親指シフト対応!デジタルメモ 「ポメラ」 DM100 発表
本日のビッグニュース!
オアシスポケット再降臨!…と言ってもなんのことやら分からない人がほとんどでしょうね(笑)
いやあ、ワタクシ個人としてはですね、苦節15年を経て、やっとプロレス(IGF)が総合格闘技を呑み込んで大晦日に大きな興行をやってくれるのと同じくらい嬉しいニュースです。
こっちもまさに苦節15年。富士通のオアシスポケット3を買ったのが、たしか95年だと記憶しています。それからずっと私のモバイル環境には「親指シフト」は基本存在しなかったのであります。
そして、ついにこの日が来ました!なんと今度のポメラは親指シフトに対応したのであります。まさか、ここで復活するとは…。
いったいどれだけ隠れプロレスファン、いやいや親指シフターがいるのでしょうか。どんだけ潜伏していたのでしょうか。
親指シフト…ご存知の方はご存知でしょうか。詳しくは7年前に書いたこちらをご覧下さい(と言っても具体的な話は書いてありませんけど)。
つまり私は一般的なローマ字入力もカナ入力も、あるいは「親指入力」も大の苦手なのです。今も、こちらの写真のように、MacBookに富士通製の親指シフトキーボードをつないで文章を書いています。
そんなすっかりマイナーになってしまって、ほとんど難民というか、絶滅危惧種みたいになってしまった親指シフターのために、こんな素晴らしい製品を作ってくれたキングジムさん、本当にあなたは偉い!メーカーの鑑です。
親指シフト抜きにしても今回のポメラを素晴らしい。2秒で起動。BluetoothでiPhoneやiPadのキーボードとして使える。縦書き表示ができる。単三電池で30時間稼働。その他いろいろ…。もうほとんど完璧ですね。
筐体は小さくなれど、どんどん中身が重厚長大になり続けてきたデジタル機器の中で、このポメラくんはもともと異彩を放っていました。ある種の割り切りと、真の実用性の追求から生まれたニッチな名品でした。
だからこそ、我々親指シフターたちは無理を承知で「ぜひ親指シフト対応を!」と願ってきたのです。実際そういう声はネット上などにずいぶん上がっていました。しかし、まさかその夢がこのタイミングで実現するとは…正直皆さん驚きでしょう。
もうこれは買うしかない!?
しかしですね、実を言いますと、ワタクシ、写真のオアシスポケットを2、3と二台購入したのですが、あんまり日常的には使わなかったんですよね(苦笑)。出先で文章書くことって、実はあんまりないのです。だから今回ポメラを買っても…いやいや、これはある意味記念碑的に手もとに置いておくべきでしょう。もしかすると、本当に記念碑的な作品になるかもしれません。
これが本当に最後の純正親指シフト対応製品になるかもしれませんし、逆にここから再び「快適で快速な入力方法」として「親指シフト」が復活、繁栄していくかもしれないからです。
前も書いたように、ローマ字入力の効率の悪さから来る、日本国の経済損失は膨大だと信じています。これはまじですよ。思考回路自体に影響を与えています。今、「日本を守れ!」ということが各所で叫ばれていますが,実はこういうところから始めるのも大切なのでは。
ちなみに最近で言えば、勝間和代さんがさかんに親指シフトを宣伝してくれていました。今回の製品化ももしかすると勝間さんのおかげの部分もあるかもしれませんね。
さ〜て、とりあえずは実機を叩いてみたいものです。私にとっては「演奏」に近い感覚ですから、いったいどういう「楽器」に仕上がっているか、そしてどんな素晴らしい響きを私の脳にもたらしてくれるか。非常に楽しみです。
Amazon ポメラDM100
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