「money」という「monster」
今日はもう19日です。だいぶ遅くなりましたが、頑張って追いつくように記事を書きましょう。
まあここのところなかなか忙しい毎日でした。とても充実していて感動に満ち、それこそお金に換算できない幸福感を味わわせていただいています。
そう、今日はその「お金」に関わるお話です。
今までも何度か「お金」の悪魔性や記号性などについて書いてきました。今日はその総括的な話になるかもしれませんね。そして、ある意味未来の予言になるかもしれません。
以前、どこだったかな…えっと…ああここ(モンスターのお話)だ。
『monsterの語源を遡ると、monēreに行き当たります。monēreは警告するという意味だそうです。やはりかの国でもmon-という音は、日本語の「モノ」と同様、不随意、想定外を表したのでしょうか』
と書いてありますね。そう、これはそのとおりです。
で、実はお金(貨幣)を表す英語「money」の語源も「monēre」だったのです。すなわち、moneyもmonsterも「警告」という意味から発しているのです。
モンスターの方はなんとなく分かりますが、マネーが警告というのはどういうことなのでしょう。一般に言われている説を紹介します。
ローマ神話には、Junoという結婚の女神が出てきます。Jupiterの奥さんです。ご存知のようにJunoは英語のJune(6月)の語源ともなっていますね。ジュン・ブライドもここから来ています。
Junoは新郎新婦に結婚にあたって忠告(託宣)を与える役もしていました。そのためJuno Monetaとも呼ばれていました。Monetaはイタリア語で「警告する」「諭す」という意味だそうです。そう、このMonetaの語源もまたラテン語のmonēreなんですね。
で、ローマの銀貨にはJunoの姿が描かれ、その周囲に「MONETA」の文字が刻まれていました。それがいつのまにか、「貨幣」「お金」自体を表す語となりました。今でもイタリア語ではmonetaは貨幣や通貨を表す言葉です。
それがヨーロッパに広がり、英語ではだいぶなまって「money」となったというわけです。
すなわち、英語のmoneyもmonsterも、その語源は「monēre」に至るというわけです。お金も化け物も「警告」「神からの託宣」という意味があるわけです。
さらに私は日本語の「モノ」の語源もラテン語の「monēre」だと、いやいや「monēre」の語源と同じだと考えているわけです。まあ、これはさすがに行き過ぎ、トンデモだと言われそうですが(苦笑)。
その真偽は別として、とにかく「お金」と「化け物」と「モノ(ノケ)」の語源が同じというのは、ちょっと面白くないですか?私には、それが実にしっくり来ますがね。
本来「お金」というものは、神から与えられた警告であり、そういう意味では、私の言う「モノ(もののけのモノ)」であったわけですが、近代以降我々はそのモノを「コト化」してしまいました。自分たちの欲望を満たすための道具としてしまい、しまいにはそれ自体を売り買いする「マネー経済」にまで仕立て上げてしまいました。
私は今年の終わりから来年にかけて、この馴致されていた化け物がとうとう暴れ出すと考えています。つまり、思い通りに、法則的に動くと思われていたマネーが、アンコントローラブルな存在になってしまうということです。
それがギリシャやイタリアの財政・経済・金融危機から始まりそうだというのは、実に皮肉で興味深いことです。
そうなった時、我々はいったいどうなるのか。どう対処すればいいのか。モノノケを調伏するために必要なモノやコトはなんなのか。
モノがコトを経てモノに帰るということは、自然が人為を経て自然に帰るということです。コトは窮められるとモノに至るのです。このたびの大災害などを通じて、それこそが唯一絶対の真理であると、私は悟りつつあります。
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