Anne Murray 『You Needed Me』
昨年開校した中学も2年目。中学2年生の面倒を見るようになって、ますます思い出すことがたくさんあります。人生の大変革期、今で言うなら「中二病」の発症時期ですね(笑)。
私も当時の少年のご多分にもれず洋楽などをたしなみ、ビルボードのヒットチャートをAMラジオを聞きながら記録するなどということをやっておりました。
そして、お気に入りの曲があればFM雑誌で放送日時を調べてはエアチェック。オープンリールに録りためたものをカセットに落として編集…ははは、時代を感じますな。
で、そんな中でのお気に入り、まあいろいろあったわけで、たとえばELOなんかについては、このブログでも書いてきましたね。そうしたロック系以外でもけっこう好きだった曲がありまして、この曲なんかもずいぶん繰り返し聴きました。
これって今の中二の生徒なんかと比べると、かなり大人びていますよね。こんなのオレだけかな(苦笑)。いや、そうじゃなかったと思います。
このアン・マレーの「辛い別れ」なんか、たぶん自分にも「辛い別れ」があったんでしょうね。かなり思い入れたっぷりに聴いていました。
でも、今考えると、これって別に別れの曲じゃないですよね。大人になってみるともっと普遍的な意味がありそうな気がしてきます。
音楽的には、当時はあまり知識がなかったので、どちらかというと単純な曲だと思っていましたが、いろいろ音楽について知ると、これがまたシンプルなようで、けっこう職人技で作られた「よくできた曲」であることが分かりますね。
音楽の楽しみの一つは、こうして自分の歳によって聴こえ方、読み方が変わってくることでしょう。
ビルボードで1位を獲得したこの曲。日本でも向田邦子ドラマのテーマソングになったりして、比較的知られている曲かもしれません。
世界的にも何度かカバーされているスタンダード・ナンバーの一つと言えそうです。
それでは、いくつかの動画をご覧下さい。アン・マレーという人、私はこの曲以外ほとんど知らないのですが、カントリー畑ではかなりの実力者なのですね。
アン・マレーのオリジナル・ヴァージョン(歌詞付き)
アン・マレーのライヴ・ヴァージョン
Boyzoneによるカバー・ヴァージョン
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- AIで創る「新しいバロック音楽」(2025.05.14)
- 古文訳J-POP(有隣堂しか知らない世界)(2025.05.12)
- 『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品(2025.05.08)
- 『Baby, I Love You』by Suno AI v4.5(2025.05.07)
- 『Tokyo Jazz』by Suno AI v4.5(2025.05.04)
コメント