エマーソン・レイク&パーマー 『 Live in Japan(1972年後楽園球場)』
今日も時間がないのでロックのネタです。てか、なぜ時間がないとロックなのか?w
たぶんロックは理屈ではないからでしょう。自分にとってはロックは少年時代の記憶、少年の心ですから、大人の理屈なんか寄せ付けません。
昨日のボヘミアン・ラプソディから、今日はさらに懐かしいところへトリップ。
クイーンも今考えれば思いっきりプログレですよね。特にボヘミアン・ラプソディはクラシックとロックの融合というよりも、すでにクラシック音楽の領域です。
そういう意味で最近かなり本格的に「クラシック化」した EL&P を取り上げます。日本初来日時の貴重なライヴ映像です。1972年7月22日後楽園球場。
私は当時8歳ですから、さすがに EL&P は聴いていませんでした(笑)。彼らに出会うのは中学生になってからです。展覧会の絵はレコードがすり切れるまで聴きましたね。
その後バロック音楽に興味を持ちヴァイオリンを弾き現在に至るのは、はっきり言ってプログレのおかげです。ロックとバロックの親和性というのはもともと高いのですね。基本、オン・ザ・ビートの譜割りですし、ポリフォニーなところとか、即興性とか。
で、この映像は本当に最近初めて観たんですよね。これは当時の東京12チャンネルで生中継されたものでしょうか。台風が近づいていたために、おそらくカメラにビニールでも被せてあったのでしょう、期せずしてものすごくシュールでサイケな映像になっています。
キース・エマーソンの弾くモーグもなんとなく調子悪そうですけど、それがまたある種の緊張感というか、独特のライヴ感を醸し出していますね。正直「かっこいい!」としか言いようがありません。
ではどうぞ。
そうそう、こちらで紹介した吉松隆さん編曲によるオーケストラ版「タルカス」が、NHK大河ドラマ「平清盛」で使われていますね。なんとも感慨深いなあ。おっと、動画があった。
キース・エマーソンと言えば、この曲も忘れられません。音楽にも言葉にも勇気づけられました。
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