ネコと和解せよ
地震で切迫している時にこんなネタですみません(笑)。
いや、私はそんなに切迫していないのですよ。昨日書いたとおりです。
おとといその地震が起きてから、私たち家族は東京に向かいしました。私は半蔵門にてコンサートの練習、他の女子たちはアキバへ。
最近娘たちが「東方」にはまっていて、そのグッズを買いに行ったようです。そして、実際にフィギュアやらCDやらを買い込んできました。
カミさんはカミさんで仕事で使うとか言って、ギコとかモナーとかキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!とかのハンコをたくさん買ってきました(笑)。
そして、私に「お土産」として買ってきてくれたのがコレ。
ツボすぎます。さすが我が家族!
もちろん、これはアレのパロディーであります。そう、いつかもこのブログで書きました、特に東北地方に多く見られる、あの黒地に白&黄色の文字で書かれた「キリスト看板」です。
その代表的コピーである「神と和解せよ」の「神」をネコに変えたものですね。これは2ちゃんなんかでは有名なネタでしたが、ステッカーまであるとは…。
このネタのすごいところは、「神」という文字をただ「ネコ」にして、キリスト教を猫教に変えただけではないというところでしょう。もちろん、ネット上の、すなわちオタクたちの多数派宗教は「猫教」ではありますが、そういう意味だけでなく、「神」という字を「ネ」と「申」に分けるという、ネット上の伝統文化さえも取り込みつつ、かつ「申」の一部を黒で塗りつぶすことによって「コ」を現出させるという高等テクニックも使われているのですからね(笑)。
だからデザイン的にネよりもコの方が小さいわけです。その実際例(?)を紹介しているのが、こちら「本日のネコと和解せよ」です。
ちなみにオリジナルの「キリスト看板」コレクションはこちらがなかなか充実していますよ。
この「キリスト看板」ですが、宮城県を本拠地としている「聖書配布協力会」という団体が全国に設置して回っているものです。
彼らは比較的穏健な布教活動を行なっています。私、一度彼らと宗教問答やったことあるんですよ。この写真を撮った時です。
ある朝、我が高校の正門近くで彼らが小冊子を配布していたんです。ウチの学校は思いっきり仏教系ですから、生徒たちも半ば驚き半ば面白がり多少気味悪がってそれらをもらっていました。
宗教研究家の私としてはこのチャンスを逃すわけにはいかない。私も得意のスキンヘッドを活かして、いかにも坊さん然として一人の女性に近づいていきました。
彼女は外国人でした。白人です。片言の日本語でした。「どこからいらしたんですか?」「ミヤギです」「ウチの学校は仏教系なんですよ」「ソウデスネ、ソウデスネ」「仏教とキリスト教の違いはどう思いますか?」「ソウデスネ、ソウデスネ」「仏教は寛容ですからキリスト教を受け入れますが、キリスト教は一神教なので、そのへんどうなんでしょう」「ソウデスネ、ソウデスネ」…。
というわけで、まさに禅問答のような感じでして、私エセ坊主の完敗でありました(笑)。
調べてみると、この団体のスポンサーさんには、ウチの学校もお世話になっているようでして、まあ不思議な仏縁だなあと感心してしまいました。
さてさて、このステッカー、どこに貼ろうかな。車?iPhone?職員室の机?
いや私のおでこに貼りましょうか(笑)。なにしろ、ウチの黒猫ミーといまだに和解できていませんから。
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