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2011.11.17

初めての文化祭大成功!

オープニングは「夜明けのBEAT」にお神輿!
20111119_191152 の中学は開校して2年目。全校生徒たった38名ですが、だからこそ非常に濃密な教育活動が実現しています。私としては理想の教育ができているのではないかと自負しています。
 そんな環境の中で日々成長してく生徒たちのエネルギーを正しい方向に導くのが私たち教師の仕事です。
 そういう理想を追求すると、たとえば単なるカリキュラムとか年間行事予定などでは対処しきれないことばかりです。逆に言えば、特に縛りの強い公教育(特に大規模校)ではなかなか理想は実現できないということにもなります。
20111119_192406_2 今回の文化祭も、実は3週間ほど前に私が思いついて実現したものです。そんなことを言うと、なんといういい加減な学校なんだ!と目くじらを立てる方もいらっしゃるかもしれませんが、「今ここ!」という最良のタイミングを見極めるよう努めると、自然このような唐突なことにならざるをえないのです。
 これはちょっとまじめに考えればすぐに分かるはずのことですが、私たちは「学校」という固いがんじがらめの、反復性の強い「文化」に洗脳されているので、どうしても正しい思考と行動とが阻害されがちになります。
 昨日の音楽(文化)の話と同じなのです。一番大切なのは個々の「今」です。もちろん子どもの成長にはある程度の規則性があります。しかし、それを「学問」として理解したところで、実はほとんど価値はありません。
20111119_192506 まあ子育てをしてみると分かりますよね。自分の子どもでさえも、上の子と下の子とでは、同じことが全く通用しないじゃないですか。教室には他人の子どもが数十名単位でいるわけですからね。毎年同じ授業や行事をやって、たとえばそれがうまく行っても何の自慢にもなりません。それはこちらの経験値は高くなりますから「うまく行く」可能性も高くなっていくでしょう。そんなことは当たり前で、別に教師というプロでなくともできることです。
 結局は昨日の記事にも出た「一期一会」をいかに生きたものにするかということです。相手も自分も常に変化する「生き物(生物・ナマモノ)」なわけですから。
20111119_192539_2 というわけで、私の思いつき、そしてその他の教員や職員の同意も正しかったということを、生徒たちが証明してくれました。そう、こういうライヴな教育活動というのは、終わってみないと「うまく行った」かどうかは分からないのです。だから昨日まで、いや今日の今まで毎日ドキドキでした(笑)。
 この短期間に私たちの意図をくみ取り、そして想定以上の結果に昇華してしまう生徒たちの素晴らしい能力、可能性に感謝するととともに驚嘆せずにはいられません。ありがとう!すばらしい!
20111119_192604_2 1年生の演劇は、今回の文化祭での発表を想定したものではなく、特別活動の一つとして比較的早くから準備をしていました。これこそが今回の思いつきのきっかけだったんです。ある公立の先生に定期的に指導していただいていたのですが、ここへ来て非常にクオリティーが上がり、また生徒たちのモチベーションも上がってきていたので、これは絶対に舞台を用意してあげたいと思ったのです。
20111119_191838_2 2年生の方も、授業で地元出身の天才、フジファブリックの志村正彦くんの作品を扱う中で、彼の、まさにこの地に根ざした「音楽」「詩」「思い」というものに共感し始めていたので、彼をこの地で伝え続けていくという意味でも、ここがチャンスかなと思いました。
 「銀河」でのフォーメーション・ダンスでは心から体から湧き上がるエネルギーや思いを、「若者のすべて」の合唱とオリジナルPVでは、子どもから大人への階段を上る中で抱く夢や悩みを表現しました。
20111119_192137_2 お客様の中には志村くんのお母様もいらっしゃいました。終演後わざわざ私たちの所においでになり、ありがたいお言葉をかけてくださいました。
 「オープニングのモテキから感動しました…中学生の皆さんに歌っていただけるなんて…正彦にも見せたかった…本当にありがとうございました」
 お礼を言わねばならないのは私たちの方ですね。生徒たちは志村くんの歌から本当にたくさんのことを学んでいます。彼らの正しい成長を志村くんは後押ししてくれているのです。私は感謝と尊敬の気持ちをこめて、こうして地元の天才志村正彦の偉業と遺志を伝えていけたらいいなと思います。
 生徒数はたった38名ですが、結果として230名以上のお客様に来ていただき、会場は立見も出るほどの盛況でした。ありがとうございました。
 さあ次は何をしかけようかな。2年生には高校進学も意識させたい時期です。1年生はそろそろ大人への入り口を開けてもらいたい。とりあえず来週は地域の奉仕活動(落ち葉拾い)と文化祭の反省会(焼き芋&お好み焼きパーティー)だな(笑)。
 これからも生徒たちと、そして職員室の皆さんと一丸となって生きた教育活動、学習活動をしていきたいと思います。皆さんよろしく!


ps 今回の舞台富士吉田市民会館小ホールと同じフロアにあるギャラリーで12月23日、24日「志村正彦展」が開かれるそうです。

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コメント

先生、初めての文化祭大成功、おめでとうございます!!
記事を読ませていただいただけでも、先生方のまっすぐな想いや、生徒さん達の生き生きとした様子が想像でき、胸が熱くなってしまいました。
本当に、志村くんの歌はいつでも私たちに寄り添い、そっと背中を押してくれますよね。
志村くん、ありがとう。
「志村正彦展」、私は伺えそうにもなく、とても残念ですが、たくさんの方々が訪れ、あたたかい想いに包まれた展示会になること、遠くから願っております。

投稿: 松原恵子 | 2011.11.20 10:50

いつも楽しく読ませて頂いてます。
楽しそうな文化祭の様子が伝わってきました。
出来ましたら合唱を聞きたいのですが無理でしょうか。

投稿: ユミ | 2011.11.20 20:51

たびたび失礼します。

やはり〜!!!
17日に市民会館でお会いした生徒さんたちは 先生のところの生徒さんだったんですね!
お墓参りした際に“おじさま”にお目にかかりまして 志村正彦展について伺ったのですが テンパってしまって日にちがあやふやだったため 市民会館に行ったんです。
でも なんだか勇気がでなくて聞けなかったんですが…
通り掛かる生徒さんたちがみなさん大きな声で挨拶してくださるんですよ。
こちらも嬉しくなりご挨拶。
富士山ホール側で先生らしき方を見かけたのでもしやと思っていました。

ホントに素敵な生徒さんたちですね。
そして素敵な教育を受けている。
うらやましいです!!!
うちのコたちも素敵な先生に巡り合えたらいいな。
先生から志村正彦展についてお知らせいただき とても嬉しいです!!!

投稿: さお | 2011.11.27 01:05

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