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2012.02.06

キース・エマーソン・バンド 『Moscow(DVD)』

Keith Emerson Band
51kxwgjld9l 人から「これを観ないでは死ねない」と言われ購入したDVD。たしかにこれはすごい。これが1000円そこそこで手に入るなんて、まあなんと幸せな時代なのでしょう。
 ちょうどこの前、エマーソン・レイク&パーマー 『 Live in Japan(1972年後楽園球場)』を紹介しましたね。あれはあれで若かりし頃のキース・エマーソンの素晴らしいパフォーマンスだったと思いますが、やはりこちらの方が数段ステージが上ですね。
 昨日の「禅」の話じゃないですけれど、やはり究めて窮めて極めるとこういう「形」になるんだなと。表現ではなくて、本物それ自体なんですよ。誰も真似できない。
 EL&Pでないからこそ、このクオリティーだとも言えましょうか。ヴォーカル&ギターのマーク・ボニーラはじめ周りを固める「職人(弟子)」たちによってより高められたエマーソン老師という風情ですね。
 屹立する(大)Moog様が、そこに鎮座する仏像、いや曼荼羅図のように感じられたの私だけではないでしょう。ここまで来ると、もう無機物であるとか、機械であるとか、電子機器であるとか、そんなことはどうでもよくて、全てが「自然」の造物であるという感じがしてきます。
 それにしても、この「形」はすごいですね。キース・ジャレットやパット・メセニー、そしてイチローについての記事などで書いてきましたよね、「超一流は独自の形になる」と。それは一般的には「変」であり、誰も真似できないと。ここでのエマーソン老師の指使いというか手の形というか、これは「変」ですよ。鍵盤を弾く方ならお分かりになるでしょう。真似のしようがありません。
 この手さばき、指さばきは、「気」を操る領域ですね。もちろん機械を操作しているのではない。昨日の宮戸さんとの話で言えば、「合気道」の植芝盛平という感じですよ。特にテルミンに対峙した時(笑)。
 その他、もろもろのことはぜひともAmazonのレビューをご覧下さい。私なんかより彼らに詳しい方々が皆興奮して表現しています。
 探していたら、ありました!このDVDの中でも圧巻と言えるあの「LUCKY MAN」が!これを観て聴いて鳥肌が立ったなら、すぐにアマゾンでポチッとしてください。家宝になります。ちなみにリージョン・フリーのようです。日本のプレイヤーでちゃんと再生できます。

Amazon Moscow(DVD)


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