ある意味向山教の信者であるわけですが、また別の方面では、私と同じ「宗教」を信奉しているという全く不思議な状況でしたので、ぜひとも一度お会いしてお話しをしてみたいと思いました。
いやあ、まったく縁というのは不思議ですね。そして、不思議な縁には必ず意味があるはずです。これをチャンスに私の人生のお仕事を更に進めていきたいと思います。
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