2011年の富士山とフジザクラとミツバツツジ
今日から明日にかけて「接心」という行事が行われます。一泊して雲水さんの真似事をする学校行事ですが、言語よりも静寂、自由より束縛を重視するあの時間と空間の中での緊張と弛緩は、私たち普通の人にとって本当に非日常であり、自らや世界を省みる貴重な機会となります。
というわけで、その準備などで忙しい(私なんかが礼法の講師をつとめたりするものでして…苦笑)し、今夜及び明朝更新ができないので、今朝通勤途中に撮影した写真を載せるだけにします。
昨日の記事とも関連していますね。フジザクラはコノハナサクヤヒメの分霊ですし、ミツバツツジはそのまま瑞霊、富士山はそれ自体ご神体ですからね。三役揃い踏みといったところです。
富士山と言うと、まさに晴れ渡った全景がはっきり見える、すなわち裾野までしっかり見えた姿を連想する方が多いと思いますが、実際身近に接していますと、雲間から現れる瞬間こそが最も神々しいと感じるものです。
今朝はちょうどそんな感じでした。富士顕現の瞬間とでも言いましょうか。この感動は写真ではなかなか伝わらないものです。
特に今日は花の咲いている前景がそれこそ花曇りの明るさだったので、富士山との光量の差がありすぎて肉眼での実感をうまく記録できません。iPhoneのHDRやら、レタッチソフトやらを使ってみましたが、とてもとても人間の目でとらえた感覚には近づきませんね。しかたありません。
晴れていると、こんな感じやこんな感じになるんですけどね。まあ、今年のは今年のでいい味が出てますかね。
では、どうぞ。少しずつ姿を現す様子をご堪能ください。
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コメント
おはようございます。
写真からでも富士山の神々しさが伝わってきました。
富士山を見にふらっと出かけるなんてことのできない遠い土地で生活している私にとって、とてもありがたいです。
富士山とフジザクラとミツバツツジ...最強ですね!!
会ったことのない志村くんにも会えたような気がします。
今日は少し気合いを入れなくてはいけない日なので、朝から勇気をもらいました。がんばろうっと!!
投稿: 松原恵子 | 2011.05.08 06:18