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2012.03.11

富士山ラドン濃度と全国の地震の関係について(その1)

 その2も必ずご覧下さい。

 れから1年。いかなる言葉を並べるよりも、心静かに祈ること、そして実際に行動することこそが、犠牲者の方々への追悼となると思います。
 行動とは何か。具体的に言えばこういうことです。
 「防災、減災につとめ、驕りや油断を捨て、自然に対して謙虚になる」
 私にとってはこれがまず最初の義務であると思います。そういう意識と行動あって初めて、被災地への支援があり、復興への協力があるのだと思っています。
 さて、そういう前提に基づいて、私は震災後いろいろな挑戦をしてきました。その中には、小学生時代から続けている「地震予知」も含まれます。
 この間40年、本当にいろいろな地震予知の方法を模索してきました。潮汐力、地震雲、電磁波、湖の水位、FM波、 UHF波、動物の異常行動、体感などなど、枚挙に暇がありません。
 そして、それらを総合的に組み合わせて来たわけですが、それでも1000年に一度の超巨大地震を予知、予測することはできませんでした。
 かと言って、敗北宣言を出し、完全にあきらめてしまうわけにはいきません。これは戦いというよりは、自然から何かを学ぼうとする姿勢です。だからこそ負けという観念はないわけです。
 さて、そうした飽くなき試みの一つとして、最近ラドン濃度の測定を始めました。地震の発生とラドン濃度の関係は、ずいぶん前からいろいろなところで語られてきました。しかし、ラドン濃度の測定器が比較的高価なこともあって、なかなかそこにまで踏み込むことができなかったのです。
 しかし、あの震災が起き、正直もう少し早くから取り組んでいればよかったと後悔しました。ここ鳴沢村字富士山は言うまでもなく活火山富士山そのものであり、3枚(考え方によっては4枚)の大きなプレートの出会う地点です。
 あえて科学的でない表現をするならば、富士山は日本の臍下丹田だと感じます。パワースポットという言葉はあまり好きではありませんが、やはりここに住んでいると得も言われぬ力を感じざるを得ません。
 臍下丹田ということは、ヘソ自体ではないということです。では、ヘソはどこかというと、長野松代の皆神山だと思っています(勝手に)。
 まあ、それはいいとして、とにかく、ここ富士山では、日本中の気脈が交差しており、日本中の気が集中している所だと感じるのです。まさに、日本の象徴、日本の中心です。
 ですから、富士山で様々な現象を観察、観測することに大きな意味があると思いますし、いつの間にかここに引き寄せられて住むようになった私の人生の意味も、実はそんなところに結びついているのではないか、最近強く思うのです(勝手に)。
 というわけで、今日は3.11から1年ということもありますので、11月から秘密裏に開始していたラドン濃度測定結果から考察されることを皆さんに紹介しようと思います。
 ちなみに今回データとして利用したのは、観測環境が確定した2011年12月14日から本日2012年3月11日までのものです。たった3ヶ月分ではありますが、これだけでも明確な関連性が読み取れましたので、ここに開示いたします。
 では、次のグラフをご覧下さい。
 折れ線グラフは富士山北麓標高1200メートルにある自宅で、朝と夜2回測定したラドン濃度です。単位はベクレル毎立法メートルです。
 棒グラフはこの期間に日本とその周辺で発生したM4.5以上の地震です。単位はマグニチュードです。色分けは凡例にありますように、私の勝手な分類です。富士山からの距離や、プレートの位置などを考慮して実験的に分けてみました。要するに、私の勘による「富士山との関係の距離」による分類です。そういう意味で関係が近いものは濃い色で、遠いものは薄い色で表現されています。

(↓3月28日版です)
20120329_80917

 どうでしょうか。誰が見ても明瞭な傾向があると思うのですが。富士山のラドン濃度が上昇している期間、特に山頂を築こうかというところ、トップのあたりは中規模以上の地震の空白域になっています。
 逆に下り坂、特にボトムの部分で多くの地震が発生しているように見えます。2月中旬から下旬にかけて、まるで台地のように数値が高めの日が続いていますが、これは、いろいろな地域の中規模地震の前兆としていくつかの頂点ができて、その結果、富士山ではなく八ヶ岳のような山容になったという感じがします。
 その結果、3月に入ってからのボトムの方もあまりはっきりしません。2月の28日29日に地震が頻発し、上昇し始めたここ数日に中規模地震が起きたのも、そのように複数の山と谷が重なっていると考えれば説明がつきます。
 ちなみに最も鋭いピーク(38ベクレル)をなした1月15日のあと急落し、28日のボトム(13ベクレル)に見事に富士山直近の道志川断層(山梨県東部富士五湖地方)で群発地震が始まりました。
 これが今後も一定のパターンを示すようであれば、鋭く高いピークのあとボトム付近で、富士山近くを震源として地震が発生すること、やや高めの台地が形成されると、低下が始まってからいろいろな所で中規模地震が発生することが予測されます。
 いずれにせよ、もしこの相関関係がある程度再現性があることが確認されれば、その原理の解明は別として、発震1週間、2週間前に「警告」を出すことはできそうです。ただ、現在のところ、震源の場所を特定するのは難しい。富士山からの距離はある程度分かりますが…。
 今後こうした測定と分析を続け検証を続けていくつもりです。そして、従来続けてきた他の観察対象と複合的に自分なりの予測をしていきたいと思っています。
 科学者ではなく国語教師だからこそできる試みとも言えるかもしれませんね。幼い頃は科学者を夢見ていましたが…結果として挫折して良かったのでしょうか。

富士山ラドン濃度と全国の地震の関係について(その2)

(毎日のラドン濃度はツイッターで報告しています)

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