本日の地震雲(2011.8.18)
今日は地震活動が活発でしたね。そんな中、富士山にやや気になる雲が出ていたので撮影し、ツイッターで紹介しました。
それをここにも再掲しておきます。というのは、現在(19日朝)の段階では、対応する大きな発震は認められないからです。つまり、ここ数日の間にM6以上の地震が起きる可能性がまだ残っているということです。いちおう注意を喚起しておきます。
まず午前中に撮影した写真です。私がこのようなことを時々言うからでしょう、生徒たちは私の顔を見るなり「先生、今日地震ある?」とか「あれ地震雲じゃない?」とか質問してきます(笑)。私は予言者でも科学者でもないので、「分からない。あるかもしれないしないかもしれない」と言ってはぐらかしますが、なかなか納得してもらえません。
おそらく私なりに富士山上空の雲をよく観察し、最終的には自分の感覚を信じて、「今日は大きめの地震がありそう」と言っているんでしょうね。それがけっこう的中するものだから、生徒たちはこういうふうに聞いてくるのでしょう。
狼少年みたいだったら、「ああまた言ってら」とか「ウソつき」とか言われておしまいでしょうから。案外私の勘も信用されているということでしょうかね。
で、今日も生徒のおかげで空を見る機会がありました。職員室でたまった仕事をやっつけていると、生徒数名が来て、先ほどのような質問を私に投げかけてきました。そして、窓から空をのぞくとこんなふうな景色が。
この写真のどこが地震雲なのかとお思いになる方もいらっしゃるでしょうね。こちらに詳しく書きましたように、私の地震雲に関する考え方はある意味科学的な態度を超えていますので、なかなか理解されない部分もあります。
しかし、たとえばこの写真で言えば、富士山上空北西側に広がったうす雲は、そうそうしょっちゅう見られるものではありません。そして、その南端がきれいな直線状になっているのも気になりますね。
続いて午後3時頃に撮影した写真です。
これはもっと全体を撮影しておくべきだったと後悔しています。富士山の北東方向です。こうしたいわゆる龍体型の雲が弧を描いていました。これはその中央付近です。つまり南北に伸びているということですね。
富士山上空に限らず、一般にこうした棒状、縄状、筋状の雲は、偏西風の影響を受けて東西方向に伸びることが多くあります。今日も基本そういう空だったのですが、この富士山の北東方向だけは南北方向に伸びる雲が多数見られました。
これだけでも、私としては「デザイン」的に「いやな感じ」がするのです。そして、今までの経験からTwitterでこうつぶやきました。
「朝から東にも気になる雲があります。今も地震活動が盛んですが、関東含めしばらく注意が必要と思われます」
その後も東北から関東にかけての地震活動は活発で、19日の0時39分には茨城県南部を震源とする震度3の地震も発生しました。
しかし、この地震はM4程度ですから、心配される中〜大規模地震とは言えません。そういう意味でももうしばらく注意が必要かなと思います。私たちはついつい震度で地震を計り、記憶してしまうものですが、実際にはマグニチュードで判断するのが正しいのは言うまでもありません。
なお、最も最近で「当たったね」と言われたものはこれです。11日の午後に撮影しTwitterにも載せたものです。
ご存知のように12日の明け方3時22分に福島県沖を震源にM6の中規模地震が発生しました。ワタクシ的にもM6レベルかなと周囲に言っておりましたので、結果としては「当たった」ということになるのでしょうか。
ただ、いつも書いているように、私はこれを「地震予知」だとは思っていません。3月11日の予兆であったかもしれない3月3日の地震雲を記録、掲載しなかったことに対しての反省に基づく行動ですので、皆さんも「当たる」「当たらない」という次元でお考えにならないようにお願いします。
最後にもう一つ確認。なぜ富士山上空で、他の地方で発生する地震に関連する雲が発生するのかということですが、私としては、やはりここが4枚のプレートの接合点であるということに理由があると考えます。
これを非科学的に言うと、富士山は日本という龍体の丹田にあたる、ということになりますでしょうか。まあ、こういう言い方をすると嫌悪感を抱く方も多いのですが(苦笑)。
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